キスなら自分でも参加できるかも.
どーだ!奇麗だろ―!
真っ白だ!
登山者がアリ子のように行列で登っていく.
さー、本格的にアイゼンのお出ましだ!
9:30.
行くぞっ!
オレもアリ子の仲間入り.
雪の質が良いぜ.
連隊ーい、進めっ!
3,000m近くだから、空が群青色だ.
白と群青のコントラスト.これを見れてるだけでもうけ物だ。
宝剣岳
彼ら、ロープでつないで宝剣アタック.
で、私の後方.凄い傾斜.
ここから乗越浄土まではまだまだ傾斜がきつくなって、かつアイスバーン.
行こうか、戻ろうか….
うーん….思案….
行こー!
帰りは四つん這いだな.
こっから先は、写真なんか撮ってる余裕はない.
ピッケルのピックを効かせ、アイゼンの前歯を食い込ませ、3点支持で慎重に登っていく.
(ピッケル1本だから、正確に言ったら2.5点支持ってことか)
落ちたらどうなるかな? ここは強気だ!
と、すぐ上を登っていた男性の片方のアイゼンが外れた.
「くそぉ、なんでこんなところで」と.
かわいそうに、どうやってリカバリーするのだろう.
この強い傾斜のアイスバーンの中、私に助けてあげる余裕はない.
ああいうこともあるのだな.仲間の方、よろしく助けてあげてくださいよ.
私のアイゼンはしっかり靴に密着しているようだ.
それこそ私がああなったらどうしたらいいものか.
ああならないことが重要なのだ、と改めて思う.
もしかしたら、先日アイゼンのブリッジを柔らかいものに交換しておいたのも効果的なのかもしれない.
(専門的なことになるが、私の靴はコバがない夏靴だから、ブリッジは柔らかい方が良いはずなのだ)
さー、登り切った.
下を写そうにも前のめりにならないと撮れないので危なくってこれ以上斜面に近づけない.
GOOD JOB!
左に見えている屋根は、前回泊まった“宝剣山荘”.
約1時間で乗越浄土.
オレにしては意外と早かったな.
中岳をバックに.
宝剣岳をバックに.
宝剣山荘
真ん中が宝剣岳.右に“モアイ像”(^.^)
三沢岳方面.
さぁ、中岳越えだ.
結構風が強くて、防風体勢を取らないといけなかったり、面白ろーい(^.^)
結構硬い.
中岳頂上から頂上山荘を見下ろす.
その向こうが木曽駒ケ岳.
さー、最後の登り.
到着ーく!
ここではポール.
ピッケルとポールを局面局面で使い分けの山行だった.
かっこいい!
この後ろは絶壁.
もしかしたら雪庇だったのかも.
千畳敷ホテルから約2時間か.
左が宝剣岳.右が三沢岳.
木曽駒ケ嶽神社
塩おむすび.
先日買った100均のおにぎりケース.
いい仕事してくれました.
こんな景色の中で食べるおにぎり、サイコーでーす!
さぁ、帰りましょ.
(追記) 帰りの写真で、滑落の写真が載ります.