【いまの政権はアジャイル=
「俊敏な」「すばやい」という意味の英単語で、要求仕様の変更などに対して、機敏かつ柔軟に対応するためのソフトウェア開発手法。従来は、要求仕様を満たす詳細な設計を行ったうえで、プログラミング開発や試験工程に移行するウォーターフォールモデルと呼ばれる手法が主流だったが、この方法では、開発途中での仕様変更や修正が困難で、技術革新や企業環境の変化に即応することが難しくなった。アジャイルでは、仕様や設計の変更があることを前提に開発を進めていき、徐々にすり合わせや検証を重ねていくというアプローチをとる。
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というか柔軟というか、それを「ブレているのでは」と言う人もいるけれど、「事前に全部想定しても正解を決められない」のがいまの政治の状況だと思います。1度方針を出したあとでも、いろいろな人の意見を聞いて方針を変えるということは、やるべきだと思います。】
★PDCA=
Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)のサイクルを繰り返し行うことで、継続的な業務の改善を促す技法です。
「PDCAサイクル」という言い方もありますが、これはPDCAの最後のステップ、Action(改善)が終了したら、また最初のPlan(計画)に戻って循環させることを意味するもの。日本企業にも深く浸透しているPDCAは、1950年代、品質管理研究の第一人者であったアメリカの統計学者ウィリアム・エドワーズ・デミング博士とウォルター・シューハート博士によって提唱されました。
現在では、品質管理の国際基準=サイクルと同義か>
★岸田政権(注ア)は次期参院議員選勝利まで「聞く力優先=優柔不断・紆余曲折実行」「西大陸、半島及び行かずの東大陸米国方向わき見・加速減速蛇行運転}が続くか>
【①詳しい人が徹底的に考えるということが1つ目。
➁2つ目は、できるだけ多くの人の話を聞く、ということです。頭がいい人が考えたからと言って、神様ではないから、想定外の不具合やバグが出て来るので、なるべく多くの人に話を聞いて気付かなかったところを直すことが必要です。
➂対応を決めてから届くまでのオペレーション
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オペレーションとは、業務の目標を達成するため、物事を運営・推進する手順を定めること。ただしオペレーションは、使われる場面でさまざまな意味を持ちます。ビジョンがいかに優れていても、それを実現する具体的なプロセスであるオペレーションが確立していなければ、企業経営は円滑になりません。=
、執行がうまく行くかを考えるのが3つ目です。】
★縦、列の厚生省等の行政府と横、行トップの岸田内閣とから構成するマトリックス横断組織の統合運用文書評価の肝心要は「メディア〇〇〇さんには嘘をつかない正直者のお手伝いさん5W3H8人必須か。その者達の名前は1.「なに? (What) 」さん、2.「なぜ? (Why) 」さん、3.「いつ? (When) 」さん、4.「どこ? (Where) 」さん、5.「どんなふうに? (How) 」さん、それから「だれ? (Who) 」さんと言うんだよ。更に、6.誰に(Whom)7.どのくらいの数で(How many)8.いくらで(How much)」。
「メディア〇〇〇さんは現場現物現実の取材予算要員体制を強化加速して“正直者のお手伝いさん5W3H”8人探し連れてきください」。
https://ja.wikipedia.org/wiki/5W1H
か>
★行トップの岸田内閣の論議は「世界標準ロバーツルール方式」(注1)を徹底か>
(注1)
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By - NEWS ONLINE 編集部 公開:2022-01-07 更新:2022-01-07
ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(1月7日放送)に株式会社「千正組」代表取締役の千正康裕
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千正康裕のプロフィール
■経歴
1975年 千葉県茂原市生まれ。47歳。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
慶應高校、慶應大学では相撲部主将も務めるなど、相撲漬けの学生生活を送る。当時憧れの力士は元小結・舞の海(現:舞の海秀平氏)や元小結・智乃花(現:玉垣親方)であった。
2001年 厚生労働省に入省。8本の法改正に携わるなど社会保障や労働政策の分野で活躍。大臣政務官秘書官経験もあり、政治にも詳しい。関わった主な分野は、年金、児童福祉、子ども手当、児童虐待、女性支援、医療政策、社会保障、労働政策、ヘルスケア産業の振興、外国人労働者問題等がある。
