ちょっとタイトルは大げさだったか!?
↑ ボビンを外したフライヤー。 糸車はアシフォード社エリザベス2。
とっちらかっているが、気にしないでください。
(ボビンや、ローラグが入ったタッパーや、グリーススプレーや、わたしの足…。
マットはわざとめくっている、背景が白っぽいと紡いでいる糸がよく見えないので。)
↑ ちなみに、これがわたしの使っているエリザベス2。 ダブルペダルに改造。
夫がオイルフィニッシュを塗ってくれた。
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先日のブログで、シャツ地しかも春物用 の糸を、山あり谷あり紡いだ話をアップしたが、
今度は糸車に関する話。
ちょっと予備知識がいるかもしれない。 ウィキを見れば少しは分かりやすいかも。
細い糸を紡ぐには、とにかく糸車をぶんぶん回さなければならない。
使っている糸車は木製で、しかも手でねじを回して調整するので、
はっきりいって、あちこちずれたり歪んだりしやすい。 (精度が低い。)
ぶんぶん回すために、一番回転比の大きい溝に紐 (ドライブベルト) を渡しているので、
つまりフライヤー側の紐のかかる部分が短いということだ。
もともと紐はボビンの溝を滑るようになっているので、
(引き込まれないように糸を押さえておくときのために)、
紐のかかる部分が短いということは、それだけ滑りやすいともいえる。
そういう条件の下でぶんぶん回そうとするためには、
ちゃんと調整しないとダメだ、ということがお分かりだろうか?
(いや実際やってみて、あーこりゃだめだ、と思っただけのこと。)
そこらへんをHPにアップしたので、興味があったら見てください。
丸山染織HP 綿糸の手紡ぎ法2 (左下にクリックボタンあり)
とにかく早くブン回したい、シャツ地分を紡ぐならなおさらだ。
シャツ地用の糸を紡ぎ始めるまえに、糸車を改造しようと思い立った。
アシフォード社の糸車のオプションを見てみよう。
エリザベス2のオプションなら、ハイスピードダブルドライブのフライヤーとボビンがある。
しかし、レギュラーのダブルドライブ 18:1 と比べて、22:1 、
なんだかあまり早くなったような気がしない。
実はそれでも手に入れようとして、数ヶ月待ったのだが、
入荷がいつになるやら、という話を受けて、断念した。
アシフォード社の糸車の最上級種はエリザベス2だけれど、最も出回っているのは
たぶん、トラディッショナルだ。
トラディッショナルのオプションには、レースフライヤーキットというのがある。
これはシングルドライブだけれど、エリザベス2ならシングルドライブにも変更可だ。
回転比は最大、40:1 、シングルドライブなのでダブルドライブより安定しないかという懸念もあるが、
ボールベアリングやフライホイールがついているので、きっとよく回るだろう。
このレースフライヤーキットを、わたしのエリザベス2に付けることは出来ないだろうか?
ところが、できないのだ!!
アシフォード社の糸車のラインアップの中で、トラディッショナルとトラベルは、多分古いモデルだ。
それ以降のモデルと大きな違いがある。
それは、シングルドライブのときの紐のかかる溝がフライヤーの糸の引き出す孔の側にあることだ。
いちばん上の写真を見てほしい。
エリザベス2の紐のかかる位置は、写真の上のほうの木の円盤、糸の引き出す孔の反対側だ。
(この写真では孔は見分けられない。黒い棒に黒い孔だからなぁ…。写真の手前、下のほうです。)
もし、エリザベス2にレースフライヤーキットを取り付けようとしたら、
紐がかかるようにするには、フライヤーをとても後ろに取り付けなくてはならない。
しかし、それを固定するような横棒を売っていないのだ。
トラディッショナルやトラベラー以外の機種、ジョイやキウイ、カントリーは、
シングルドライブの紐のかかる位置が、糸の引き出す孔の反対側なのに。
かなりがっかりした。
それで仕方なく、レギュラー仕様のフライヤーのついたエリザベス2のペダルをどんどん踏んで、
ブン回しつつ紡いでいる、という次第。
それでもずいぶん慣れて、以前より早く紡げるようになった、と思う。
でもなぁ、くっつけられればなぁ、などと未練たらたら考えながら紡いでいたら、
ハタと気付いたのだ! わたしの夫は木工家だぞ!
