公園の手品師
作:宮川哲夫 曲:吉田正
鳩が飛び立つ公園の
銀杏は手品師老いたピエロ
薄れ日に微笑みながら
季節の歌を
らららん らららん らららん
歌っているよ
貸してあげよかアコーディオン
銀杏は手品師老いたピエロ
雲が流れる公園の
銀杏は手品師老いたピエロ
口上は言わないけれど
慣れた手つきで
らららん らららん らららん
カードを撒くよ
秋が行くんだ冬が来る
銀杏は手品師老いたピエロ
風が冷たい公園の
銀杏は手品師老いたピエロ
何もかも聞いていながら
知らん顔して
らららん らららん らららん
すましているよ
呼んでおくれよ幸せを
銀杏は手品師老いたピエロ
銀杏は手品師老いたピエロ
フランク永井が低音で初老の孤独を
切々と歌ったこの歌は、歌謡曲は低俗と
思っていた若者の間にも流行ったな。