81才で眠った菅原文太は科学技術の進歩に批判的だった。しかし現在の民衆は盲目的に夢を求める少年時代である。ハヤブサ2号に希望を託している。それが現在高校1年生くらいの段階にあるといわれる人類の現況というものだろう。
衆議院選挙はもくろみ通り安部政権の勝ちになるだろう。安倍政権の政策は、経済政策も集団安保も原発も、日本の未来に悲劇をもたらす可能性が高いが、民衆にとって目の前の生活が第一、非正規雇用であろうと仕事があればいい。知識人のいうエコで人に優しい経済政策など難しくてわからない。うまく行くかどうかもわからない。選挙のことなど考えるのは面倒くさい。どうせ分からない未来なら安部にかけてみよう。今を楽しめればいいのだ。明日は明日の風が吹くである。
世界は今や民主主義の終焉に向かっているのではないだろうか。日本の民主主義は機能不全に陥っている。オバマを拒否した差別国家アメリカも同じだ。英国はスコットランド独立という事態は避けられたが、その代償としての経済負担が未来に暗い影を投げかけている。独仏なども極右の台頭で先行きくらい。北欧の小国は小国であるが故の統一性によって社会主義的民主主義を保っているが、ユーロの破綻という事態になればどうなることか。
一方独裁国家中国、ロシアの勢力は拡大しつつある。インターネット時代、個々の欲望が解放されて、混沌の時代に入った。天災人災は過激化の一途をたどっている。混乱は強権を求める。「民主主義は最悪だ。しかしほかに方法はない。」などと悠長に構えていられる時代ではないのだ。
かくして21世紀、人類は新たな試練の時代を迎えたのである。