≪手を動かさねばっ!≫

日常で手を使うことや思ったこと。染織やお菓子作りがメインでしたが、病を得て休んでいます。最近は音楽ネタが多し。

トヨタ産業技術記念館に行った。その1(紋織り用の機)

2023-01-08 09:18:30 | 展覧会に行った話
犬山城へ行った。 よりつづく

奈良明日香伊勢神宮犬山城 のつぎは トヨタ産業技術記念館 だ。自動車館と繊維機械館の両方を見たが、繊維館のみアップする。
トヨタ産業技術記念館には何度も行ったことがあって、2012年2018年に行ったことはアップしてある。そちらに挙げていないネタをアップする。

↑↓空引機(そらびきばた)。 紋織り用の機だ。上にいる紋引き手が下の織り手のタイミングに合わせて通糸を手前に引っぱるようにして綜絖(そうこう)を上げ、綜絖の孔に通っている経糸(たていと)が上がる。踏み木も何本もあり、織り手が上下させる綜絖も6枚あると思う。筬のうしろにも筬のようなものが何枚も下がっていて、その使い方がわたしには分からない。
通糸を間違えずに引き上げるのも難しそうだし 緯糸(よこいと)を間違えずに通すのも難しそうだが、まず 経糸を正しく通すのがとても難しそうだ。

経糸が巻かれている男巻き(おまき)。2巻きに分けられている。パイルが経糸をこのように巻くのは知っていたが 紋織りもそうするのか。というか、パイルの方が応用なのかも。





ルーチ両側4丁杼織機(1912年)。キャプションは後記。

空引機を自動化したものだ。パンチカードの孔の開閉でどの通糸を上下させるかを決める。
通糸で上下させるのは綜絖だが、普通の機に使うような枠に収まっていない。通糸の並び順と経糸の並び順が違うので、上で交差している。
下の方では柄の数の11の束になっている。



裏が上になって織れる。


千巻き(ちまき)では表が見える向きで巻かれている。柄が11個。


ジャカード部。通糸との連結部分をよく観察したかった、と今になって思う。


キャプション。



   トヨタ産業技術記念館に行った。その2(糸紡ぎ、その他) につづく


 

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