型紙――ナイフシース作り(3)からの続き
レザークラフトにおいて、ナイフシース作りの特徴は分厚い革を縫うことである。今回、ブレード側の縫い合わせ部分は4mm厚の革を2mm厚の革で挟む形にするので、2+4+2=8mmの厚さのものを「縫う」ことになる(ちなみに既製シースは7mm厚の木を2mm厚の革で挟んであったので11mm厚だった)。こうなると縫う過程で針がなかなか手で抜けないことがあり、その場合、ペンチで引き抜く。
布を縫うのとはまったく異なる世界なのである。
針を通す穴は縫製前にあけておくのだが、これだけ厚いものになると、穴の位置あわせがとても重要になる。だから型紙にも穴を開けておいた。そして革に穴を穿つにあたり、垂直に通るよう神経を使った。
今回は糸が盛り上がらないように、ステッチンググルーバーという道具を使って革の表面に溝を切り、その溝に糸が収まるように縫っている。このナイフとシースは狩猟時の道具として野山でハードに使用することが想定されるため(収めるナイフ――ナイフシース作り(1)参照)、何かに糸を引っ掛けて切ってしまうのを避ける狙いがある。
私は「持ち歩くモノ」を作るのが好きなのだが、それはフィールドワークを想定していろいろな条件を探って設計することに面白味を感じているせいだ。
持ち歩くかどうかは別にしても、実用を伴うモノの設計って、芸術品と違って「デザイン」と「機能」が親和したり、時に闘ったりするところに醍醐味がある。その点は家でも日用品でも同じだと思う。
レザークラフトにおいて、ナイフシース作りの特徴は分厚い革を縫うことである。今回、ブレード側の縫い合わせ部分は4mm厚の革を2mm厚の革で挟む形にするので、2+4+2=8mmの厚さのものを「縫う」ことになる(ちなみに既製シースは7mm厚の木を2mm厚の革で挟んであったので11mm厚だった)。こうなると縫う過程で針がなかなか手で抜けないことがあり、その場合、ペンチで引き抜く。
布を縫うのとはまったく異なる世界なのである。
針を通す穴は縫製前にあけておくのだが、これだけ厚いものになると、穴の位置あわせがとても重要になる。だから型紙にも穴を開けておいた。そして革に穴を穿つにあたり、垂直に通るよう神経を使った。
今回は糸が盛り上がらないように、ステッチンググルーバーという道具を使って革の表面に溝を切り、その溝に糸が収まるように縫っている。このナイフとシースは狩猟時の道具として野山でハードに使用することが想定されるため(収めるナイフ――ナイフシース作り(1)参照)、何かに糸を引っ掛けて切ってしまうのを避ける狙いがある。
私は「持ち歩くモノ」を作るのが好きなのだが、それはフィールドワークを想定していろいろな条件を探って設計することに面白味を感じているせいだ。
持ち歩くかどうかは別にしても、実用を伴うモノの設計って、芸術品と違って「デザイン」と「機能」が親和したり、時に闘ったりするところに醍醐味がある。その点は家でも日用品でも同じだと思う。
また、日記にアップしてみます…。
そのうち日記を全体に公開に戻すつもりなので、折り見て見にきてください…。
でも、同じような物作らないと違いはわかりにくいかと…(汗
ぼくも、ふと思っただけなので…。
ちなみに、僕の方が雑いみたいです…(泣
ステッチンググルーバーの使用方法はそんなに難しくはありません。私にとっては「ネジ念」を使うときのほうが神経使います。
おっしゃるとおり、薄い革にはあまり使いませんね。最低2mmくらいの厚さがあるものに使うときが多いです。
薄い革で糸を盛り上がらせたくない場合、私はモデラを強く押さえつけて縫い線をつけるようにしています。
型紙の違いって興味あります。
私は独学なので、これでいいのかといつも悩みながら作っています(最初は型紙を作らずいきなり革に線をひいていました!)。
うさぎあれるぎ~さんの型紙もどこかでぜひ見たいです。
ステッチンググルーバー使うんですか…。
僕使ったこと無いです。
どんなもんでしょうか? 難しいんでしょうか?
薄い革の場合は使わない方がいいらしいです。
ギン面がもってかれるので、革が弱くなるみたいです。
縫ったあとに上から縫い目の幅のもの当てて、トンカチでたたいたりとか…。
着実に進んでますね…。
型紙が少し面白かったです。
僕らが作るときと若干違うのがすごい面白かったです。
参考にさせてもらいます。 勉強になります。
出来上がりが、楽しみです。
世界に一つしかないオリジナルなモノを作りますよ。
ただ、覚悟していただきたいことは
・プラン策定にも製作にも時間は必要
・いい素材を使うと高くなるし、大きさと価格もだいたい比例する
・無理のある要望は受けかねる
といったところです。
家づくりと似てますよね(笑)。
なお当方の職人は、「無理のある要望は受けられないがクセのある要望は大好き」というワケのわからない性質を持っています。
現在、2つほど小物を作る予定がありますが、同時進行は可能です。
こんなんでよければ受けますけど、どうします?
ここ一年くらい、タイトルの通り、
ブリーフケースを探しています。
薄くて、マチがないくらいのやつを。
あるにはあるのですが、妙におじさんくさいのばかり。
まあ、自分も十分おじさんなんですが、
どうも気に入ったものがない。
薄いけど、カッチリしていて、持ち手も手に馴染むような。
種類と手帳が入るくらいで十分なんですが、
なかなかいいのがない。
“garaika工房”でお願いできるのですか?
本当はブリーフケースというよりも
究極に薄い、革のアタッシュケースが欲しいんですけど。