今日は5月に咲く木の花を幾つか紹介しよう。
先ずはユリノキの花。百合の花は知らない人はいないだろうが、ユリノキの花はどうだろう。
ユリノキ(百合の木)はモクレンの仲間。原産地は北米で日本には明治初めに
渡来したという。
多くは公園に植樹されていて、20mを超える大木になる。
別名に花の形から蓮華木、またはチューリップツリーがある。また葉の形が
独特で半纏に似ることから半纏木の名も付けられている。
とても高い所に、葉に隠れるように咲くので花の姿を撮ることは難しい。嬉しいことに
たまたま低い所に咲いていた一輪を見つけた。
蕊にもくれん科の特徴が良く見られるようだ。
二つ目は少しお洒落なツツジ科のサラサドウダン。こちらは日本固有種。
奥多摩や秩父でも低山でよく見られる。
咲いている姿からフウリンツツジの異名もある。
葉越しの光線に透かされたサラサドウダンが輝いて綺麗だった。
三つ目はハクウンボク。エゴノキの仲間で、原産地は日本、朝鮮半島、
中国。
和名の由来ハクウンは白雲で穂状にたわわに咲く白い花を見立てたもの。
樹高は10mほど。
4番目のトチノキの花も大木の花だ。
先日はバラ苑に行ったのだが、そこで売っていたトチノミ饅頭が美味かった。
因みにもちもちの木とはこの木のことだそうだ。
お終いはその時は分からなかったので家に帰って図鑑を見て
多分 マルバアオダモかもと、正直ちょっと心もとないのだが……。
おまけにたくさんの花をつけたニセアカシアの大木。
周囲一帯に甘い香りを漂わせていた。
この辺で。