僕の人生の今は何章目ぐらいなんだろう?

昨日に戻りたいと思うよりも、
今日を楽しみ、
明日が待ち遠しいと思える、
そんな人生を送りたい。

安藤忠雄さんとお会いした。

2014-06-22 17:20:22 | ヒトの気持ち
凄いパワーのある方だとは聞いていたが
そのパワーの根源を見たような気がした。

彼が最初に話したのは
彼がまだ建築家ではなかった頃の東京の話だった。

戦後ボロボロだった第二次世界大戦復興後から
高度経済成長期にかけて、多くの国家プロジェクトを手がけ日本を造り
そして1964年へ向かって日本人の意地を
見せたある男に対する話だった。

原爆投下で焼け野原の広島市の骨格を作ったその男
当時は単なる一廃墟に過ぎなかった「原爆ドーム」
広島を再建する上での、ランドマークとしてスポットライトを当て、
「原爆ドーム」と慰霊碑を中心とした広島平和記念公園と都市計画を行った男
その男の集大成は、1964年の東京オリンピックだった。

安藤さんはこう云った
「代々木の体育館、50年経ったんですよ、何一つ古くない
これが都市計画に必要なランドマークなんです」
「おそらく100年経っても古くない。街の中心、パリの凱旋門と同じなんです」

1964年まだ若かった安藤さんが
70歳を越え、今その中心となって
2020年の東京オリンピックが造ろうとしている。

渦中にいるので多くは書けないが
力強い話に引き込まれていた自分がいた。

ボクもいずれは死ぬのだから彼とい一緒に
何かを東京に残していきたいと思った。

つづく
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