ペットの介護を必要にしたのは、私たち人間であることを肝に銘じておかなければなりません!それは動物は身体機能が落ちれば死を迎えるのが自然だからです。これは人間にもいえることですが。。
パンダの下にこもる!6/4撮影
**この狭いパンダの下を軽々とくぐったチャー君。パンダの頭のほうから入りパンダのお腹の土をチャー君の頭から背中できれいに掃除をしちゃいました。。ママは撮影を止め”や~め~て~”と悲鳴に近い言葉を発しながらチャー君に近寄りましたが時すでに遅し。。サッサかとくぐりぬけちゃいました**
ペットの介護は人間が作り出した、動物にとってはとても迷惑な話と考えます。生命体は機能が衰えたら自然に死を迎えるようになっています。それこそが自然の摂理というものです。しかし人間は人為的に生命を永らえることをしています。ペットは動物の本能をそのまま残しています。そんなペットに本人の了承無しで人間の考え方を押し付け勝手に生命を永らえることをしています。当然機能が衰えていますので、介助なしでは暮せません。
老年期になると生き物は全ての機能が衰えてきます。まだ老齢期になっていない私たちは感覚では十分に解っているつもりです。しかし、具体的なことは介護して初めて生活の中で経験して解ることばかりです。
身体が健康な人間でも60代後半で老年期の特徴が少しずつ出て、70代後半では日常的になるようです。通常、皮膚、眼、耳、鼻の感覚器官から、外部の情報は中枢神経を介して筋肉や関節に伝達され身体は反応します。しかし、老年期になるとこれらを含めた全ての機能が極端に低下し、反応が鈍くなります。反射神経の機能低下。刺激に対する反応に長時間要するようです。。人間に限らず動物も同じです。
これは本人の意志に関係なく身体内の機能が衰えてきているので、新たな特徴と考え、介護している人はそれを理解し、本人に焦らせることなく言葉で安心感を与えつつ付き合ってあげることです!
1、何かをしたい時、決定するのに時間がかかります。
例えば、水を飲みたい!との要望に水飲み場へ連れていっても2分くらいそのまま。いわゆる黙とうタイムです!食事も同様にしばらく黙とうタイムが!
※人間は忙しいといっても24時間忙しくありません!黙とうタイムはせいぜい2~5分ほど、2~5/1440分です!「ユックリでいいよ~」と声をかけながらいたわりながらお付き合いしてあげてください!
2、筋力も衰えているために行動するのに上手くできず時間もかかります。
水を飲む時間は以前と比較すると2~3倍を要します。これは舌がスムーズに動かせないためです。当然口周りは水浸しに。ちなみに、眼が見えないために水の中に鼻をつけることもしばしば。食事も同様です。顎と舌の力が弱くなりチャー君の場合は最後にはワッシワッシ全身で食べるような食べ方に!眼も見えていないために鼻ごとペーストにつけて食べていました。眼が見えないために、お皿にペーストがあるところが判らず、口を動かしながらペーストを探しあて食べていました。そんな食べ方をするので食べた後は、体力を使い切って放心状態=黙とうタイムに突入!
しかし、食べている最中、バランスを失って転倒することもしばしば。身体にペーストがべったりくっつくこともあります。身体が汚れることを極端に嫌う動物たち(敵に自分の居場所を知らせる本能的なもので)、転ぶような身体になっても食べてくれるのは、私たち人間の愛情にこたえるためなんです!
3、排泄がうまくできません。
チャー君の場合は、元気な時からシルバーフォース、しらべ、ビール酵母を摂っていてので、問題は最小限(ウンチが出ない)で済みました。肝臓、腎臓機能が落ちるので、対処の方法は導尿、浣腸が一般的のようです。しかし、動物にとって導尿、浣腸が身体に与えるダメージは緊急の場合を除いて計り知れないものです。チャー君の場合は、2度のお湯浣腸で痙攣発作が発症。他の猫ちゃんは浣腸後から硬いウンチが出ず下痢気味に。また、導尿したことにより以前よりオシッコの出が悪くなって、病院で導尿でしか排泄できなくなったりと。。最悪、腎臓系の病気にまで進行するケースもあると聞きます。
排泄ができなければ生体は解毒できずに死を迎えることになるので、早めに排泄することは大事なことです。問題はその方法にあります。幸い、チャー君の場合は発酵野菜という酵素が手に入り、腸が超健康的になり人間の排泄物と思われるようなゆうに15cmをこえる超大物を生産することもできました。シッコも量、回数的に問題はなく最後まで健康な状態でした。
老年期に差し掛かった動物の排泄は、サプリ無しでは上手くゆきません!身体の機能をアップして自身の力で排泄できるような、そんな手助けを介護している人は心がけるべきと思います。
***老年期のペットに、粗相をした!下痢でくさい!食べるのが遅い!上手く歩けない!身体がくさい!いちいち面倒だ!転んで身体が汚れたと叱る! ペットを攻撃している人がいたら、それはペットにとってはとてもとても迷惑な話です。長く生きているものへの侮辱でありあなた自身がペットに行った命を永らえた行為は残酷そのものです。今後も続く生活はペットにとっては地獄そのもので動物虐待ともいえることです。
20歳の猫が年老いて以前のような生活ができなくなり、猫の今後の生活のことを考えて安楽死を選択された方がいます。この方は安楽死を選択するまで相当悩まれてのことだったそうです。上記のようにペットの命を永らえて冷たい仕打ちを受けるよりこの猫ちゃんのほうが幸せと思うのはママだけでしょうか?