風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

睡蓮 朝津味

2019-08-05 | 三重県・山・中勢
 津市高野尾町にある朝津味(あさつみ)です。
 農産物販売、津の食材をベースにしたフードコーナー、加工工房などがあります。
 「朝津味」は津の味と、朝摘んだ新鮮な農産物という意味をかけています。
 広場に直径3mほどの丸い水槽が8つ置かれており、様々な種類の睡蓮の花が咲いています。

①今年は撮りに行けませんので、一昨年8月4日の写真です。
 スターホワイト。





③エドワードローバー。








⑥メダカも何匹か泳いでいます。


⑦ピンクルビー。
 以下、花の種類はすべて異なっていますが、それぞれの名前は省略します。
 クマバチが2匹、忙しそうに飛び回っています。


























棚田のハス 津市白山町二俣

2019-06-30 | 三重県・山・中勢
 津市白山町二俣の棚田のハスが今年も見頃を迎えているようです。
 この棚田は一昨年にお目見えし、私は昨年写真を撮りに出かけました。
 今年は栽培面積も増え、鑑賞しやすいようにあぜ道や階段なども整備されたようです。
 棚田は5段あり、赤、ピンク、白、黄色の4種類のハスが次々に咲き出します。
 昨年7月上旬の写真です。

①最上段の赤とピンクのハスです。
 まだつぼみも多く、花の密度が濃いです。


②こういう状況です。






2段目のうす黄色のハスです。


➄うす黄色のハスは上品な感じがします。
 特に虫たちが多く集まっていました。






⑦3段目の赤とピンクのハス。
 まだまだつぼみも多い。





⑨白とピンクが混じったようなハスも。


⑩ハスに清楚という表現はあまり使われないでしょうが、白いハスはそうよんでもおかしくない趣です。








⑬この後やや強い雨になり、人の姿はなくなりました。

棚田百選 深野のだんだん田 松阪市飯南町

2019-06-24 | 三重県・山・中勢
 松阪市飯南町深野のだんだん田(棚田)です。
 日本の棚田百選に選ばれています。
 案内板によればこの棚田は室町中期から江戸初期にかけて開拓されたとのことです。
 550枚の田、石の数は300万個以上です。

①石垣の曲線に合うように植えられた稲が波紋のように広がり、美しいフォルムを描いています。


②上部から見下ろしています。
 集落は棚田をはさむように上部と下部にあります。





④石垣の畦道の総延長は約120km、堅固な石積みの上にセメントが張られています。





⑥案内板は言います「城塞を思わせる幾重にも積まれた自然石の風景は、まさに石の芸術品である」と。


⑦放置された田がほとんど見当りません。














⑫茶畑。
 この地で生産されるお茶は、普通の煎茶よりも長く蒸された「深蒸煎茶」が多く、「松阪茶」として普及しています。











 熊野の丸山千枚田は夕景が楽しめますが、ここは夕陽は右手後方に沈むため写せません。

あじさいとアマガエル 多気町丹生

2019-06-14 | 三重県・山・中勢
 三重県多気町丹生(にう)のあじさいです。
 毎年この時期にあじさいまつりが開催されています。
 今回は趣向を変え、あじさいとアマガエルをメインにしています。

①雨上がりの朝、アマガエルが顔を出してくれました。
 晴れの日にも来ていますが、アマガエルは出て来ません。





③藁ぼっくりがあります。


④青いあじさいの葉の上では、アマガエルは目につきにくいです。


➄お山の大将俺ひとり。








⑧ビオトープが作られています。

















 丹生には奈良の大仏の表面に金(金は陸奥国から産出された)を塗装するための、アマルガムを作る水銀を掘り出した坑道跡があります。
 大仏と大仏殿は数度兵火などで損傷し、修理復元されており、今の大仏には金の塗装はされていません。
 「大仏開眼」の物語は、穂積和夫のイラスト「奈良の大仏」や、帚木蓬生(ははきぎほうせい)の小説「国銅」に詳しく述べられています。