チャー君の介護日記

25歳の元♂老猫チャー君の介護実録
ブログ内検索=2011/10/27 10/29 10/30 10/31に掲載

大往生 1%未満の奇跡を信じて 3

2011-07-16 | 日記

7/7 シッコ0回 <食事は与えず。水は乾燥予防のため閉じている口に垂らす程度> しらべ与えず。

横になっていると、いつもの夏と変わらないチャー君の様子。風の通り道に涼しさを求め横に寝そべっているという風に。しかし内実は全く違い、とうとうシッコが出なくなり、ついに腎臓機能の停止か!?お腹を触るといつものような柔らかさでそんなにシッコが溜まっている様子なし。しかし最後のシッコから24時間以上たっているため、排尿してもらうために10:30山中動物病院へ。診察は脱水症状で緊急の点滴。膀胱に尿は無しとのこと。

**ママはこのときは、とても楽天的な考えをしていました。脱水症状が改善されれば目力がしっかりあるので元の元気なチャー君に戻ると・・4時間後お迎えに病院へ行くと、そこにはケージでぐったりていたチャー君が。。ママの気配がわかり頭を起こし、立ち上がれないのに立ち上がり帰ろうとするチャー君。

**その直後、まさかの痙攣発作が!これは、ママが来たことで嬉しくって興奮したためとのこと。幸い首の後ろと額をマッサージして痙攣は直ぐに治まりました。山中先生は「目がしっかりしているので、点滴をすれば起き上がると思ったけどダメだった。尿が作れないので膀胱に尿は無いよ。2~3日が山場だよ」と。。。

クーラーで冷え切ったチャー君の身体を抱っこして帰宅。身体の冷えは危険です!助かる命も助かりません!ほのかな暖かさになるようハンカチでカイロを包みチャー君の前後脚を包み温める。こんなときだからこそ、色パワーは最大の力を発揮するはずと考え、赤いバンダナをチャー君の身体にかける。点滴の影響か、全く目を閉じず。安心させるために身体をずっと撫でる。夕方になると、点滴液が吸収されず、チャー君の身体全体がブヨブヨになる。お腹を触るとまだブヨブヨしたものは無し。循環をよくすれば腎臓だって再稼動するはず!昨日から刺激していた腎臓系のツボ=ジンユ・サンインコウ・足サンリ。ユウセンを中心に軽い刺激を繰り返す。全身には、背骨のきわを中心に刺激。しかしクーラーで冷え切ったためか、病院での恐怖のストレスからか口のクチャクチャが時間と共にひどくなりついには軽い痙攣へと。。。口へ、雑菌予防のためシルバーを垂らす。

※体力が落ちているために、ツボは1時間に1回の割合で刺激。リンパマッサージはブヨブヨになってたところを中心に、心臓へリンパ液を戻す要領で、頭から首へかけ心臓へ、脚先から心臓へ、下あごから心臓へとこれは30分に1回の割合で。

夜、口元に水を垂らす。目は見開いたまま。

身体中がむくんで顔も少しはれぼったく。身体への負担と循環をよくするために横になる向き位置を時間ごとに変えています。このときは顔を少しあげて。気持ちよさそうに目を細めています。 

    

深夜になると、マッサージとツボの刺激の成果か、全体のむくみが少し取れてきました。目も時々細めたり閉じたりをするようになりました。

チャー君を落ち着かせるために抱っこしてチャー君の子守唄を聞かせ。。朝方になり、やっと落ち着き目を少し閉じるようになり眠れたのか伸びをしていました。それも「寝たーっ!!」という風にです!

ママは「やったね!」 猫神様、もう少しチャー君を呼ぶのを待っていただけませんか?だって、思いっきり伸びをしたんですよ!


大往生 1%未満の奇跡を信じて 2

2011-07-13 | 日記

7/6 シッコ1回 <食事、水を全く受け付けず。鰻ペーストを無理に食べさせる> しらべを5回飲ませる。

ついにシリンジを使い、鰻のペーストをチャー君の口へ。水をスポイドとシリンジで飲ませても全て吐き出し。しらべも同じく吐き出し。しかし、しらべは粘膜で吸収するので口の中に少しでも入れるようにする。体調が悪いときのクチャクチャが始まりシルバーフォースを飲ませるがこれも拒否。

鰻ペーストを食べさせるために口を無理に開ける、つらい作業です。。チャー君は拒否しています。しかし、それでもこじ開け飲ませます。。

   

口の中に入ったペーストは半分は飲み込み、半分は大きく口を開けて吐き出します。

   

よく頑張ったチャー君に賞賛の声をかけながら次のペーストをシリンジに吸込み。

※このときの鰻ペーストは小骨を完全に取り去っています。

仰向けに寝せているように見えますが、上半身は斜めに起こしています。ペーストを飲ませて直ぐに上半身を起こします。 誤飲を防ぐためです。もしこのようなやり方をされる方がいたら、飲ませて直ぐに上半身を起こしてください。弱っているため気管支に入れる可能性があります。猫が気管支に入れたら確実にアウトです。

