眼力Blog

反日国の動向をウォッチしています。
自滅する韓国を看取るブログです。
政治、時事問題なども扱います。

アップルも正念場

2019年01月25日 | ニュース・報道

 アップルは昨年11月に発表した2018年第4四半期決算は、第4四半期としては過去最高の決算だった。
しかし10月3日に232ドルの高値をつけていた株価が、最高決算だったにもかかわらず、年越しした1月3日142ドルまで下げてしまった。

 一体アップルに何が起きたのか。

 今日の宮崎正弘氏のメルマガを読んでいて、アップル株が下がった謎が解けた。
>「アップル・ショック」というのは2019年1月4日、ティム・クックCEOが「中国でのスマホの売り上げが10%落ち込んだ」と発表したことを受けて、同社株価は9・22%の大下落、半年で35%強も下げた。

 中国がらみの情報は日本のマスコミはまず取り上げないので、日本のマスコミだけの情報では一向に中国情勢がつかめない。
本当にひどいはなしで、日本のマスコミは腐っている。
特に中国にとって都合の悪い権力闘争や経済の落ち込みなどは、報道管制でもしかれているかのように報道しない。
これでは新聞購読が減少するのももっともな話だ。
そんなこともあってか、新聞の発行部数が昨年だけで222万部も減少したそうだが、それもむべなるかな

 だから宮崎正弘氏や福島香織氏のようなフリーランサーの情報が頼りになる。
今日はそんな宮崎正弘氏のメルマガを転載しよう。

 12月に入って中国の経済の底が、どうやら抜けたようなのだ。
自動車の売り行きも止まり、スマホも売れない経済指数も悪いものばかり。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月25日(金曜日)弐

>中国発「大不況」に備えは出来ていますか?
  発端はアップルのスマホ売り上げ急減、株の大下落からだった


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 凄まじい勢いで日本の景気が悪化している。米国も悪化の兆しがでた。
 元凶は中国だが、この中国の経済構造にビルトインされたシステムの下で成長してきたアジア諸国が軒並み不況ムードに蔽われた。日本経済も例外ではない。

 「アップル・ショック」というのは2019年1月4日、ティム・クックCEOが「中国でのスマホの売り上げが10%落ち込んだ」と発表したことを受けて、同社株価は9・22%の大下落、半年で35%強も下げた。

このためアップルばかりかスマホ関連企業が悲鳴を挙げた。とくに香港株式は10%の下落となり、日本でも部品、ICなどを供給している多くのメーカーの株価が5-8%も下がった。目立った下げが日本電産、京セラ、村田製作所などだったことは投資家ならずとも周知の事実だろう。
 鵬海精密工業は河南省鄭州の工場で五万人をレイオフし、代替工場をインドに移転して稼働すると発表したため、同社従業員が騒ぎ出した。

 景気後退というより、状況はもっと悪い。
中国の就職戦線。ハイテク技能を持つ理工系ですら、応募倍率が32倍という難関になり、これまで会社を移るたびに給与を増やしてきた「トラバーユ・ジャンプ組」も「向こう十年はいまの会社にしがみつく」と言う。リクルート代理店、人材スカウト会社も閑古鳥である。

 或るコンピュータ企業は2018年八月まで毎月、技能者を8人平均で雇用し、輝かしい未来を約束されたかに見えたが、十二月に突然半分の社員が解雇された。

華字紙が大きく報じた事例はベンチャーの「マインドレィ社」(本社深せん、従業員七千名、NY上場の優良企業)の新卒内定者取り消しというショックだった

マインドレィ社は急成長を続けてきたため、2017年には430名の新規採用があった。18年には中国全土50の大学から成績優秀の理工系学生485名を採用した。ところが昨師走になって、このうちの254名を内定契約破棄、補償金として約束した給与の三分の一を支払うとした。
若者たちの未来は真っ暗、この先、どうなるのか?

