世界標準技術開発フォローアップ市場展開

ガラパゴス化から飛躍:小電力無線IEEE802規格開発会議・・・への寄与活動拡充

(^_^♪) 🧑‍🎤 👅 愛が生まれた日 / 藤谷美和子・大内義昭

2022-01-07 16:53:04 | 連絡
<>あさナビ 黒木瞳、舘ひろし(俳優)2021年12月20日(月) 滑舌トレーニング 「あいうえおあお・・・」 教えた!

< >(^_^♪) 🧑‍🎤 👅
 愛が生まれた日 / 藤谷美和子・大内義昭
 



(^_^♪) 🧑‍🎤 👅 ONLY MY LOVE /松田聖子

2022-01-07 16:40:29 | 連絡
<>あさナビ 黒木瞳、舘ひろし(俳優)2021年12月20日(月) 滑舌トレーニング 「あいうえおあお・・・」 教えた!

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ONLY MY LOVE /松田聖子

 
 




コロナ後、鉄道はどうすれば生き残れるのか1月5日放送佐々木俊尚が出演 宅配、サブスクリプションや定額サービスが活路か

2022-01-07 15:22:07 | 連絡
【佐々木)実際、電通のようにオフィスを売り払ってしまったという会社も大企業ではいくつかあって、いまさらもう元に戻れないので、リモートワークの波は進むだろうと。そういうことが影響して、ラッシュが減って来ている。】
★インターネット双方向直接ユーザーインタフェース事業が普及し、広告、マスコミ・・・間接受託業務が減少してきた業種事例か>
【日本は戦争が終わったころ、人口の半分近くか、3分の1が農村人口で、農業従事者も3000万人くらいいたのです。いま、農業従事者は200万人を切っている。10分の1以下なのです。みんな、都会に引っ越して来ている。】
★農作業の自動化・無人化の効果事例か>
【佐々木)首都圏の私鉄と東京メトロの鉄道網はどうなのか。長い期間で見ると、なかなか難しい問題だなと思います。】
★少子高齢多死社会の活性化ニーズを満たす宅配、サブスクリプションや定額サービス(注1)に活路を見出すか>
(注1.1)
(注1.2)

★「心に愛が無ければどんな美しい言葉も相手の胸に響かない=巧言令色鮮し仁」「暗いと不平を言うよりも、進んで灯りをつけましょう」現場・現物・現実取材報道待望か
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E3%81%A8%E3%82%82%E3%81%97%E3%81%B3
https://tomoshibi.or.jp/radio/r-program.html
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By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-01-05 更新:2022-01-05
 ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月5日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。リモートワークが定着したのちの鉄道のあり方について解説した。

