新しい友人が出来た

先般のＪＲ東日本…の友人から夕食を一緒にとの誘いがあった。
彼は家を出て今、彼女と江ノ島界隈に暮らしているのだが、
別れて暮らしている息子と娘に久しぶりに会うらしい。

夕飯を一緒にというのはその中に僕が加わるということだ。
息子と数年うまく話をしていないらしく、僕がかり出された訳だが
どの様に立ち振る舞えばいいのか解らなかった。
ヒントはプロレス好き。これしか解らなかった。
渡されたヒントは「永田のポスター」「ノアの選手のサイン」
十分だった。
これをヒントに引き出しの中の知識を出す。出す。出し続けた。
友人曰く「あんな笑顔を見たのは久しぶりだ、ありがとう」
うれしかった。人に感謝された。
娘のほうはモーニング娘のオーディションを受けた事がある。
これも良いヒントだった。むしろホームゲームだ。
中学２年生。何でか話がはずんだ。彼女は僕の事を
「キム・ニールヤング」と呼んだ。
キム兄ぃからの変形なのだがニコニコ笑いながら呼んでくれた。

結局、友人は涙を浮かべながら夕飯を食べてた。
子供たちは笑顔を浮かべながら夕飯を食べてた。
仕事を終えた。自分の仕事が出来たと思う。

深夜、息子からメールが来た。
「プロレス一緒に見に行きましょう」
「必ず行こうね。約束」
僕が世話になっている分自分が出来ることを
やっていこうと思う。
人生これの繰り返し。それでいいんだよ。
いつかは僕に回ってくるだろう。その時は世話になります。