 夥しい不況の実例が『サウスチャイナ・モーイングポスト』(1月24日)で報じられている。
ベンチャーキャピタルは2018年の年初と比較して第三・四半期には25%の激減ぶり、たとえばバイクレンタルのベンチャー・ビジネスは50都市で派手な営業を展開したが、倒産が目立ち、1400万人のユーザーが補償金を返せと訴えている。

とりわけ厳しい環境に転落したのはアリババ、バイドゥ(百度)と並ぶ御三家のテンセントに代表されるゲームソフトのベンチャーだった。
カジノ・ゲーム開発ベンチャーなど30%の落ち込みとなった。いよいよ中国経済の破綻は秒読み、備えはできていますか?
    □◎□○み△◎□◇や○◎○□ざ□◎□○き○◎○□  


威嚇威嚇威嚇ってなぁ、哨戒機の方じゃボケ!

2019年01月25日 | ニュース・報道

 ゴラァー!威嚇威嚇威嚇ってなぁ、そう感じたのは海自の哨戒機じゃあ、ボケ!
岩屋防衛相が珍しく正論で反論しましたww

>岩屋大臣「脅威感じるのは哨戒機の方」 写真公開に[2019/01/24 18:09]

河野統合幕僚長は「(韓国が低空飛行したと主張する)23日の(日本哨戒機の)飛行は、高度150メートル以上、距離は1000メートル以上離れている」
 岩屋防衛大臣:「韓国の艦艇に脅威を与える意図も理由も何もないわけでございます。先方は軍艦、うちは哨戒機ですから、丸腰の哨戒機が近付いて脅威を感じるのは、むしろ哨戒機の方なわけで」

>そのうえで「日本側の見解を受け止めて誠意ある対応をして頂きたい」と韓国側に適切な対応を求めました。
これは余計なんだよ、聞く耳持たなぬ犬にお座りやお手を諭しても通じんわな(わらい

     韓国の動画ですが・・ これが威嚇の証拠写真だそうですw
      なんじゃあ、こりゃww

脅威を感じた韓国駆逐艦は、「これ以上接近すれば自衛権的な措置を取る」

 昨年は哨戒機の遠景を出して、哨戒機の高度や距離がわかってしまったため、今回はそうした映像は出さない(わらい

 海自の哨戒は艦船攻撃用武器など積んでませんし丸腰の飛行機です。その哨戒機が、韓国駆逐艦のかなた540m(実際は1000m以上)先をを飛行しただけで怖い!!となるんですかww
そんな軍隊聞いたこともないし、第一そんな弱い軍隊では国防も戦争も出来ませんですよ。ハイ

 艦長、非常に危険です。威嚇的飛行です。怖いです。
アニメでも観られない、お笑いシチュエーションwww

 こんなもの証拠にもならん代物じゃあないか。アホだ、こいつら!
同じ出すならもっと説得力のあるもの捏造せんかい。
お前ら捏造民族、それしか能力無いのにそれすら出来へんのんか。

 でも、まあ面白い展開になって来ました。
日韓の距離がどんどん離れていくのは良いことです。

 日韓基本条約に反する一連の問題で、両国の関係亀裂が決定的なった段階で起きた、今回の韓国海軍のはねっかえりな行動顛末。
文政権の本性がますますはっきりしてきたわけで、日本としても決別の決断が出来る好機です。
親韓の岩屋防衛相にまでまともに反論されているようでは、日韓の縁は切れるの当たり前でしょうw

 文政権はもう完全にあっちの方へ行っているお方。
平昌冬季五輪ですら北朝鮮融和に利用した文在寅、哨戒機が威嚇したと捏造してまで反日を煽るのも、膠着して進展が見られなくなった北朝鮮融和への再アタックとみれば見えてくるものがあろう。
文政権は米国主導のこれまでの体制から決別して北朝鮮融和に突き進む、その最大の障害である在韓米軍を追い出したい。
しかし追い出せば米国から手厳しい制裁を食らうから、トランプが痺れを切らして米軍撤退を言い出すのを嫌がらせしながら待っている。
どちらにしても米軍が撤退すれば、あとはなりふり構わず南北統合へ突き進むのであろう。
統合が進展しないでグズグズしていると、韓国内から反対派や懐疑派が力を増してきて、国内をまとめられなくなってカオスの世界になってしまう。
そうならないためにも文政権は非核化解除するまでと、気長には北との融和を待っていられない。