〇『2022年の鉄道は「大減便時代」本格到来か 首都圏でも朝の本数削減 外堀埋まる「ワンマン化」
 
コロナ以降、鉄道利用は2019年度と比較して定期が2~3割、定期外が3~5割減少している。
飯田)このニュースを佐々木さんはリツイートしています。
〇定着して来たリモートワーク
佐々木)①1つはリモートワークが進んでいること。
➁もう1つは、会食です。みんなで集まって、酒を飲むのは自粛ということ。
この2つがリツイートした理由なのだけれど、
後者の会食は、コロナが収まれば当然、復活します。
飯田)そうですね。
佐々木)リモートワークもだいぶ減ったと言われていますが、2021年秋の段階で、リモートワークを継続している企業はまだ4割ぐらいありました。
大企業が中心だと思いますが、意外に定着しているのです。
飯田)リモートワーク、テレワークが。
佐々木)実際、電通のようにオフィスを売り払ってしまったという会社も大企業ではいくつかあって、いまさらもう元に戻れないので、リモートワークの波は進むだろうと。そういうことが影響して、ラッシュが減って来ている。
〇「集中から分散へ」の流れが進む
佐々木)これは必ずしもコロナの影響だけではなく、「集中から分散へ」という波がやって来るのではないかなと思います。ある意味、近代化は集中の時代だったではないですか。それまでは、みんな農村に暮らしていた。
飯田)そうですね。
佐々木)日本は戦争が終わったころ、人口の半分近くか、3分の1が農村人口で、農業従事者も3000万人くらいいたのです。いま、農業従事者は200万人を切っている。10分の1以下なのです。みんな、都会に引っ越して来ている。我々の世代だと、実家が田舎という人は多いのだけれど、いま東京にいる20代~30代に聞くと、実家は千葉とか、埼玉とか、東京など、首都圏なのです。
車の自動運転が進み、移動することのハードルが下がる
佐々木)首都圏や近畿圏に人口集中した時代が続いた。今後、車の自動運転が進んで来ます。いまはまだレベル2程度ですが、いずれレベル5がやって来る。レベル5というのは、完全な自動運転で、運転手が要らない。そうなると、移動することのハードルが下がって行く
例えば、家そのものが車となって動くというようなこともあり得るわけです。昼間に仕事をして、家となる車に帰って寝て、朝起きたら太平洋側から日本海側に着いているというように。
飯田)寝ている間に自動運転で移動できてしまう。
佐々木)そういうことも起こり得るので、これから大きな形で、分散への流れは進んで行くのではないでしょうか。ますますラッシュはなくなる。
〇リモートワークと車の自動運転が進むと鉄道はどうやって維持するのか
佐々木)みんなリモートワークになって、「なぜ、いままで苦労して、混雑した電車に乗って通勤していたのか」と。
「家にいて仕事ができれば、こんなに人間的なのに」とみんな思っているわけです。そういうよい方向へ進みつつあるのではないかと思います。
飯田)よい方向へ。
佐々木)そうなると、「鉄道はどうやって維持して行くのか」という大きな問題もあります。「かなりの減益になっている」というニュースは、あちこちで出ています。公共交通機関というもの自体を、もう1回考え直す時期に来ているのは間違いありません。
飯田)それをいまのように、民間セクターでやるということが、どこまで維持できるのかというところを含めてですよね。
佐々木)そうです。国鉄を民営化して、JRにした結果、北海道などはすごい勢いで鉄道が廃線になってしまって、結局、それをバスに代替しようとしたけれど、バスではやはり無理だということになり、ほぼ車に置き換わってしまったという流れがあります。
それが今後どうなるのか。自動運転の車に今後、鉄道が置き換わって行くのか。ワンマン化のような流れもありますけれど、鉄道が新たな形で、省力化・省コスト化で進んで行くのかというところは、まだわかりませんが。
〇首都圏の鉄道網は今後どうなるのか
飯田)拠点間輸送だけに特化する形になるのか。
佐々木)新幹線がなくなることはないと思うのですけれども。
飯田)そうすると、本当に私鉄と呼ばれるところがきつくなりますよね。
佐々木)首都圏の私鉄と東京メトロの鉄道網はどうなのか。長い期間で見ると、なかなか難しい問題だなと思います。



雪国でも太陽電池、新潟県で年間100万kWhを達成できた理由とは①CIS薄膜太陽電池➁太陽電池パネル傾斜角

2022-01-07 11:13:17 | 連絡
2011年08月04日 12時30分 公開 [畑陽一郎,@IT MONOist
太陽光発電に有利な条件は複数ある。まず、晴天が多く、年間日照時間が長いことが必要だ。国内で年間日照時間が長いのは太平洋ベルト地帯よりも南、山梨県や高知県、宮崎県であり2000時間を超えている。一方、青森県や秋田県は1500時間以下だ。
 気温も重要である。結晶Si(シリコン)太陽電池は、温度依存性が高く、表面温度が10℃上昇するごとに、出力が4~5%が減少する。夏季の太陽電池の表面温度は60~80℃まで上昇することがある。このため、低緯度地域よりも高緯度地域に向く。
 雪国はどうだろうか。降雪時には曇天となり、太陽電池パネルの表面に積雪してしまうと、日照が回復しても発電できない。不利な条件であるように思える。
 年間100万kWh以上を発電
ところが、昭和シェル石油が新潟県の協力を得て、新潟市に設置した出力1000kWの大規模太陽光発電施設「新潟雪国型メガソーラー」(図1 


)が、予想外の発電実績を残した。
同発電施設の年間目標出力は100万kWh。2010年8月31日の運転開始から、1年間で達成する予定だったが、約40日前倒しとなる7月25日に目標に達した。計画では2010年9月から2011年7月の期間で交流発電量85万kWh(日照時間予測1428時間)としていたが、実際には計画よりも20%多い103万kWh(1474時間)を発電できた(図2
 
