最近の尖閣諸島情勢は膠着状態で、中国も打つ手に窮していた。
仕掛けてきたのが、尖閣上空まで勝手に俺んちの防空識別圏だと。
こんなことすれば当然一触即発の事態になる、それをあえて選択したと言うことは武力行使をするという脅しだ。
こんな無法を許したら尖閣諸島どころか東シナ海の島嶼や沖縄も中国に取られてしまう。
日本も覚悟を持ってこれに対処すべきだ。
日本の領土・領海・領空を一ミリたりとも侵犯すれば、毅然とこれを撃退する。
日本政府は、そう宣言して欲しい
そして一日も早く、尖閣諸島に自衛隊を配備すべきだ。
戦後も一貫して中国共産党はこれまで、尖閣諸島を日本の領土と認識し、そのように振舞ってきた。
それを覆しだしたの最近だ。
海洋進出を狙う中国の侵略志向を、尖閣諸島で断固粉砕しなくては日本は破滅させられてしまう。
尖閣諸島は日本の領土であり実効支配している島嶼である。
中国の尖閣領有権主張は言い掛かりであり、なんら根拠となるものはない。
軍事的威圧を日本へ加え、尖閣諸島を自国領に取り込もうと画策しているだけだ。
日本側がこうした中国側の主張を受け入れられないのは当然である。
今回、打つ手を失った中国は日本の領空である尖閣空域まで勝手に防空識別圏を設定した。
これはきわめて危険で挑発的行為以外の何物でもない。
>「非常に危険、強い懸念」岸田外相が談話
2013.11.25 00:48 [外交]
岸田文雄外相は24日夜、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む東シナ海上空に防空識別圏を設定したことについて「不測の事態を招きかねない非常に危険なものであり、強い懸念を表明する」との談話を発表した。
中国側は23日の公告で、防空識別圏を飛ぶ航空機が中国側の命令に従わない場合、中国軍が「防御的な緊急措置」を取るとしている。外相談話は「公海上における飛行の自由の原則を不当に侵害する」などと指摘し、撤回を求めた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131125/plc13112500480001-n1.htm
当然と言えば当然の抗議。
もし、尖閣諸島領空に中国軍機が侵入すれば、これは撃墜する以外にないことを、あらかじめ宣言しておくべきだ。
>高村氏「中国に抗議すべきだ。一触即発回避を」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131124/plc13112410550006-n1.htm
日本の防空識別圏と重なる。日本は淡々と今まで通りのことをやる。(識別圏設定を)やめるように中国に抗議しなければいけない」
同時に「間違っても一触即発の事態が起きないように(自衛隊と中国軍が)密接な連絡を取り合わなければいけない」
さすが親中派と目される人だ。
抗議だけはしてもいいけど、「間違っても一触即発の事態が起きないように(自衛隊と・・・
それこそが、中国の望んでる方向じゃないか。
問題を起こしているのは中国だ! ここで日本がヘタレば中国の思う壺だ。
>防空識別圏 中国は挑発の責任負うか
産経(主張)
日本の領土である尖閣諸島の上空を含む東シナ海に、中国が防空識別圏を設定した。
もとより、尖閣上空は日本の領空である。そこに中国が識別圏を設定する権利はいささかもない。
中国の行為は、軍事力によって現状変更を図ろうとするもので、決して容認できない。
防空識別圏は領空侵犯を阻止するため、戦闘機が緊急発進(スクランブル)を行う際の基準となる。日本はすでに、尖閣上空を含めて防空識別圏を設定し、中国機の侵入に対して航空自衛隊がスクランブルを重ねてきた。
中国国防省が出した公告は、識別圏内を飛ぶ各国の航空機に、国防省の指令に従うことや飛行計画の提出を求めている。従わない航空機には「防御的緊急措置を講じる」として、スクランブルを行う方針も示した。
中国は、空の守りを固めてきた日本の実効支配を突き崩したいのだろう。識別圏が重なることで、両国のスクランブル機が接近しかねない。不測の事態が起きた場合の責任は、すべて中国が負わなければならない。
・・・・・
尖閣奪取を図ろうとする中国の意図は露骨だ。自衛隊や海上保安庁をはじめ政府一体で、領土や領海、領空を守り抜く態勢の整備と覚悟が求められている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/131124/plc13112403310005-n1.htm
これは今朝の産経の「主張」だ。
将に正論である。
>米、深刻な危機感…東シナ海進出阻止へ戦略見直し
【ワシントン=青木伸行】米政府は23日、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む東シナ海上空に防空識別圏を設定したことに対し、中国に外交・軍事ルートで強い懸念を伝えた。事実上の抗議で、日本などの同盟・友好国と対応の協議に入る。ケリー国務長官とヘーゲル国防長官、国家安全保障会議(NSC)は一斉に声明を発表した。
ヘーゲル長官は、防空識別圏の設定を「地域の現状を変更し、不安定化させる試みだ。一方的な行動は誤解と誤算(による不測の事態)の危険性を増大させる」と非難し、「日本を含む同盟・友好国と緊密に協議する」と強調した。
こうした反応は、米国の強い危機感に裏打ちされている。その最たるものは、南シナ海の約9割の領有権を主張し、実効支配を強める中国が、今度は東シナ海上空を事実上、自国の「領空」として「空の実効支配」に乗り出した点にある。海洋に加えた空での覇権拡大として、米政府は深刻に受け止めている。
防空識別圏の設定は東シナ海上空の航行の自由と米軍・自衛隊の共同、あるいは米軍単独の軍事行動を妨げるものとなる。韓国軍との作戦行動も同様だ。
米政府が「尖閣諸島は日米安保条約の適用対象」と繰り返し表明してきたことと合わせ、防空識別圏の設定は「米国と日米同盟へのあからさまな挑戦」(軍事筋)ということになる。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/131124/amr13112422160004-n1.htm
アメリカも中国と日本を天秤にかけているからこういう事態を招く。
中国をまともな国と思うことの異常さにこれまで眼を瞑ってきたが、その結果がこれだ。
もともと今の日本の防空識別圏は米国から引き継いだものだ。
中国の今回の防空識別圏をみれば、いかに異常なものかが一目瞭然。