 そうなれば、米国が韓国へ報復する可能性もある、敵よりも味方の裏切りへの憎しみはより強いからね。
日本との関係もそうした成り行き上にあるから、韓国の対日観は北朝鮮の対日観を踏襲したものになっていく。
最近の韓国軍の対応は明らかにこれまでの韓国軍ではなく、北の主体思想に沿った反日対応とそっくりだ。
韓国国防部の会見を見聞きしていると北朝鮮軍部の会見となんら変わらない。

 文政権は既に北朝鮮が取っている日米関係を踏襲しだしていると見れば、今の韓国が仕掛けている諸問題の答えが見えてくる。

 日本政府も従来の日韓関係維持を求める姿勢を転換しないと、時代を見誤ることになる。


中国経済は正念場

2019年01月24日 | ニュース・報道

>18年のGDPは90兆突破し6.6%増加 統計局
人民網日本語版 2019年01月21日15:50

国家統計局が発表したところによると、速報値の計算によると、2018年の中国の国内総生産(GP)は90兆309億元(1元は約16.1円)に達し、中国の経済規模が初めて90兆元の大台を突破した。不変価格表示のGDPは前年比6.6%増加し、年度計画の数値を達成した。四半期別の増加率をみると、第1四半期は6.8%増加、第2四半期は6.7%増加、第3四半期は6.5%増加、第4四半期は6.4%増加だった。中国経済網が伝えた。(編集KS)


 中国国家統計局は21日、2018年の国内総生産(GDP)成長率は6.6%と発表した。
28年ぶりの低水準となった。
また、2018年第4四半期(10~12月期)のGDP成長率は6.4%に落ち込んだと示し、2009年以来の悪い結果となった。

 発表した寧吉喆統計局長は自信満でした。
18年は米中貿易戦争が火蓋を切ったわけですから、成長率は6.6%達成が本当ならこれはすごいことです。
米中貿易戦争の影響など微塵もなかったかのようです。

 でもね、次のくだりが意味深です。
>また、2018年第4四半期(10~12月期)のGDP成長率は6.4%に落ち込んだと示し、2009年以来の悪い結果となった。

実際は貿易戦争で中国で生産してる外資企業だけでなく中国企業の一部までもが中国から他の国へ生産拠点を移しているのです。

なんと中国共産党の御用達紙毎日新聞が、外資の中国逃避が活発で中国の経済の先行きを心配しています。

>中国GDP 28年ぶり低成長 減速、海外勢脱出も メーカー、リスク分散
毎日新聞2019年1月22日

 中国の2018年の実質成長率が、天安門事件の影響から経済が混乱した1990年(3・9%増)以来、28年ぶりの低水準に落ち込んだ。米国との貿易戦争が激化する中、中国経済の先行き不安も広がり、中国に投資をしてきた外国メーカーなどの一部には中国大陸から「逃避」する動きも出始めている。【北京・赤間清広、台南(台湾南部)福岡静哉】

 台湾南部・台南市にある大型工業団地「南部科学工業園区」。1043ヘクタールの敷地内に半導体、精密機…以下省略


 今年1月から対米輸出品の関税が25%になる予定でした、その為その前に中国からの駆け込み輸出が増えて、18年度の対米輸出は史上最高を記録したのです。

 12月に米中首脳会談が行われ25%の関税賦課は3か月繰り延べ3月初旬まで延期されました。
しかし既に中国在住の外資企業だけでなく中国企業の一部までもが、中国から他国へ逃避しだしています。
サプライチェーンが中国から他国に移転していると言うことです。
この流れはもう止まりません。
中国の産業が空洞化していくということです。

 そうして12月には、ついに中国経済指数が変調しだします。
今年(19年)に入っても経済指数は例年に無く悪いものです。
中国も経済の建て直しに躍起です。
需要の喚起に付加価値税を減税するとも言われています。
安倍首相が消費税を引き上げようとしているのとは対照的ですね(わらい

