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対人恐怖症・視線恐怖症が治った男のブログ。超腕利き心理セラピスト岩波英知先生(ありがとう!)の自己正常化プログラム体験記

トランス呼吸法をやる上で誰もが壁にぶち当たるというお話

2024-06-01 | 岩波先生の自己正常化プログラムの口コミ

もともと感受性がいい方向に豊かで(悪い方向なら悩む人はみんな敏感になるけれど)、体が柔らかく、そして瞑想や自己催眠などで変性意識にそれなりに自分で入れる人ならいざ知らず、トランス呼吸法をやっていると必ず壁にぶち当たってしまいます。

それは苦しい雑念との戦いです。
もう一つは、体の硬さや違和感との戦いです。
ある程度進んだ人は、リラックス感に入ろうとする自分を止めてしまうもう一人の自分との戦いになると思います。

そもそも悩んでいるのだから、雑念だらけで集中力もない人が呼吸法をやるわけで、雑念なんかあってあたりまえだということをよく知っておいてください。
強迫観念として、雑念があって集中できずに呼吸法をやることはいけないことだという考えだと、ますます雑念と焦りにとらわれちゃう。
実は、雑念があっても何があっても鼻から吸って口から吐くことをやっていれば、それだけで大成功だと思うことです。

見返りを求めようと、完璧にやろうとすることが、逆に不完全な結果に終わってしまう。
そして雑念にとらわれる状態が怖くなって、呼吸法をやらなくなったり、すぐ寝に入ってしまう。
この流れに入ってしまう人は多いと思います。
最初から完璧に行くわけがない、その不完全の中でも呼吸法をやるという決意だけあればいいです。
その決意を持ったからといって、雑念が消えてくれるわけでもなく、その環境の中でただ淡々と、もっと言うとバカになって呼吸法をやり続けてください。

体の違和感もそう。
リラックスしたいのにますます力みが入ってできなくなる矛盾が初期のトランス呼吸法にはあります。
そして焦ってしまってますます力んでしまって、呼吸法をすることで(すごいリラックス感を味合わなければならぬのに)緊張を拾ってしまうという構図があるんですね。

僕もそうだったし、悩みを持っている人は誰でもそうなるもので、もし一人で悶々と呼吸法に悩んでいるのであれば、誰もが通る道だと思ってください。
確かにトランス呼吸法のものすっごい効果を体験している人はたくさんいます。

だからこそ、うまくいかない人は、「そうならねばならぬ!」と思い込んで、ますます力んで取り組んでしまうんです。
効果を得ることができた人は、誰もが僕が行ったような壁にぶち当たって、それでもやり続けたから、その先の世界を体験しているわけです。

うまくいくようになってからも、うまくいくようになったからこそ、変性意識を求めてしまう心が大きくなり(その凄さを味わっているからだけどね)、その感覚が遠のいていくなんていう悩みもあるのだけど、それはまた別の話です。
そういう時は、やっぱり見返りを求めずバカになって淡々と、ということがキーワードになるでしょう。

話を戻すと、まずはリラックスや変性意識になることを諦めて、ただ吐く息の回数を積み重ねること、それだけでいいです。
暇があったら、とにかく呼吸法をしてください。
そして、時間が取れたら、一気にトランス呼吸法に取り組んでください。
で、数時間やったから、変化しなくてはいけないなんて考えにとらわれず(その考えこそがならない最大の理由)、ただバカになって、時間を積み重ねること。
期待をしても無駄です。
その心がすべての進捗を妨げてしまうことになるから。

心って、本当にコントロールが難しいもんで、意図的に操作しようとすることがすべて裏目にいっちゃう。
それは心の悩みで苦しんだ人ならみんな体験していることだと思います。
だから、そういう時は覚悟を決めて、その状況の中で生きるという決心を持つこと、それが最大の近道になるでしょう。

トランス状態でそういう気付きに至るけれど、普段からそういう心がけをしてください。
呼吸法も悩みに事も、心に関する全てのことについてもです。
はっきりって無意識のことは、コントロール出来ないものなんです。
できないから悩みが生じるわけで、無駄な試みをやる時間がもったいない。
やって結果が出ないことをいつまでも苦心惨憺してやることは意味が無いです。

一回全て諦めて捨て去って、失うものはないんだという心で何にでも取り組んでください!
そうすれば必ず道は開けます。
悩みを克服した人はみんなそんな心境に至っていると僕は思います。

 



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