2013年より、在インド日本国大使館に初代厚生労働担当の一等書記官として、3年間デリーに駐在。医療分野の日印協力の枠組みを立ち上げ、日本の医療機器のインドにおける審査簡素化を実現。技能実習や社会保障の日印の協定、ODA、第二次世界大戦で旧日本軍が戦ったインパールとの友好や遺骨収集などに従事。また、現役官僚時代より、実名ブログやSNSを駆使し、難解な政府広報資料を一般国民に向けて分かりやすく発信したり、積極的に「現場」に足を運び、NPO、企業、メディア関係者など、霞が関の外の仲間とも積極的につながるなど、発信力のある現場主義の官僚として注目される。
2019年9月に厚生労働省を退官。
2020年1月に株式会社千正組を設立。
企業、NPO法人、民間団体などと、霞が関・永田町の間に立ち、医療、介護、福祉、労働・雇用、貧困・保育・虐待・子育て支援、ひきこもり等の若者支援・女性支援等の社会問題の解決に向けたコンサルティングを手掛ける。また、執筆やTV出演など、メディアでも積極的に発言し活動の場を広げている。
2020年11月に発売された著書「ブラック霞が関」(新潮社)では、これまで目を向けてこられなかった「官僚」の労働環境の実態を赤裸々に綴るとともに、国会運営の実態や、政策のつくり方、霞が関や国会の改革提言をまとめ、国会審議でも取り上げられるなど注目を集めている。
■委員等
内閣府男女共同参画局安心・安全ワーキンググループ構成員
環境省働き方改革加速化有識者会議委員
■著書
『ブラック霞が関」』(新潮新書 2020年)
■メディア出演実績
TBSテレビ「ひるおび」「新情報7days ニュースキャスター」
テレビ朝日「ワイド!スクランブル」
TOKYO MX「モーニングCROSS」
ABEMATV「ABEMA PRIME」
他多数
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が出演。これからの総理官邸のあり方について語った。
〇官邸主導は大切だが、まだ過渡期にある
飯田)官邸のあり方と言うと、「この国の意思決定をこれから先どうやって行くのか」ということになると思います。官邸の機能強化はこの10~15年ずっとメディアを賑わせて来ましたが、いまのあり方については、どうご覧になっていらっしゃいますか?
千正)『官邸は今日も間違える』というタイトルの本
を出したばかりなので、官邸に批判的な人に思われがちなのだけれど、基本的に官邸主導は賛成なのです。
飯田)官邸主導に。
千正)ただ、まだ過渡期にあって、もっとよくしなければいけないと思っている。私は20年前に官僚になったのですが、当時は官僚主導から官邸主導に変わって行く時代でした。その時期に仕事をしていたので、それは肌で感じていました。
飯田)官僚主導から官邸主導に。
千正)これは、省庁ごとに「最適な答えを見つける」という役割が機能しなくなったということが根っこにあります。コロナの話もそうですが、感染症対策は厚労省だけれど、経済はどうするのか。観光であれば国交省の管轄になります。1つの省庁だけでは解決できない問題が増えて来たので、もう少し高いところから、いろいろな観点を考えて決定することが必要だと思っています。
飯田)高いところから。
千正)それが強化されて来たから、いままでであれば変わらなかったものが、早く大きく動くようになったのでしょう。
菅さんには、いろいろな評価があるけれども、少なくともワクチン接種の2回目まで、あれほどのスピードで進んだのは、菅さんのリーダーシップの成果だと思います。政府のなかの1つの役所だけでやっていたら、できなかったでしょう。自衛隊も協力するなど、いろいろなところが頑張って早く進んだわけです。
〇「何をすれば喜ばれるか」という頭で考えてしまう
千正)間違えることもあります。それは、総理の周りのスタッフも含めた官邸が、「よかれ」と思ってやっていると思うのです。
飯田)打ち出す政策はよかれと思ってやっている。
千正)彼らは政権の支持率を常に高く保ちたいのです。そのために「何をすれば喜ばれるか」という頭で考えている。
飯田)何をすれば国民にウケるかと。
千正)悪く言えばそうです。
飯田)常にウケを意識しなければならないのは、選挙のこともあるし、支持率が高ければ求心力が上がり、支持率が低ければ「誰々下ろし」のようなことが始まってしまうことを考えると、必然的にそうなりますね。
千正)誰が総理になっても、短期的に常に支持率を高く保っていないと、与党のなかから「この総理の下では闘えない」と倒閣運動が起こります。そのなかで、総理ないし官邸の方たちは意思決定をしているのだなと、そこは理解できます。
〇いい政策をつくる「3つの条件」
千正)いい施策をつくるには3つの条件があります。
①詳しい人が徹底的に考えるということが1つ目。
➁2つ目は、できるだけ多くの人の話を聞く、ということです。頭がいい人が考えたからと言って、神様ではないから、想定外の不具合やバグが出て来るので、なるべく多くの人に話を聞いて気付かなかったところを直すことが必要です。
飯田)多くの人の話を聞いて。
