3月下旬、神奈川県立フラワーセンター大船植物園を久しぶりに訪ねた。
この植物園を巡っては以前から廃止や民間委託の動きがあるようで、この日も
入り口では存続のための署名活動が行われていた。尤も子供に人気の遊園地や
動物園とは違って、中高年が多い植物園は来園者がもともと大して多くはない。その上に
入園料が以前より上がったのに360円とまだ安い、更に65歳以上の入園料は100円と
うれしい悲鳴が上がるほどリーズナブルなのだ。
それなのに毎年2億円以上の赤字を出すといわれるこの植物園に廃止の動きがあっても
当然といえば当然なのだが……。
でも植物園フリークの私としてはどうにか無くならないでほしい、何とか知恵を絞り出して
存続のための工夫を見つけ出してほしいと心より願っているのだが…。
今回は目に留まった花を数点紹介しよう。
先ずは春めき桜。
花弁のピンク色のグラデーションが華やかでまさに春めいている。
3月の16日~31日まではオーストリアの花の特別展示があった。
その中で目立ったのはカンガルーポーという花。
ポーはカンガルーの前足のこと。
この花の受粉は虫ではなく鳥がするのだという。
マンサクの仲間シャクナゲモドキ。
クロヤナギ
花穂の先端だけが黒いヤナギ。黒柳徹子を思わせる? それともゴスロリチックな感じ?
これは普通のネコヤナギ
これもよく見るとちょっと先端が黒いンだと初めて知った。
次はヒスイカズラ。最近植物園では割とよく見かける花だが、ここのはすぐ目の前で見られるのが良い。
手で触れられる(勿論触れてはだめ!)ほどの近距離
それにしても不思議な色だ。
柱にもたれかかったヒスイカズラ
名前をメモし忘れた花。
学名を3回復唱して覚えたつもりだったが、温室を出る前にすっかり忘れてしまった。
インド原産のトーチジンジャー
オーストリア原産のハケアセリケア
とげとげの葉と白いパーマネントのかかった花が印象的だった。
最近一般のうちの庭でもよく見かけるギンヨウアカシア
お終いは温室の定番。ハイビスカスと 西洋スイレン
この辺で。