 いくらカンフル剤打っても中国の起死回生にはならないと思われます。
昇竜の成長の神話はもう続かないのです。

 昨年12月17日人民大学で同校の向松祚教授が記念講演を行いました。
少し長い記事ですが全文を転載します(講演を要約したものです)
>中国著名な経済学者、最新講演でミンスキー・モーメントに言及
2019年01月23日 15時54分 

大紀元所長の向松祚教授は1月20日、中国上海市で行われた経済フォーラムで、2019年にミンスキー・モーメント(すべての資産価格が急落する時)の到来に警戒せよと警告を発した。

中国著名のマクロ経済学者であり、人民大学国際通貨研究所副

向教授はこの日、約30分間の講演を行った。教授は、2018年から現在まで続く経済減速の具体的な数値について、「国内外の研究機関がそれぞれデータを出しているが、共通認識に達していない」と指摘した。昨年12月、向教授は中国人民大学で行った講演で、「国内経済研究機関の内部資料では2018年中国の国内総生産(GDP)成長率が1.67%と示された。しかも、マイナスである可能性もある」と述べた。

向教授によると、景気の冷え込みを招いた原因は4つある。

1つ目は、中国当局が金融リスクを低下させるためのデレバレッジ(債務削減)政策で企業が資金難に陥ったこと。

2つ目は、中国企業の収益が少ない。向教授は、中国企業が保有する巨額な負債によって収益が減少していると分析。「過去10数年、中国企業は凄まじい勢いで(事業)拡張してきた。企業の資産も負債も同時に拡大してきた。しかし、企業が持つ技術や収益、自己資金などで拡張したわけではない。銀行から借りてきた資金で、社債で、シャドー・バンキングで拡張した」

向教授によると、朱鎔基・元首相の息子で、中国大手投資銀行の中国国際金融(CICC)最高経営責任者(CEO)を務めた朱雲来氏はこれまで複数回、中国債務の総規模が600兆元(約9700兆円)を上回ったと警告し、「債務拡大による経済成長モデルは持続不可能だ」と強調した。

また、向教授は自身の体験を紹介した。「江蘇省のある銀行の幹部から、中国全国第1、あるいは第2の省内総生産を誇る江蘇省では、収益が10億元(約160億円)以上の企業は1社か2社しかないと聞かされて驚いた。中国株式市場に上場する企業のなかにも、収益が10億元以上の企業数も限られている」

教授は上場企業の収益が低いため、中国株式市場の不調が続くと予測する。

3つ目は、中国当局の私有制と民営企業を排除する姿勢により、民営企業経営者の心理が強く打撃を受けたことにあると示し、「2018年景気が悪化した最大の要因だ」と話した。教授は昨年12月の講演でも指摘した。

4つ目は、米中貿易戦で、「唯一の外部要因だ」。

2019年経済情勢を展望
向教授は、2019年中国経済情勢について、中国当局の景気テコ入れ政策によって、2018年と比べて景気がやや改善できるとしたが、不確実性が依然として残っていると述べた。

「最大のカギは民営企業経営者の心理が改善できるかどうかにある」「付き合っているカップルのように、片方が相手をひどく傷つけたら、以前のような状況に戻れないだろう」と教授は述べた。

また、中国当局が現在、景気改善対策として、国内銀行に対して、中小企業への貸付を優先に促している。向教授は、過去十数年間において企業債務が急激に増えた結果、「現在大半の民営企業が融資を受けて設備投資を行う余裕がなくなっている」と指摘した。

向教授は、2019年中国経済にいくつかの「灰色のサイ(発生の確率が高いうえ、大きな影響力を持つ潜在的リスクのことを指す)」が現れる可能性が高いと予測し、そのうちの一つは不動産市場だとした。

「国内に大規模な人口の流入を見込める都市はもうない。需要が縮小している。現在中国人が保有する富の8割が不動産だ。中国の不動産時価総額は65兆ドル(約7100兆円)に達した。先進国の1年間の国内総生産(GDP)の合計に匹敵する」

