中東全域で食べられている、ひっくり返す、という意味の料理なんだそうだ。
本物を食べたことはない。
じゃあ、なんで作ろうと思ったのか、というと、ちょっと回りくどい。
TBSラジオの たまむすび という番組中の あねたま! というコーナーで、ナスの炊き込みご飯の
レシピを取り上げていた。
初めてきいたレシピで興味を持ったので、なぜだかそのレシピの載っているHPにはいかず、検索をかけてみた。
そうしたら、クックパッドのマクルーバというページに飛んでしまったのだ。
なんだかエスニックでおいしそう!
ふつう?の炊き込みご飯よりもマクルーバのほうに俄然やる気が出てきてしまった。
クックパッドのレシピは2つしかなかったが、検索をかけると出てくること、出てくること!
それで、手持ちの材料とか道具とかいろいろアレンジして作ってみた。
具は鶏もも肉、ナス、そしてジャガイモ。
あとは玉ねぎとかトマトとか。
この夏にモロヘイヤのエジプト風の食べ方を調べて作ってみたこともあったのだが、
この料理とマクルーバのスパイスの使い方の共通点を見つけた。
インド風のカレーをアレンジして作ったことがある。
あれはいろいろな種類のスパイスを組み合わせるのだが、
土台となるのが、コリアンダー、クミン、ターメリック、だとわたしは思う。
しかしそれだけでは物足りなくって、ショウガ、ニンニク、コショウ、トウガラシに、
クローブ、カルダモン、フェネグリークあたりは加えたいところ。
まあインドは広いので、乱暴にまとめてみた、としかいえないが。
それに比べるとマクルーバやモロヘイヤのスープは、
コリアンダー、クミン、ニンニク、というのが基本のようだ。
インドから引き算した感じか。
ネットで見たマクルーバのレシピ達は多様なので共通しているのはそんなところだと思う。
ちょうどうちにはホールのカルダモンがいっぱいあったので、
この際ケチらずにたくさん入れてみた。
香り高くておいしい!
油もオリーブ油をたっぷり使って、良い香りだ。
日本から近いところでは中国というとてつもなく料理の発達した国があって、
タイ料理にもずいぶん中華料理の影響が感じられて、なじみやすい。
そこから乱暴にグラデーションして中華料理の影響から脱したところでインド料理があって、
さらに西に行くと中東の料理がある。
オリーブ油を使うところが地中海につながる感じ。
と料理一つでユーラシア大陸を感じてしまった。
マクルーバ、また作ろう!
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