新潟雪国型メガソーラーの実力は、太陽電池パネル1kW当たりの年間発電量からも明らかだ。
 新エネルギー財団が公表した統計資料*1)によれば、太陽電池の出力1kW当たりの年間平均発電量は、990.02kWh/年(全国平均)である。一方、新潟県は863.46kWh/年であり、全国平均よりも約13%低い。しかし、新潟雪国型メガソラーでは年間発電量が110万kWhに達する見込みであり、全国平均を上回る見通しだという(図3
)。
〇なぜ発電量を多くできたのか
新潟市は日本海に面した雪国であり、冬季の降水量が多く、日照時間が短い。1月には30cm程度の積雪がある。しかし、4月から10月の期間では例えば東京よりも日照時間が長く、年間日照時間は1643時間(東京1881時間)に達する。年平均気温は13.9度であり、冬季の気象条件に対応できれば太陽光発電には不利ではないといえる。
 昭和シェル石油の分析によれば、発電量を多くできた理由は大きく分けて2つある。①まず、CIS(銅インジウムセレン)薄膜太陽電池*2)を用いたことだ。
*2)昭和シェル石油の100%子会社であるソーラーフロンティアが製造した。
 CIS薄膜太陽電池は温度依存性が低く、これまでの実績からも年間の実発電量がSi太陽電池よりも8%多くなるという。さらに、屋外設置後に、光を当て続けると変換効率が上昇する光照射効果も期待できた。
 ➁もう1つの理由は、設置手法にある。発電量が多くなるような工夫を当初から盛り込んだ。まず、積雪の影響を考慮し、最適な太陽電池パネル傾斜角を検証するために傾斜角20度のパネルと30度のパネルを1:3に比率で組み合わせて設置した(図4
)。近年で最も降雪が多かった2009年の積雪量が85cmであったため、地上約1mの位置に太陽電池パネルを設置している。さらに太陽電池パネルの端面を保護する部材を斜めにカットして、滑雪しやすくした。1年間運用した結果、降雪時には30度のパネルの方が雪が滑落しやすいことが分かった。晴天時の発電効率には大きな差がなかったという。1mという設置高は、滑落した雪の高さを勘案しても妥当だったという。 



EUによる原発「グリーン」認定に加盟国はドイツ・・・脱原発派とフランス・・・推進派に二分化1月5日放送佐々木俊尚が出演

2022-01-07 08:38:42 | 連絡
【ドイツやスペインなど脱原発派の加盟国や環境団体が、3日までに強く反発している。一方で、
推進派のフランスなどは歓迎し、原発をめぐる各国の溝の深さが改めて浮き彫りになった。】
★「運転中」 186ヶ所(マゼンタ色の円) + 「停止」 89ヶ所(緑色の円) = 計275ヶ所のプロット。
「運転中」であっても日本の原子力発電所は、2011年の大震災以降、東日本では[再]稼動していない。再]稼動しているのは西日本の一部のみ。
 下図は日本とその周域。

https://www.mitsumatado.com/zen/npp-world-plot/
★核兵器所有国



★日本全土エネルギー安全保障再構築には、スポークタイプ設置固定大電力送配電とメッシュタイプ移動可搬設置小電力給電とを組みの合わせる多ルート・ハイブリッド方式電力網建設と運用の「ヒト・モノ・カネ」の公助が必須か>
①スポークタイプ固定大電力送配電は(ア)湾岸設置火力発電所消費電力増減適応制御昼夜間送電と(イ)湾岸設置耐災害強化原子力発電所昼夜間連続稼働に伴う夜間余剰電力の中山間地域下流域設置燃料自給率100%水力発電所貯水ダムから上流域設置自給率100%水力発電所貯水ダムへの送水設備稼働切り替え分配送電による(イ)昼夜間連続稼働原子力発電と(ウ)昼間上流域ダム水力発電所との併用運転加速か>
➁メッシュタイプ移動設置小電力放電システムは燃料自給率100%の昼間太陽光発電供給による電気自動車駐・停車蓄電と昼夜間の電気自動車走行時や住宅、店舗、医院及び工事現場等での駐・停車時における放電網構築加速か>
➂非常災害時及び世界基軸通貨ドル建て輸入依存発電燃料高騰時のリスク事態において、太陽光発電供給による電気自動車駐停車蓄電と移動・駐停車放電方式のメッシュ様式移動可搬型小電力給電は火力発電、原発のスポーク様式固定大電力送配電被災を救済か>
④世界基軸通貨ドル建て100%輸入依存発電燃料自給率0%の火力発電方式と原子力発電方式は、インド洋太平洋海路安全保障リスク費用を加算してライフサイクル電力料金算定か>
⑤発電燃料自給率100%の太陽光発電所と水力発電所は、インド洋太平洋海路安全保障リスク費用削減後にライフサイクル電力料金を算定か>
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By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-01-05 更新:2022-01-05
 
EUによる原発「グリーン」認定に加盟国は二分化 ~いま、我々は何を議論するべきか
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月5日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。EUが原発をグリーン認定したことに対して、賛否をめぐり加盟国が二分化したというニュースについて解説した。
 