教授は、「中国人がレバレッジでマネーゲームをしているが、最終的にそれは砂漠に現れた蜃気楼だと気づくだろう。この蜃気楼が消え去る頃が、ミンスキー・モーメントが訪れる時であろう」と警鐘を鳴らした。

「中国の金融システムは、資産に対する投資家や企業や個人の楽観的心理に基づいている。ある日、中国人が不動産市場、株式市場、ファンドなどすべての金融資産に失望した時、ミンスキー・モーメントが起きる」

向松祚教授は、中国の企業家や投資家は真の価値と富を創造することに精を出すべきだと苦言を呈した。

教授は、中国当局が「金融の安定化」を2019年の重要経済任務にした狙いは、ミンスキー・モーメントの発生を回避するためだとの見方を示した。「2019年、(ミンスキー・モーメントの発生に備えて)投資家の皆さんがまずリスク資産をしっかりと管理してください」と教授は講演を締めくくった。

インターネット上では、向教授の最新講演内容が再び注目を浴びた。ツイッターユーザー「両宋遺風」は21日、「向教授は講演中、何回も(中国経済失速の)根本原因は何かと参加者に問うた。参加者も教授も実際は心のなかで分かっている。根本原因は中国共産党の専制体制だ。しかし、誰もそれをはっきりと言い出せないでいる。中国社会が今直面しているすべての問題の根源について、中国政経界のエリートは皆分かっている」とのコメントを投稿した。

(翻訳編集・張哲)


 これは12月の講演です、発表されてまもなく、この講演録は見られなくなります。

 当局が発禁にしたのです、講演内容が当局の気に障ったのでしょう(わらい

 それから1ヵ月後 中国国家統計局は、2018年の国内総生産(GDP)成長率は万々歳6.6%だと発表したのです。

 向教授は19年はミンスキー・モーメントが発生するとまで予告しているのです。

 2017年10月中国人民銀行の当時の総裁であった周小川氏も、中国共産党第19回党大会(19大)期間中のイベントで、
「経済における景気循環の増幅性の要素が多すぎるならば、この周期の変動が巨大と呼べるほどに拡大され、繁栄の時期に示す過度の楽観性により、矛盾の蓄積が作り出され、特定の時が到来するならば、いわゆるミンスキー・モーメントが生じることだろう。この瞬間に伴う急激な調整こそ我々が避けるべきものだ」
周小川氏は前々から中国経済が持ちこたえられないと既に見限っていたのです。
ですから15年間君臨してきた中国人民銀行総裁をこれを機に辞めて逃げた?(わらい

 


アジア戦略の再編

2019年01月23日 | ニュース・報道

 中国封じ込め戦略が着々と構築されている

>【コラム】「米軍縮小」緊張感のない韓国政府

2019年01月22日08時31分 中央日報日本語版
https://japanese.joins.com/article/386/249386.html
10日、インドの首都ニューデリー。韓国国内の注目が金正恩(キム・ジョンウン)の訪中に傾いていた間、ここでは韓国の運命とも直結した行事が開かれた。インド政府主管で今年4回目となった「ライシナ対話」だ。インド首相官邸があるライシナの丘から名前を取ったこの行事は、米トランプ政権が掲げる「インド太平洋時代」の4大主軸国である米国、日本、オーストラリア、インド間の協力のために設けられた。国際舞台ではすでにこの4カ国間の安保協力を「4カ国同盟(Quad Alliance)」と呼ぶ。

米国がトランプ大統領就任後に突然「インド太平洋戦略」という概念を持ち出し安保構図を揺さぶり始めた。日米豪印4カ国同盟国をつなぐ新たな安保軸が浮上したのだ。このため米国の核心同盟国として優遇されてきた韓国は突然に安保の辺境に転落する状況に至った。

