今回は、ネタを小出しにします。 ほら、やたら長くなってもなんだし、(あ、充分長いか)、スミマセン。
かれこれ半年近く、必死だったりダラけたりくたびれたり半信半疑になったりしつつ、
ようやく必要と思われる量まで糸を紡いだ。
ああ、感無量!!
はっきりいって、わたしは飽きっぽいのである!
飽きっぽいくせに、自分の限界を超えたような、壮大な計画を立てるのが好きなのだ。
ぜったい バ カ だ。
計画を立てた自分を恨みつつ、やっとここまで来た。
もう涙なくしては語れない。
よくやった、えらいよ自分!
という、あまりの自画自賛の喜びに浸りつつ、その成果をご披露。
↑ 緯糸 (よこいと) 用。
右手前が緑綿を米綿にブレンドして紡いだ糸。
5綛 (かせ) あわせて324.1gで8860m、平均16.14番手。(綿番手)
左上の白いのは、アジア綿を紡いだ糸。
4綛あわせて320.0gで9434m、平均17.42番手。
その上に載っているのが、茶綿にアジア綿を混ぜて紡いだ糸。
50.5gで、938m、平均10.97番手。
全部あわせて694.6gで19232m。
茶綿の繊維はあんまり短いので、繊維の長い米綿を混ぜるとそちらばかり紡げていってしまう。
それで、米綿よりは繊維の短いアジア綿を混ぜた。
繊維の長さのばらつきが多いせいか、どうしてもぼこぼこの糸になってしまう。
まあいいや、アクセントに入れるつもりだから。
↑ これは経糸 (たていと) 用。
いや、全体は紡績糸を使うけれど、アクセントに手紡ぎの太い糸を入れるのだ。
経に少し太い糸が入る布の方が、表情があって好き。
ほんとに久しぶりに太い糸を紡いだ。
というか、太くしよう、と思いながら紡いだのは初めて。
膝の上に、かつて使って残った10/2番手の紡績糸の綛を置いて、
見比べながら紡いだ。
緯糸用の糸に比べると、うそみたいにどんどん紡げていってしまう。
こんなに早く紡げていいんでしょうか!?
こりゃあ 楽だ、うひひひひ!
白い綛は、77.5gで714m、平均5.44番手。
なんだかばっちいオレンジというか茶色というかの綛は、16.6gで113m、平均4.02番手。
いや実は、かつて糸染めをしたときに残った染液で、染めたスライバーがいくつかあるのだ。
それを使おう、と思っていたが、意外と量が少ない。
これだと欲しい分も糸が紡げないなぁ、少し水増しするか!?
と思ったわけだ。
オレンジが強烈だったので、すこし彩度も落としたいと思った。
それで、茶綿をちょっと混ぜてみたのが、失敗だった。
といっても、ひいこらと紡ぎ続けて、やっとこれで終わるか!?間に合うか?
と思っていたところなので、素直に失敗を認める気には なかなかなれない。
うーん、びみょー、でもだいじょーぶかなー、等々。
それで、そのまま整経していってしまった。 しかし、
やっぱ、ダメ!!
という、心の叫びを正直に聴くことにした。
ここまで苦労して作ってきたのに、
このちょっとした妥協ですべてを台無しにするわけにはいかないのだよ。
それで、半分も整経してしまったが、
色のついた太い手紡ぎ糸は3本しか入っていないので、
あわてて新たに紡いで、差し替えることにした。
大変な泥縄だ。 この慌てよう、ある意味とてもわたしらしくてがっくりする。
でもさすが太い糸、午後3時ごろに思い立ってから寝るまでに、
紡ぎ、綛上げし、撚り止めをかけ、糊付けをすることが出来た。
それがこの糸。 ↓
17.6gで101m、平均3.39番手。 ちょっと太くなった。
まあいいや、なんとか欲しい長さは取れそうだ。
ちなみに経糸で使う分のアジア綿とピンク (オレンジは除く) で、
95.1gで815m、平均5.06番手。
なんだか急に、エコロジーの入ったベビー服のような色合いになり兼ねない勢いだが、
まあ次善策としては上々なのではないでしょうか?
と、おもいっきり自分を慰める。
だいじょーぶ、だいじょーぶ、意外といいじゃん、わたしって天才、等々。
通し幅が74cmの布なのだが、
経糸を巻くときに端の方と真ん中の方でテンションがあんまり変わらないよう、
また、あんまり沢山の量だとややこしくなるので、
整経はふたつに分けてする。
その半分を整経してあった。 その中の3本を差し替えた。
3本だけで、ほんとに良かった。
↑ 左右とも整経できた経糸。
何とかここまで漕ぎつけた。 やれやれ。
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エストニアの時差ではまだギリギリ17日間に合ったことにして下さい。
エストニア、どうですか?
どうも糊付けした綿布の硬さが好きではありません
でも織りにくさは糊付けすることで解消されるかと思うと次回はやらなくては!と思うのです
織り上がり、楽しみにしています
本当はこの季節はもう雪はいつもならないそうなのですが、まだまだかなり積もっています。
初めて来た国でいきなり40年ぶりの珍しい状況を見て、いつもはこんな状態ではないんだと言われてもあまり、ピンときませんが。
でも、治安もすごくいいし、ビールもおいしいし、とても発展していて旧ソビエトの面影は全くないですね。
さて、次はルーマニアだ。
以前経糸も手紡ぎ糸のマフラーを織ったとき、
http://blog.goo.ne.jp/fuiriyamabuki/e/0e34c8d8db0af1b57a66afe6b75138fe
絡まりたがって仕方がなくて、ほんとに閉口しました。
少なくとも経に使う糸だけでも糊を付けなくてはいけない、
と実感しましたが、でも小麦の糊はねぇ、
バリバリだし、何しろ面倒そうだし、と二の足を踏んでいましたよ。
そうしたら、ちょっと麻のことも知りたいと思って買った、スピナッツの46号に、
洗濯糊を使う、というのがあったので、
試しに使ってみました。
今回使う手紡ぎの糸は、ほとんど緯糸用だけど、
きっと余ってマフラーになるだろうから、
やっぱり糊付けしておいた方がいいだろう、って。
これから織るので、効果のほどはまだ分かりませんが。
糊は水通しするときに、ぬるま湯にして長めにしたら、抜けると思います。
よかったですね。
ちらっとウィキぐらいは見てみましたが、確かに印象はいいです。
ロシアにサイバー攻撃を受けた!?という記事が面白かったりして。
ルーマニアもついでにウィキを見てみましたが、ちらっと見てもあんまり分からない。
野犬が怖い?とか?