フライヤーを台に固定するための横棒を夫に作ってもらえばいいのだ!!
なあんだ! 思いついたらなんだかとっても簡単に解決しそうな気がしてきた。
で、即実行したか、というと、そうではない。
どうせまた、レースフライヤーキットを頼んでから届くまでずいぶん時間がかかるだろう。
それに、今まで紡いできた糸と手の違うものが出来てしまったら、
シャツに使えなくなるだろう。
それでは意味がない。
で、今紡いでいる糸を使ったシャツ地が無事に織りあがったら、
また細い糸を紡ぎたくなるか?
じつは、自分でもあまり自信がない。 (もう堪能いたしました。たぶん。)
そして、お値段…。
ハイスピードダブルドライブアダプターキットは、約15,000円、
レースフライヤーキットは、約20,000円。
それに対して、ブックチャルカは10,000円 しない!
アシフォードさん、エリザベス2用のレースフライヤーキットを作ってください ~ 。
そうしたら買うかもしれません ~ 。 ダメ?
わたしの糸車に対する妄想は膨らんだままだが、
現実とはこんなものだ。
さあ、手紡ぎ綿を使ったシャツが出来たら、一体どうするでしょうか!?
クリックよろしく!→
と、どこかで見ましたが…。
ああでも、そのクリクリって、乾きにくくないんでしょうかね?
中空だから、平気かしら?
クリクリから綛に上げず、いきなり結びながら木枠に巻いていけば、ひとつ手間が省けるかしら!?
でも、糊付けは出来ないかな?
すこしでも手間を省きたい…。
ブックチャルカよりずっと大きそう
私は詳しくないのですが・・カセ上げしないで撚り止めできるのですか??
それと、私って何か使い方間違ってたのかな・・・
チャルカで紡ぐとかわいいサイズのカセしか作れないんです。。それがあまり使わない理由です。。
私のもダブルペダルにしようかと思ったのですが、意外と高くてあきらめました(涙)
けっこういい感じで紡げた、と思いました。
また、以前買ったスピナッツ72号に、清野新之助さんのお嬢さんの織ったマフラーが載っていましたが、
チャルカで紡いだ、と書いてありました。
チャルカと日本製の糸車の、作業性の違いっていうのが、わたしには分かりません。
ぐだぐだいうなら、
手しか使わない道具より、足も使う道具の方がいいのかなぁ、と漠然と思ったり、
紡いだ糸を巻き取るために、いちいち左腕を上げるのは、だるくなりそうだなぁ、とか、
でも綛上げしないで撚り止めできるなんて、いいなぁ、とか…。
作業するとき、辛い姿勢になるのだけは勘弁です。
すぐに肩やら腰やらが痛くなるのは目に見えていますから。(日本製の糸車は、正座が基本なんでしょうか!?)
なるほどクゥィルスピンドル、という手もありましたね!
やっぱり入荷待ちなんですか。
そこらへんがねぇ…。
ぐだぐだいわず、今あるもので真面目に仕事します、ハイ。
tsubomi さんなら、ジャンボフライヤー必要でしょう!
どんどん紡げるんですから。
茶綿の紡ぎ、始めたんですね!
何になるんでしょう!?
わたしもシャツ用に茶綿も少しだけ紡ぐつもりです。
ブックチャルカはちーさんにはお勧めしませんよ
私は結局、トラディショナルのシングル(持っているのがこれなので)で綿を紡いでますから。。
私より大量に紡ぐちーさんには不足だと思います(あくまでも私の感想ではありますが)
日本製の糸車をどうですか?
安くはないけど綿を紡ぐなら・・私も欲しいんですけど、欲しい物が多すぎて・・
綿紡ぎ用にクゥィルスピンドルを買おうかと思ったのですが入荷待ちになっていたので決断できずにいます。
他にもジャンボフライヤーが欲しかったり・・(笑)