このため最近外交・安保専門家の間では「新アチソンライン」という言葉が亡霊のように飛び交っている。
まず2回目の米朝首脳会談を控えあちこちで在韓米軍縮小説が出ている。トランプ大統領からして韓国の「安保ただ乗り論」を出しはばかることなく在韓米軍撤収を主張してきた人物だ。そうでなくても手を引きたいところにもっともらしい口実さえできればすぐにでも呼び戻すことは明らかだ。 ー記事から抜粋ー


 韓国保守紙の中央日報の嘆きの記事です。

 とは言え中央日報は反日無罪の愛国記事を連日垂れ流している新聞です。
反日は韓国の国是です、ですから保守も左翼も反日では一致しているのです。
しかし対米国観は、左翼の文政権は米軍撤退を望んでいますが、保守系の政党や新聞は米軍に駐留していて欲しいのです。

 トランプ大統領が登場する以前に、安倍首相が打ち出していたセキュリティダイヤモンド構想
「オーストラリア、インド、アメリカ合衆国(ハワイ)の3か国と日本を四角形に結ぶことで4つの海洋民主主義国家の間で、インド洋と太平洋における貿易ルートと法の支配を守るために設計された。中国の東シナ海、南シナ海進出を抑止することを狙いとする。日本政府としては尖閣諸島の領有問題や中東からの石油輸出において重要なシーレーンの安全確保のため、重要な外交・安全保障政策となっている。」

 トランプは大統領に就任はしたが、外交や国際関係には疎く世界戦略などまだ明確になっていなかった。
安倍首相はトランプ大統領当選でいち早く訪米し、トランプ氏と会談、自身が推し進めてきたセキュリティダイヤモンド構想をトランプに説明した。
トランプは中国封じ込めにこの構想が有効と気づき、自らこの構想の構築に動き出した。
いまではアメリカ主導で進められているその「インド太平洋戦略」は、着々と地歩を固めつつある。

 韓国は当初から「インド太平洋戦略」から除外されている。
韓国はそれを別に気にしなかった、この「インド太平洋戦略」は、安倍首相が進めるセキュリティダイヤモンド構想であり、韓国は当初から加わる気など無いし、安倍首相も構想時から韓国は念頭に無かった。

 朝鮮半島の安全保障は、米軍を軸に米韓、日米の変則同盟でしか機能しないことを承知していたからだ。

 そうした意味では、「インド太平洋戦略」は中央日報が心配しているように、
 >「新アチソンライン」という言葉が亡霊のように飛び交っている。アチソンラインは1950年に米国務長官だったディーン・アチソンが明らかにした極東防衛線だ。当時アリューシャン列島-日本-沖縄-フィリピンをつなぐ防衛線の中に韓国は含まれなかった。南侵しても米国が介入しない政策と北朝鮮が信じたのもこのためだ。

 その通りでアチソンラインの亡霊がよみがえって実現しつつある。
それを後押ししているのは韓国自身だと言う皮肉な話だ。
従北の文大統領誕生で文政権は北朝鮮融和を優先し推進している。
文政権が北朝鮮と融和する上で最大の障害は在韓米軍の存在だ。
文政権が在韓米軍の撤退を求めるのもその為だ。
トランプ大統領も韓国の米軍駐留経費の負担増額を要求している。

 米軍は韓国を守るために駐留しているにもかかわらず、韓国の負担額が低いと言うわけだ。

 ところが文政権は、居て欲しくない米軍駐留経費の負担増には当然ながら応じようとしない。
トランプ大統領は、負担しないなら米軍の撤退も有ると韓国を脅しているつもりだが、文政権側から見れば、断れば米軍が撤退するので有れば、これは大歓迎と言うことになる。

 米韓の意思が共有されるわけだから、米軍の撤退は現実化する公算が強い。
そうなることが予想されるほどに、アジア戦略上「インド太平洋戦略」は、ますます熱を帯びてくることになる。
同時に韓国の孤立化は深刻になっていくと言うことだ。
今になっても韓国は文政権に浮かれている、これでは韓国が自滅するのも時間の問題だろう。

 日本も対馬が防衛ラインの最先端になると言う自覚を持つ必要がある。

 韓国駆逐艦によるレーダー照射事件は、その意味からみても良い教訓になったのではないだろうか。