大江・岩波沖縄戦裁判と淀川水系ダム

写真は国労ハンストから、国鉄を食いつぶした者たち

　「新社会」の配布と集金。大東市のＯさんから市民相談（福祉総務課）。昨日発注したコンパス21の「貧困と富」（階級社会の実相）が届く。多くの人に勧めたい本である

　人事異動の報告が人事課から入っていた。「新社会」の配布順路帳の整備にかかる時期である。退職される皆さん、長い間ありがとうございました。

　鹿児島県人の血が騒ぎ、選抜野球の鹿児島工高と平安高の試合を７回から見てしまう。追いつ追われつの良ゲームは結局15回で引き分け再試合となった。なお阪神は４年ぶりの開幕戦勝利。

　京都のＫさんからのメールから

大江・岩波沖縄戦裁判
（ノーベル賞作家・大江健三郎さん（７３）の著作「沖縄ノート」などで、第二次世界大戦の沖縄戦で集団自決を命令したとの虚偽の記述をされ名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の戦隊長らが大江さんと出版元の岩波書店に対し、出版差し止めと慰謝料２０００万円の支払いを求めた裁判）で、大阪地裁（深見敏正裁判長）が、今日２８日、請求を棄却しました。

大江さん岩波書店そして沖縄の勝利判決が出ました。その判決文で特筆すべきことをききました。

報告会資料判決要旨より抜粋
〈前略〉
沖縄で集団自決が発生したすべての場所に日本軍が駐屯しており、日本軍が駐屯しなかった渡嘉敷村の前島では集団自決が発生しなかったことなどの事実を踏まえると、日本軍が深く関わったものと認められ、

〈後略〉
（教科書執筆者坂本さんが、歴史研究において明らかにされ、学問上認定されてきたことを裁判所もとりあげたと解説されました。）

判決の根拠となりました。さらに広くみんなに伝わってほしいです。

裁判報告会で沖縄県から来られた方が、裁判が勝ち、うれしい。でもうれしさ半分。この裁判を根拠にした教科書書きかえ教科書検定意見の撤回をさせてはじめてほんとに喜べる、検定意見撤回を求めていくと述べられました。
　
　また以下の記事の紹介がＮさんからあった。安威川ダムに直結するわけではないが、金食い虫であるダムは財政上からも建設は控えるべきである。
　
　淀川水系ダム
　　　　　３知事、来月会談へ
　　　　　　　京都・滋賀・大阪　　計画修正要請も

国が淀川水系で計画しているダム整備について、滋賀県の嘉田由紀子、京都府の山田啓二、大阪府の橋下徹の三知事が四月上旬に会談し、今後の対応方針などを協議することが二十四日、分かった。三知事が事務方を通さず、直接電話で話し合って決めた。ダムを巡っては、国の計画変更で負担が大幅に増える各府県が反発しており、負担軽減や計画修正を求める可能性が出てきた。
会合は四月三日を軸に調整中。国土交通省近畿地方整備局の外部有識者会議「淀川水系流域委員会」の宮本博司委員長に出席を要請した。同委員会は十一日、大戸川ダム（大津市）など四ダムについて早急な整備は不要との意見書素案を示し、協議を継続中。
同局はこの意見書がまとまり次第、三府県など関係自治体の意見も踏まえ、ダムの整備計画を決める方針。ダム問題では当初、委員会が同局に意見書を提出した後、各府県の事務方が委員会から内容を聞くはずだった。

今日のyoutube（さまざまなmusicを中心に紹介しています）　
ドヴォルザークのユーモレスク

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