大田区 馬込地区の農家が栽培している冬の花「シクラメン」の出荷が11月10日からはじまる予定

大田区 馬込地区の農家が栽培している冬の花「シクラメン」の出荷が11月10日からはじまる予定で、色とりどりの鮮やかな花を咲かせています。シクラメン園では直売も行い、多様なシクラメンの中から自分の気に入った鉢を購入できることが魅力で、一度訪ねた方たちがその品質と産地直売の安さでリピーターとなり例年多くの来園者が訪れます。

（内容）
大田区の馬込一帯は、現在ではほとんどが住宅地となっていますが、かつては多くの農園がありました。馬込のシクラメンは昭和28年ごろから栽培が始まり、「馬込園芸研究会」による改良や高い栽培技術によって優良なシクラメンを生産しています。大田区では、現在2軒の農家でシクラメンを栽培しており、11月上旬から出荷が始まります。シクラメンの出荷は、おおむね年内で終了します。
　「馬込シクラメン園」（中馬込三丁目20－13）は新幹線の高架下近くにあり、新幹線の窓からも温室のシクラメンの鉢がよく見えます。同園は約450坪。大小の温室の中に色とりどりの約8,000鉢のシクラメンが所狭しと並べられており圧巻。馬込シクラメン園のシクラメンは開園以来多くの賞を取っており、例年開催される「東京都農業祭」でも優秀な成績を収めています。注文のピークは今月下旬から12月上旬あたりと予想されます。
シクラメンの種類はモンブラン、サーモン・スカーレット、ビクトリアなど全部で約30種類。馬込シクラメン園の波田野 清明さんは、「今年のシクラメンは長雨の影響で成長が心配でしたが、多くの花を元気に咲かせてくれました。家で過ごす時間も多い時期だと思いますが、コロナ禍でも部屋やベランダで楽しむことができ、お手入れがしやすいので、ぜひお気に入りのシクラメンを探しに来てほしいです。」と語ってくれました。 

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