上半身をうつぶせにしてしらべも飲ませる。しかし半分以上を吐き出し。クチャクチャが始まり、シルバーも与えるが頑として口を開かないチャー君。

身体にいれるものを全てを拒否しています。シッコも1回きりに。。。身体はどんどん痩せ細っています。チャー君の身体が最悪の状態へ。。。疲れて眠る顔に時々死相(目を閉じているときに極端に目が釣りあがっている)が現れています。。。

と思いきや死相が消えかわいいチャー君に 

 

チャー君は全てを完全に拒否しています!チャー君の身体から回答がありました。。。

しかし2008年Xデーのときもチャー君は同じ様に何も食べません、飲みませんでした。しかしその時はシルバーだけは受け付けました。今回は・・

神様お願いします!ママの生命機能の一部を代償にして、チャー君ともう一度散歩に行かせてください。チャー君を抱っこしながら話したいことがまだいっぱい残っています!と弱気になりながらも、チャー君は絶対に助かる、いや助ける!と強気のママ再登場!

この日はほぼ徹夜でリンパマッサージ、ブラッシング、ツボ押しをしながらチャー君についていました。朝方にやっと熟睡できたようで気分良い時のお手手ピクピクと伸びをするチャー君。ママが奇跡を確信した瞬間でした!    


大往生 1%未満の奇跡を信じて

2011-07-13 | 日記

7/1 シッコ2回 <サンマのみティースプーン3杯程度> しらべを6回飲ませる。

歩いて水を飲みに行けるも水を飲むにもバランスが悪くなり倒れるので支える。ウォーキングは30分程度、抱っこして散歩を約1時間。前日6/30は夜中の散歩を1時間敢行。

7/2 シッコ6回 <サンマのみティースプーン3杯程度> しらべを6回飲ませる。

まだ歩いて水を飲みに行くも前日と同じ状態。散歩へ行き、ウォーキングを休憩を入れて3時間。(ウォーキング1時間くらいで中断して家に連れて帰るが歩きたいというので再度ウォーキングへ。)この日はタップリ歩いたので爆睡状態。ウォーキングから帰ってから水をママたちの介助無しで30分かけてタップリ飲む。

**合計3時間のウォーキングができたことから、これでチャー君はぐっすり眠ってから食欲が戻るだろうと安堵していました。確かにこの日は散歩から帰ったチャー君の歩きは、元気な時と変わらない状態に戻っていました。これでチャー君は大丈夫!!と。。。

7/3 シッコ4回・ウン〇小2.5個 <食事を全く受け付けず、牛乳をタップリ飲む> しらべを6回飲ませる。

朝からほとんど起き上がることなく、横になったまま。家の中で歩くことがほとんどできなくなり水は2時間ごとに水飲み場へ連れて行き飲ませる。散歩でウォーキングするも上手く歩けず、15分くらいで切り上げ抱っこしながら散歩を1時間。※その時の様子の1部は旅立つ時の動画にあります。

**ママたちは「以前も食欲が無く、歩けなくなってもチャー君は復活したじゃない」と言い聞かせ。。反面、今病院で点滴をしたら回復する可能性大だけど。。。チャー君は果たしてそれを望んでいるだろうか、旅立ちを先に延ばすだけじゃなく、猫としての苦しみも更に増すので、どうしたらよいかと召使さんと話し合い、チャー君の身体が回答を出してくれるとのことで結論する。

7/4 シッコ4回 <食事を全く受け付けず、鰻ペーストを無理に食べさせる。牛乳を飲み、チーズを一かけ食べる> しらべを7~8回飲ませる。

朝からほとんど起き上がることなく、横になったまま。マイティウェーブの押川氏から「夏バテだね。とにかく何でも好きなものを食べさせなさい」とのアドバイス。6月末に食べさせようと考えていたチャー君が大好物の鰻を早速購入。(今回は登亭さんではなく、天然鰻を探しそれに限りなく近い白焼きの鰻をゲットしました)鰻をペースト状にしてチャー君の口に入れるも半分を出す。食べたのは鰻の1/20程度です。この日から水はスポイドで2時間ごとに飲ませています。

**食欲さえ戻ればチャー君は元の生活に戻れることは確信していましたので、これでチャー君の食欲が戻ると信じて!理由はシッコが通常の回数、通常の量、通常のニオイだったからです。

7/5 シッコ4回 ウン〇小1個  <水を一切受け付けず、鰻ペーストを無理に食べさせる> しらべはスポイド1/4程度を5回飲ませる。

食欲が戻らず、水さえも拒否したチャー君の身体。考えたらビール酵母、酵素を6月下旬から一切摂っていません。鰻のペーストを小さく丸めそれに酵素と酵母でまぶし、錠剤を飲ませる形で与える(おとなしい性格のチャー君は口を開けさせ飲ませていました)。食べた量は前日と同じ1/20程度。昨日から無理に食べさせているために体調が悪い時の口のクチャクチャが始まる。口中の雑菌繁殖予防のためにシルバーフォースを口中に垂らす。この日から夜中の「水!」「トイレ!」の命令がなくなり、昼間もほとんど鳴かなくなりました。