〇EUによる原発「グリーン」認定に加盟国は二分化
EUが1月1日、発電時に二酸化炭素を出さない原発を、天然ガスとともにグリーンな投資先として認定する方針を発表したのに対し、
ドイツやスペインなど脱原発派の加盟国や環境団体が、3日までに強く反発している。一方で、
推進派のフランスなどは歓迎し、原発をめぐる各国の溝の深さが改めて浮き彫りになった。
飯田)CO2削減と原子力発電について。
佐々木)これはいま、エネルギー問題と温暖化の問題を考える上で、主戦場の議論です。「どちらが正しいか」と明確に言い切るのはよくないと思うのだけれど、少なくとも議題には乗せる必要があるのではないかと思います。
〇「反原発」と「温室効果ガス抑制」がワンセットではなくなって来た
佐々木)実際、アメリカやヨーロッパの環境保護活動家には、原発容認派に回る人が増えて来ているのです。
飯田)いままでは反対していたけれど。
佐々木)「反原発・再生可能エネルギー・地球温暖化反対」と、いわゆる「反原発」と「温室効果ガス抑制」というのはワンセットで語られて来たのだけれど、それがワンセットではなくなって来ているというのが、最近の流れです。
飯田)ワンセットではなくなった。
佐々木)いままでは火力に頼っていた。要するに、原油・石炭・天然ガスです。でも、これはどうしても二酸化炭素を出してしまうので、そちらは抑制して、再生可能エネルギーにという話だったのだけれども、やってみると、再生可能エネルギーだけでは「ベースロード」、いわゆる安定供給の電源にはならない。
飯田)風が吹かなかったから、スペインやイギリスで風力発電が足りなくなってしまったという話ですよね。
佐々木)そうです。年末年始に軽井沢に行っていたのですけれど、佐久平や八ヶ岳の山麓を車で走っていると、山肌を削って、そこら中に太陽光パネル、メガソーラーができている。
しかし、この年末年始、長野県東部地域はかなり雪が降ったのです。雪に覆われていて、パネルが全部真っ白になっている。
〇さまざまな問題も抱える再生可能エネルギー
佐々木)雪が降ると、ソーラーパネルは動かない。だから、ソーラーを増やしても、雪が降るとダメだし、天気が悪いとダメだし、台風が来ると倒れてしまう。因果関係は鮮明ではないですけれども、この前、熱海でもあったように、川の源流に設置すると土砂崩れの原因になる可能性も出て来た。再生可能エネルギーをやりすぎると、自然破壊などのいろいろな問題が出て来る。(注2)
注2)雪国でも太陽電池、新潟県で年間100万kWhを達成できた理由とは①CIS薄膜太陽電池➁太陽電池パネル傾斜角
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/feb6ca1530b7e433b280879159e08815
飯田)そうですね。
佐々木)風力では洋上風力などが試されていますが、まだ安定的に実用化されるまでには至っていない。地熱に関しても、現状、うまく行っていないわけです。お金がかかる割にエネルギーを取り出せる量が少ないという問題もある。
〇「地球温暖化対策のために原発は是か非か」という議論をするべき
佐々木)将来的に再生可能エネルギーは、さらにテクノロジーが進化して行けば期待できるのだけれど、現状では、安定供給にはならない。なおかつ、火力も使わないとなると、もう原発しかないのではないか」という話になるわけです。ここをきちんと議論する必要がある。この前も、朝日新聞が福井県の美浜原発再稼働に対して、「国の執念を感じた」というような記事を掲載しました。
飯田)執念……感情論ですね。
佐々木)一生懸命読んでみたのだけれども、その記事には「地球温暖化対策のために原発は是か非か」という論点が1つも込められていないのです。ひたすら「再生可能エネルギーにするべきであって、原発は全廃すべきだ」という論調でしか書かれていない。「脱原発がすべての大前提である」という議論の立て方自体が、もういまは成立しなくなっていると思います。
飯田)議論の立て方自体が。
佐々木)2011年の東日本大震災のあと、確かにそういう議論だったのだけれど、あれから10年経って、地球温暖化の問題が強くなって来た。そして原発自体も、福島のような古い原発ではなく、最先端の小型モジュール炉(SMR)(注1)は、原子炉を丸ごと水に沈めるという方式で、全電力が喪失しても暴走しない構造になり、以前よりも安全になっている、という指摘もあります。
(注1)日立・GE、小型原子炉を受注 カナダで3000億円規模2021年12月3日
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/21aa1dd326e872e03d6cc9748311ca80


