
最近アップが滞り、このネタもしばらくまえのものなのである。 すみません。
東京国立博物館 特別展「始皇帝と大兵馬俑」 ←HPへリンク
常設は写真撮影の許可されているものがほとんどなのだが、特別展はダメだった。
それで、特別展についてはこの分かりやすい写真だけ。
展示は秦や周囲の国々の 青銅器とか石鼓文とかから始まって、
それはそれでとても興味深かったけれど、やはり兵馬俑が見たいんである。
それがなかなか現れない。
しばらく歩かされて、最後の大部屋に彼らはいましたよ。
なるほどこれはすごい!
とは思ったけれど、バラで展示されて、前から後ろからしげしげと眺められるのはいいんだけど、
ずらっと並んだあの写真を何度も見させれてきたから、
やっぱりこれは現地に行って観なくっちゃいけないな、という意を強くしたばかり。
同じ顔のレプリカがゾロリと並べられて、そこで記念撮影ができる、という趣向はそれなりに受けていたみたいだけどね。
わたしはちょっと気味悪かったけれどね。

晩秋、ひらひらと落ち葉のきれいな上野のトーハクである。
↑この建物は表慶館で、ブルガリ展でおもに女性で賑わっていた。 が、わたしはスルー。

表慶館の脇を通る径の向こうは資料館。
特別展を観終わって昼飯をとったあとどうするか、前回の教訓をわたしは忘れなかったよ。
東洋館に直行だ。

特別展でなくとも、こんなにすごい青銅器があるのだから、国立は侮れない。
饕餮 (とうてつ) とか山羊とか、もう見ているだけでぞくぞくとしてくる。
てっぺんにいるのは蝸牛だろうな。
こんなに魂のこもったもの作りは現代人にはなかなかできまい。
また、ほとんど映り込みしないガラス がとても見やすかった。
こういうところがさすが国立、という感じである。

画像石。 これも楽しく本を読んだ後なので、実物を見ることができて嬉しい。
ようく見て読み解いていくと、とても楽しい。

甲骨文字! あああこがれの!!
こんなに小さいものとは知らなかった。

封泥。 中国の遺物はほんとにおもしろい。

なんといい男なのだろう。 って不埒ですかね?
仏さまをむしり取って異国に持ってきたということは心が痛むけれど、そのままにして破壊されたらもっと悲しいし、
歴史上いろいろな経緯があって上野にある、って噛みしめて皆で大事にするしかないな、と思う。
ということを超越して、とにかく美しいんです。
トーハクはあと10回行っても足りない。
科博も動物園も観なくっちゃいけないし、上野がもっと近くにあればいいのに、って思いましたよ。
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