千正)3つ目は、給付金やマスクを配るなど、政策の意思決定をしたときは報道も増えますから、注目度が高くなる。ただ、意思決定をしてから国民にそれが届くまでには、いろいろな仕事が間にあって、時間をかけてやっと届くのです。
➂対応を決めてから届くまでのオペレーション=
オペレーションとは、業務の目標を達成するため、物事を運営・推進する手順を定めること。ただしオペレーションは、使われる場面でさまざまな意味を持ちます。ビジョンがいかに優れていても、それを実現する具体的なプロセスであるオペレーションが確立していなければ、企業経営は円滑になりません。=
、執行がうまく行くかを考えるのが3つ目です。この3つをきちんとやらなければ、国民に届くいい政策はつくれないと考えています。
〇短期的な支持率を求めすぎてしまうと失敗する
千正)ともすれば、短期的な支持率を求めすぎると、詳しくない人が「これがウケるのではないか」と決めてしまう。あるいは、事前に調整しないで決めてしまうことも多くありました。例えばコロナ初期にあった学校の一斉休校。
飯田)ありましたね。
千正)あれは、ある週の木曜日に安倍元首相が、「次の月曜日から休校を要請します」と発表してしまった。猶予が金、土、日の3日間しかなかったので大混乱しました。事前に文科省とも調整していなかった。そういうことですね。
飯田)萩生田さんも「勘弁してください、現場が持ちませんよ」という話をしたけれども、押し切ったという話がありました。
〇「決めたけれど届かない」問題をどう変えて行くか
千正)①詳しくない人が決めてしまったり、
➁できるだけ多くの人の話を聞くという過程を飛ばしてしまったり、
➂オペレーションがうまく行かない場合もある。そうなると、
定額給付金がなかなか届かないとか、アベノマスクと言われてしまったけれども、布マスクを配り終わったときには緊急事態宣言が解除されたあとだった、ということが起きてしまう。決めたけれど、なかなか届かないという問題もあります。ここをどう変えて行くかということを提案している本なのです。
飯田)官僚の皆さんはそれぞれ専門があるから、「詳しい人が一生懸命考える」ということは得意ですよね。
広く意見を吸い上げるシステムや、オペレーションに向かって柔軟に人を集め、タスクをこなして行くというところが、まだまだうまく行っていないということですか?
千正)そうです。
飯田)そこに縦割りの壁などがあるわけですか? 人を集めるにしても、各省庁からおいそれと人を呼ぶことはできないというような。
〇「どういう手段をセットでやれば早く届くのか」を考えるべき
千正)意思決定したあと、それを形にするにしろ、オペレーションするにしろ、細かい設計は各省庁がやるわけです。あとはきちんとやっておけと。しかし、そこに人も増やさないのです。
飯田)「やれ」と言っておいても。
千正)「早くしろ」としか言わない。そうすると現場の人は、人海戦術で、青天井で残業して帳尻を合わせようとする。そして保健所の人が疲弊してしまうような問題が起こる。だから政策のスピードを緩めろと言いたいのではなく、早くできるようにシステム化することが重要なのです。時間がかかるのであれば、外注してお金を付けるなど、「どういう手段をセットでやれば早く届くのか」ということを考えるべきだと思います。コストが必要なところにはコストをかけるべきです。
飯田)いまは現場の心意気で回しているようなところがあるわけですか?
千正)そうです。だから公務員の世界が大変になっている。
飯田)若手が辞めてしまうというような話がありますね。
〇「子育て世帯への給付金の方針変更」に見られる岸田政権の柔軟さ
千正)子育て世帯への10万円の給付金がありますが、これがまさに似た構造をなぞっています。当初は5万円を現金で配り、あとから5万円分のクーポンを配るという話でした。すると、事務費が1200億円かかることがわかり、「そのお金は無駄ではないか」と野党から批判された。自治体の現場からも、現金を配るだけでも大変なのに、クーポンを印刷・発行して、お店で使えるようにするのは、「事務が大変で、オペレーションが難しい」という話が出たわけです。
飯田)そうでした。
千正)そこまで想定せずに、最初は現金とクーポンの2段階でやると決めたのだと思います。しかし、各方面の意見を聞いて直したというところが、いまの政権は違うのかなと思います。よく言えば柔軟にはなっているのだと思う。
飯田)いままでであれば「5万、5万でやるのだ」と押し通していたかも知れないものが、直前で「現金一括で配ってもいい」という方針に変わるという。
千正)そうですね。これまでならば、「Go To トラベル」を止めるのが遅いのではないか、という批判があっても、1度決めたことを軌道修正しにくいところがあったのです。しかし、いまの政権はアジャイルというか柔軟というか、それを「ブレているのでは」と言う人もいるけれど、「事前に全部想定しても正解を決められない」のがいまの政治の状況だと思います。1度方針を出したあとでも、いろいろな人の意見を聞いて方針を変えるということは、やるべきだと思います。
https://news.1242.com/article/336505