ハゲルの動く城

人生、否定も肯定も全て呑み込む、よう努力する.
最近記事が長くなっています.老後に読み返す楽しみ、という備忘録です.

冬山登山

2014-02-17 09:48:36 | 登山

2/15(土)14:30、友人と広島を出発。
目指す山は岡山県の“毛無山”。標高1,218m。

大佐スマートインターを降りて新庄町まで来たが、カーナビに今日のお宿が出てこない。
それに買出し用のコンビにもない(^_^;)。目に付いた食堂でスーパーはどこにあるのかお問い合わせ。スーパーはないけど売店はあるよ、と。で売店で明日の行動食と今夜の部屋ビールを購入。 偶然にも泊まろうとしている民宿はすぐ近くだった。


ここ、農家民宿“一里松”


食事は近くの“さくら茶屋”。
ここの女将さんも山登りされるようで、食べようとしている我々の隣でずっと楽しくお話。
楽しくお話しててなかなか食べられません(^.^)。 


ちょっと食べてますけど、こんな感じ。

宿に帰って、お風呂をいただき、明日に向けて最終パッケージ。

日帰りですから、こんなもの。でも、万が一に備えてシェラフも。
そうそう、七味唐辛子さん、ウルトラ何とか、っていう高性能のガスを買いましたよ。
酒ちゃんにお借りしたガーミンも見えます。 


で、ふすまで仕切れるようにしていただき、お互い独立して休めるようにしていただきました。
ここで友人とコタツに入ってまたビール。 
午後11時、明日に備えて就寝。空気がピリッと冷たくて、でも電気式毛布で体はぬくぬく。田舎のお宿を堪能しました。 


朝ごはん。宿の女将さんがお雑煮を作ってくれました。あとは山菜(^.^)。


天気はまずまず!
新庄町、こんな感じの通りです。岡山から出雲大社へ参拝する旅人の旅篭町だったようです。
道の両側に桜が植わり、春には見事なトンネルが出来るようです。
見るからに一見の価値ありそう。 


で、毛無山登山口へ向けて車3台で出発。っていっても、インストラクターさん含めて4人のパーティですけど。前方左の山が毛無山のようです。


初めてハードシェルのズボン(要するにゴアテックス性雨具)とスパッツ(ゲートルのこと)を装着しました。
スパッツは靴に雪が入ってきて靴下がビチョビチョになるのを防ぐ目的、とのこと。結果絶大な効果を体感しました。 


初めてスノーシューを履きます。


10時。出発です。


うわぁー、こんな感じなんだ。


おおっ(◎0◎)、って、オレもこういう状態で登ってるわけなんですが…。


つらい。スノーシューを履いてもうずもれながら高度を上げる冬山登山、体重がある私にはとてもつらい…(^_^;)。もう二度と…。


途中、登れなくなっているご夫婦に手を貸して差し上げるの図。


樹氷に青空。


9合目の小屋で友人と。
ここはスルーし、まずは登頂することに。 


9合目から山頂へ。


友人、ずり落ちるの図。


午後1時、約3時間かけてピークハント\(^O^)/


4人で記念撮影。どうやらこれがスノーシュー登山のポーズのよう。


だいぶん靄(もや)が晴れてきました。
画面左にちょっとだけ大山の稜線が見えるんですが、PCで補正してもここまで(^.^)。 
真っ白な景色、頬をなでる冷たい風。気持ちエー!


空気澄んでたらこんな景色のようです。


こんな景色。
モンスターの間を下山開始。 


さっきの山小屋で昼食。


おおっ!ウルトラ何とかっていうガス、すぐ着火。
ステンレスのコッフェル、やっと使うことが出来ました。山男です(^.^)。 


さぁ、下る下る。


トレースより新雪の方がスノーシューが効いて下りやすいんです。


ふぅ、下山。午後3時。

初の冬山登山で感じたのは、こんなに苦しいのか、ってこと。
私の体力ではとても続けられないと感じてしまった。

で、登頂の達成感ですが、もちろんあります。白銀の世界は綺麗です。
でも、寒くてゆっくり出来ないが一つ。
も一つ、頂上から見る景色ですが、これ“私にとっては”、スキー場でリフトの頂上から見る景色と一緒だった…。これが悲しい。 
スキー場のリフトに乗ってて、左右に伐採していない林がありますよねぇ。結局そこをえっちらおっちら登って行って、リフトの頂上へ到着。ってな感じの登山だな、と感じたのです。
グリーンシャワー、鳥のさえずり、蝉の声。私には賑やかな中、生の息吹を感じながら登っていく登山が向いているようです。 あ、ただしアルプスの醍醐味はまた全く別ですけどね(^_-)

でもかけがえのない良い思い出になりました。
やらなきゃ知らないまま死ぬこの世界観、知っただけでももうけもの(^.^)