古都奈良にはもう長いこと行ったことがない。仕事がらみも含めて京都には何度も行っているけれど近い所にある奈良にはどうしてか足を向けることがなかった。京都なら新幹線に乗れば40分弱で着いてしまうし青春18キップを使うにしても東海道本線の方が便利で短時間で着くことができるということもあって奈良には行く機会がなかった。考えてみれば小学校の修学旅行の京奈良旅行以来ご無沙汰だった。
今月初め「UP!」が納車されてから高速を使って少し遠くへ行ってみたいと考えたのが奈良方面。奈良近郊にはサラリーマン時代の友人も住んでいるので早速メールしお薦めコースを聞いてみたのが先日のこと。今回はまだ行ったことがない「法隆寺」をメインにすると法隆寺~慈光院~薬師寺~唐招提寺~正歴寺~弘仁寺あたりとのこと。
朝7時半過ぎに家を出発。亀山ICで高速を降りて東名阪道路で一路奈良方面へ。途中朝ごはん休憩を含めても3時間弱で法隆寺着。前日の雨模様とはうって変わって初夏を思わせる良い天気。
日本で初めて世界遺産登録されたという法隆寺。普段神社仏閣には興味は無いけれど、広大な境内に入って写真でしか見たことのない五重塔や夢殿をみたりしていると荘厳な気持ちになってくるのは不思議だ。
飛鳥時代を始めとする各時代の粋を集めた建築物が軒をつらね、その中には数えきれない国宝や重要文化財のオンパレード!には驚きの世界。
柱一本を見てもひと抱え以上もある太さで重さも何トンあるだろうか。1300年という気の遠くなるような時間を経ても腐りもせず今に残っているというのは、建立当時柱に腐敗防止のため漆が塗られていたようで、それが日本の漆技術の発展にも寄与していたようだ。
桜の季節には少し早かったようだけれど、もう1週間もすれば桜も満開になりそう。
生憎お昼を挟んだので3時間ほどいただけだったけれど、しっかり見ようとすれば友人の言うように優に半日はかかりそう。