飯田)小型モジュール炉は。
佐々木)原発推進というわけではありませんが、ここでもう1回、「原発再稼働は是か非か」という議論をするべきではないでしょうか。
現状、その議論自体が完全にタブーになってしまっているではないですか。
〇フランスの原発でつくられた電力を買っているドイツ ~EU域内で電力融通が可能なヨーロッパ
佐々木)小泉環境大臣のときに、未だに石炭火力をやっている日本は「化石賞」というような批判をヨーロッパからされました。しかし、批判しているドイツは今回、原発を3基廃止しましたけれど、「そう言いながら、あなたたちはフランスから電力を買っているではないか」ということです。
飯田)そしてフランスの電力は、ほとんど原発でつくられている。
佐々木)フランスは原発の大推進国ですからね。
結局EUという枠組みがあって、
西側諸国が寄り固まり、ロシアという地政学的な不安要素


はあるにしろ、EU域内で電力融通できるというメリットは大きいのです。
飯田)EU域内で。
佐々木)ところが日本は、韓国もありますが、周囲がロシア・中国・北朝鮮です。ロシアから天然ガスのパイプラインを送ってもらうことは可能ですが、それをやってしまうと、地政学的に危ない。経済安全保障的には、エネルギーを周囲の国に依存してはいけない。
石油ももちろん地球温暖化の問題はあるにしろ、それ以外にも、マラッカ海峡を渡って、日本までシーレーンで運んで来るというリスクも高いわけです。
日本の高性能な石炭火力プラントを積極的に輸出すれば世界全体のCO2排出量は減少する
佐々木)そうなると日本としては、原発をやるか、もしくは石炭です。石炭は「化石賞」と言われて、馬鹿にされているのだけれど、日本の高性能な石炭火力では、CO2の排出量は少ないのです。このプラントを実際にアジア・アフリカに輸出しています。これもまた批判されているのだけれど、日本が高性能な石炭火力をやめてしまったら、中国のCO2を大量に排出する石炭火力プラントが、その穴を埋めるようにアフリカやアジアへ輸出されて、結局、世界全体のCO2は減らないということになってしまう。
飯田)中国製のプラントで。
佐々木)そもそも世界中のCO2排出の大半を占めているのは、中国とアメリカですそれに比べたら、日本の排出量はごくわずかです。日本国内だけの需要を減らしたとしても、大勢に影響はない。それであれば、中国の石炭火力の輸出を止めさせるために、日本が石炭火力の高性能なものを積極的に輸出して、世界全体の排出量を減らすというような話をした方がいいのではないかと思います。
〇あらゆるところにバランスがある ~日本は海外に対してきちんと反論をするべき
佐々木)あらゆるところにトレードオフというか、バランスがあるのです。石炭の問題もあり、経済安全保障の問題もあり、地球温暖化の問題もあるということを考慮した上で判断することが大事なのだけれど、それをすべて跳ね退けて、「反原発だ」と言っているだけで済むわけではありません。
飯田)「クリーンで環境にやさしい」ということが、ある意味で錦の御旗のように、やっていない国を叩く口実にもなるし、日本はその標的になりやすい。いまは自動車も標的になっています。
佐々木)EVの問題も、トヨタの社長も言っていますけれど、そんなに単純な話ではありません。(注2)
(注2)トヨタ、米新車4割を電動化25年目標、EV年内発表も 米国市場で実績を重ね、欧州・アジア市場展開か
https://blog.goo.ne.jp/globalstandard_ieee/e/8c01ad2f7028a3bf8b26160da399fa86

飯田)「それをつくっている電気で、CO2が大量に排出されている」というのは、確かにその通りです。
佐々木)そうなのですよね。
飯田)その辺の、広報の仕方が大事になって来るのですか?
佐々木)日本は、もう少し海外に対するコミュニケーション能力を高めて、きちんと反論するべきです。
〇SDGsは何を目指すのか


飯田)金融の専門の人に聞くと、「SDGsと言うと、株価や会社の決算の表とは別の視点で、値が動くことを新たにつくろうとする。ヨーロッパはこういうところがうまいのですよ」と言います。
佐々木)SDGsも、環境に対する意識の高い人が、SDGsと言えば格好いいというような風潮になってしまっている。
でも、SDGsの17の目標のうち、第1にあるのは貧困ですからね。貧困問題抜きにして、SDGsを考えてはいけない。例えば、地球温暖化対策を徹底的にやったらどうなるかというと、7000万人くらいの飢餓の人が増えるという試算を、立命館大学の先生が数値で出したりしています。そこにも1つのトレードオフが生まれるわけです。そこまで考えた上で、SDGsと言って欲しいですね。
飯田)全体として、何を目指すのかというところですよね。
佐々木)全体最適化です。