堺の不動産屋さん

堺市の御堂筋沿線を中心に不動産活動をしています。ここでは社員のちょっとした日常や不動産情報を掲載しています。

風前の灯火・・・ありがとう。

2009-06-28 | 食す営業マン ザマ様のページ

「後ろ外してますので、アウトレットになります。」

「2年落ちで、3000キロですが、80万でいいですよ

平成10年の夏潮が薫る浜寺諏訪ノ森の

カローラ南海で、その後10年を共にする

愛車、「トヨタ・ホワイトスノーサンダ-・チェイサー」と

出会った迷うことなく奴を購入・我が家に招きいれた。

夜の街・大阪城、四国に浜名湖・京都などいろいろ走り回った。

後半は、もっぱら私の足となり、営業回りに力を貸してくれた。

2年ほど前の雪降る正月運転を誤りごみ置き場にクラッシュ

晩年は、内装の天井の布が剥がれてきていた

10年目にして、奴はガタがきていた。まめなオイル交換が

私がしてあげるせめてものケアだった

名前の如く、追跡者のはしりだった奴は、本日、午後5時

自らその走行活動に幕を降ろした

最後まで、欠陥箇所を私に告げなっかた奴。

発電機のトラブル「せめて駐車場までは、戻してやらなければ!」

私は祈る気持ちでハンドルを握っていた。交差点で停止する度に

自慢のデジパネが、消えかかる。「サインだ!」まさに、風前の灯火。

「もう少しやから、がんばれ。」駐車場に着き頭を振りバックで駐車。

そのときは来た。一瞬まばゆくデジパネが光輝き

ゆっくりとデジパネは、消えてハンドルが固くなり停止した。

私はエヴァンゲリオンの碇シンジのように

「動け、動け、動け、わぁ~う・ご・けぇー!」と叫びはしなかったが、

相棒の最後に感じる物があった。

「ありがとう。そして、来週の案内どないしょ・・・。」