抱っこくまクッキー と ブラウニー

年度末、子供の入試やら何やらで心身ともにくたびれ果て、ブログの更新もままならなかった。
とはいえ３月もここまでくれば、あれもこれも決着がつくものである。
いろいろあったけど、これが最後、と思えば諦めもつくし、最後にいい顔をしたくもなるもんである。

それで、えいやっ、とお菓子を大量にこしらえて、あちらこちらへ持っていった。


くまがナッツを抱っこしているクッキーは今や超人気。
いちどは作ってみたい、とうっかり型を買ってしまったので、これがチャンス、と作ってみたんであった。




クッキーは最近はキャノーラ油を使ったものばかり作っていたのだが、生地がぽろぽろする。
型抜きも難しいし、まして、くまの腕を曲げる、なんて無理！
ということで今回は久々にバターを使ったクッキーにした。

バターと糖類が３００g、卵２個、粉類が６００ｇの生地である。
カシューナッツのサイズからこのくまの大きさを想像していただきたい。
天板５枚分のくまになってしまった。

生地は昨晩のうちに作っておいたので、今日は焼くだけ、なんて思っていたんであった。
わたしが型を抜き、子供がくまに刷毛で牛乳を塗り ナッツを載せ 腕を折り 目を開ける。
二人でどんどん作業をしたが、２時間半くらいかかってしまった。
型抜きだけでも面倒くさいのに、その型が小さくて歩留まりも悪いうえに、さらにあれこれするなんて！

いやいや、味にこそこだわりはある。
カシューナッツはちょっとアジアンなイメージだけど、あえて今回はスパイスに頼らなかった。
粉の１割だけ全粒粉を入れ、糖類はきび砂糖と上白糖とザリザリになったハチミツを使った。
ちょっとヘルシー志向な感じだけど、あからさまにアジアンってわけではない。
持っていくものだから、あまりとがった味はよくないし。

味見で食べてみたら、これがなんかおいしい！　　みょうに後を引く。
クッキーにナッツって最高の組み合わせだな。
ほんとめんどうくさかったけど、うまくできたよ。　　ふぅ～


で、こちらがブラウニー。


バターケーキのバリエーションのお菓子を焼くのも久しぶりだった。
天板が２枚分、写真のタッパー３個分の生地が、バター等が４６０g、上白糖４２０g、卵７個、粉類が５８０ｇに、
生地を柔らかくするために牛乳を様子を見ながら入れた。
バターを木べらで柔らかくするだけでも大変だった。

チョコレートがなかったのでココアを多めに入れ、
味に深みを出すためにインスタントコーヒーとブランディとバニラビーンズをけちらずに入れた。
味のアクセントにはお湯で戻したレーズンを入れた。

こちらにも珍しくシナモンとかのスパイスは入れなかった。
スパイスに慣れていない人にも出す可能性が高かったし、
あんまりあれこれ入れすぎたら何がしたいか分からない味になってしまうので。

こういうバターケーキ類は焼いた当日より翌日以降の方がおいしい。
ひさびさにバターの多いお菓子を２種焼いたけれど、安心できるおいしさだ。


お菓子が作れるようになって、よかったな。