**食欲が戻りません。しかしまだ諦めないママ!もうこれ以上頑張らなくっていいよと5月からチャー君に話しているのにこの矛盾!だってチャー君の消化器、腎臓は正常に働いています!チャー君肉球に指を添えるとチャー君はグッと握り返すんです。

 

死んでミイラ化した子猿を、母猿は肌身離さず生きているときと同じ様に世話をしているのをTV番組で見ました。母猿は子供が死んでいるのは判っているようですが、それを認めたくないようで、離そうとすると威嚇して逃げるというものです。

今回、チャー君の旅立ちはもうどうしようもなく、人間のちっぽけな力では止める事ができないことは理解していましたが、感情がそれを認めません。1%にも満たない奇跡を信じていました。  

    


大往生 カウントダウン

2011-07-12 | 日記

ブログを見ていただいている方から本当にありがたい、優しさに満ちたコメントをいただきありがとうございました。またメールでも励ましと心温まるお言葉をいただきありがとうございました。チャー君は本当に最期まで幸せな猫ちゃんだったと、改めて皆さまの慈悲に満ちたお心に深謝しております。

このブログも最終章に入りました。これからは、グーグルの関係でアップできなかったもの、文章が全て削除されたもの等をご紹介しながら、いずれは迎える最期の時の参考にしていただければと考えチャー君不在のブログとなります。

チャー君の今回の大往生について、ご報告いたします。今回はそのカウントダウン前後について。

チャー君は今年2月末あたりから危機的状態が何度もあり、そのたびにクリアしてきました。

地球上の生命体は、全て宇宙の法則、地球の法則に支配されていますので、危機的状況の前後は必ず火山の噴火、大きな地震等々がありました。中でも一番のダメージは、東日本大震災です。この影響が後々まで続き、更にチャー君の場合、シロちゃんから襲われるというチャー君のニャン生で初めての経験。そのショックとストレスのダメージが今回の旅立ちを早めたものと考えています。

6月末から激ヤセが始まり、食事も徐々に減らしてゆくというチャー君の旅立ちの準備は着々と進んでいました。

●6月に入り、チャー君の食事に変化が出てきました。

・サンマ入りのペーストを食べ残したものを一切食べなくなった。これは、梅雨の時期なので青魚は早くに酸化するためと考えていました。食べ残しといっても、水を飲むために15分くらい食事から離れたくらいの食べ残しのものです。最初は少し食べていましたが、日をおうごとにその傾向がひどくなり、一回の食事はチャー君が水を飲みに行くまでの食べる量(カレースプーン1程度)を盛っていました。食べる→水を飲みに→新たなペーストを盛って食べる→水を飲みにの繰り返しです。

・ついにはペーストを作って6時間以内のものしか食べなくなり、作り置きの量も少量にする。(それまでは1日の量を作り置きしていました)ママたちが留守の間は一切食べないので6月10日すぎから仕事を休み、または早退して食べさせるようにしていました。

●カウントダウンの始まりは夏至の翌日6/23から始まっていました。

・少しずつ食事の量が減ってきていましたが、23日から食事の量が極端に落ちる。新たにペーストを作り食べさせてもホンの少ししか食べません。。ついには26日夜からは一切食べず。

・27日にあらゆる材料を買って、酵素、ビール酵母と一緒にペーストにして食べさせるも一切食べず。

・29日、ダメもとでサンマだけのペーストをチャー君の鼻元に持ってゆくと・・これは6/30のログでご紹介したとおりです!

・やっと食べたと一安心もつかの間、翌日30日からまた食べず、1回の食事の量はサンマだけのペーストをティースプーン1杯程度。1日の合計量は5スプーンくらい。このような状態が7/2まで続き。

・7/3は一切食べず。食べないならばとまたまたダメもとで牛乳を与えたら・・ペロペロと大量に飲み干し。

・7/3 ・ 4は牛乳のみをタップリと1回飲んだだけで食事は一切無し。

===以上は食事を中心にご紹介しました===

この間、ウオーキングは朝、夕方、夜を問わず、天候がよければ2時間の散歩と1時間前後のウォーキングをしています。ウォーキングのときは歩けるのですが、家で横になったあとに起き上がり水を飲みに行くのができずに全てママか召使さんが水のところへ連れて行き、身体を支えてもらいながら昼夜問わず毎日タップリ飲んでいます。

シッコは、1日の回数は平均して3~4回、通常の量で臭いつきのものでした。

 


2011/7/10 PM7:45

2011-07-10 | 日記

 

 

 

 

2011/7/10 PM7:45 チャー君が旅立ちました。

安らかに最期を迎えることができました。ブログを見ていただいている皆さまの応援でここまで元気に生きてこれたと思います。パワーを送っていただいたおかげで丸4日間、穏やかに過ごせたと思います。

ありがとうございました。

詳細は後日ご報告申し上げます。

 

 


チャー君の介護日記

2011年7月10日に25歳で天国へ逝ったチャー君。 このブログは、2009年5月3日=Xデーから3年あまりの介護の実録です。痙攣発作から雄叫びができるまで回復したチャー君のミラクルの軌跡です。