
創建は1251年(建長3)頃、開山は真聖国師真阿、
開基は北条時頼(5代執権)と北条長時(6代執権)、
北条長時より始まる赤橋流北条氏の菩提寺となりました
赤橋流と言えば、1333年の鎌倉攻めの際、
新田軍と洲崎合戦を繰り広げた最後の執権・赤橋守時が有名です。
守時は自刃しましたが、娘の婿が足利尊氏だった関係で、
室町時代には足利氏から庇護されました

仏殿には、阿弥陀(過去)・釈迦(現在)・弥勒(未来)の三世仏、
以前は本尊が祀られてましたが今では収蔵庫に移されてます

先週まで東京国立博物館にお出かけしていたご本尊の阿弥陀三尊
お帰りになるのを待っておりました
脇侍の観音・勢至菩薩は、ちょっと首を傾けて優しいお姿。
脇の方には足利直義の念持仏と伝えられる矢拾地蔵さん
もともとは真言・天台・禅・律・華厳・三論・法相・浄土の八宗兼学だったためか
中尊の阿弥陀如来像は、普通の阿弥陀さんではありません。
宝冠をかぶり、衣には土紋装飾が施されてます、
上品中生の説法印、ちょっと手つきがややこしいです

裏山に登ると大島が見えました

網引き地蔵さん

冷泉為相のお墓、
阿仏尼は、藤原為家の側室でしたが、為家の没後、
先妻の子と実子為相との間で起こった訴訟のため
鎌倉に下向、十六夜日記を書きました。
息子の冷泉為相も鎌倉に下り、浄光明寺の近くに住んだようです

横の方からですが懸崖のビャクシン、
美の壺でやってましたが、阿弥陀来迎に見立てられます

いただいた御朱印です
盛りだくさんの歴史が詰まったお寺でした

お寺を出ると柳さんのお宅、ナニワイバラが一輪咲いてました
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