僕の人生の今は何章目ぐらいなんだろう?

昨日に戻りたいと思うよりも、
今日を楽しみ、
明日が待ち遠しいと思える、
そんな人生を送りたい。

プロジェクト詐欺

2011-09-16 20:09:35 | ヒトの気持ち
8月の中旬、世間では盆休みだった。
4月から休んでいないボクは、
盆休みを返上して中国広州へ向かった
ある大きなプロジェクト(以下PJ)の打ち合わせの為だった
そこには、今の会社の人間、今の親会社、
そして以前お世話になった会社の方々がいた。
滞在期間中、毎日長時間にわたる会議を行った。
広州の街を歩く時間も無いほどだった。

その後、9月の初旬にも広州に呼ばれ
このPJの為に会合が開かれた。
そこでも長時間にわたる会議を行った。

何も決まらない会議の中で、
あることが感じられた。

昔世話になった会社の方々は、
今の親会社の事など眼中に無く、
彼らが意見しても「聞かず」「つぶす」
僕らのことは、ただの制作会社としか見ていない。
こんな事を・・・

日本に戻り報告すべきか否か悩んだ。

所詮制作会社は制作会社なのだから
当り前の扱いなんだから、報告はしなかった。

そしてプレゼンの前週の週末を迎える今日
120ページの大作の企画書が完成した。

超重いデーターだった。
みんなの想いがつまったデータだった。

資料編、施策編、予算編、そしてそのパース、図面・・・
みんなが毎晩夜遅くまで仕事し、徹夜して、休日出勤して
作った想いが詰まった重いデータを送った。


海外に赴任する、支社に赴任する
これは名誉なことでもある
実力があるから、外へ行って
そこを軌道に乗せる使命があったりする
広州の仲間もこういった使命感満載で日本に
このPJの話を振ってきた。
「5年100億円のこのPJそりゃ参加しないといけないでしょ」
日本サイドは即答、ボクを筆頭にPJチームが結成された。

広州での弊社のプレゼンスを高める。

何度も書くが、
みんなが毎晩夜遅くまで仕事し、徹夜して、休日出勤した。

データを送った後、
広州に赴任している仲間から連絡が入る。

「あの企画書使わなくなりました。」
理由は?
「欲しかったのは建築物のパースだけです。それ以外too muchですよ」
長時間にわたる会議の結果『必要』だと
なったはずではなかったのか?
ボクに理解力が欠如していたのか?

「H社が決めたことなんで」
そんな返答しか返ってこなかった。

体よく作業員と化したボク等だった。
昔世話になった会社の人間はそういう人たちばかりだった。
ボクが在籍していた時にあった、
他のPJの時も協力会社に対しての顔と
実際に内部での顔の違いがあった、

今回はまんまとそれに乗せられた感じだ。

最後にもう一つ広州に赴任している奴に聞いた。
「このPJ、実際に取りにいく本気度ってどれくらいだったんだ?」

返答は「さぁ」

もう一度聞く「キミはわかっていたんじゃないのか?ボク等が帰国して
『あいつら巧く使おうぜ』とか言ってたんじゃないのか?」

返答は
「理解してください」

今回のPJは詐欺でした。
週明けの営業戦略会議でボクは報告する。

広州の援護の為に送る予定だった
ボクの部下のデザイナーは白紙に戻す。

このプロジェクト詐欺の代償はでかいよ。






































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