風景写真春秋

残日録代わりの風景写真です。
もちろん「日残りて、昏るるに未だ遠し」という意味合いです。

あおさ海苔の風景 その1 (引き潮)

2018-02-02 | 三重県・海・熊野灘
 三重県志摩市から南伊勢町にかけての海岸に、あおさ海苔の風景を求めて走って来ました。
 伊勢湾沿いはすしに使うくろ海苔の養殖が多いのですが、今回走った熊野灘北部の海岸はほとんどがあおさ海苔養殖です。
 わが家ではあおさ海苔は味噌汁に入れて、味と香りを楽しんでいます。
 
①志摩市浜島町迫子(はざこ)
 この日は大潮で干潮は午前10時51分。
 干潮前後で海苔網が水面よりも上がったころがねらいです。
 今9時27分、写しながらだんだん南へ行くと、南伊勢町五ヶ所付近で干潮時にぶつかります。
 海苔網は美しい幾何学模様を描いて張られています。


②支柱の竹と海苔網を付ける位置の具合で、まだ水没しているものあります。











⑥浜島町塩屋。








⑨カイツブリのような鳥が一羽。








⑫南伊勢町神津佐(こんさ)。
 あおさ海苔は海水に淡水が混じった水域を好むため、河口部にも海苔網が張られています。





⑭見事な幾何学模様です。








⑰逆光にあおさ海苔の緑色が輝きます。


⑱海苔網の手入れをしている方の姿を拝借しました。




  
 干潮にちなんで「引き潮」をお聞きください。

引き潮 Ebb tide Frank Chacksfield フランク・チャックスフィールド

   
 明日はその2です。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (おてんば娘)
2018-02-02 10:10:52
いせえびさん。
こんにちは!

あおさ海苔の養殖風景を見たのは初めてです!
この様にして作られていたのですね。

我が家でもみんなあおさ海苔が大好物なのですが私が住んでいる地域ではいいお値段がする為、滅多に食べれません。笑
海の幸が豊富な三重県ならではですね!
羨ましい限りです。
幾何学模様がとてもきれいでこんな風に養殖されているとは思っていませんでした。

色々と勉強になります。
あおさ海苔が沢山入ったお味噌汁が食べたくなりました。笑

またブログ楽しみにしております(^^)
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あおさ海苔 (いせえび)
2018-02-02 11:07:12
おてんば娘さん、こんにちは。
今回走った熊野灘北部の海岸は、伊勢志摩国立公園にも指定されている美しいリアス式の海です。
橋の上や高台から見下ろすと、入り江や河口に海苔網が整然と幾何学模様を描き、見事な景観を作っています。
逆光に青い海や緑の海苔が輝き、早春の風情です。
あおさ海苔の味噌汁はおいしいですね。
三重県でも結構いい値段がしますが、いち早く春の香りがします。
ぜひ三重県産をどんどん召し上がってください(^^)。
明日も続きますので、よろしくご覧ください。
コメントをいただきありがとうございました。
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Unknown (てくてく)
2018-02-02 22:00:22
いせえびさんこんばんは。
あおさ海苔の写真を撮りに行ってきたとどこかのコメント書いてらしたので楽しみにしていましたが、全く想像もしていなかった写真たちです。
あおさってこんな風に養殖されているのですね。
そして、引潮を狙っての撮影。
さすがです。すごいです。
海のご馳走と春の輝きを感じました。
つづきを楽しみにしています。
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あおさ海苔 (夢子)
2018-02-02 22:58:43
 いせえびさん、こんばんは(^^♪

あおさ海苔の味噌汁、大好きです\(^o^)/
おいしいですよねえ
こんな風に作られているのですか…
初めて拝見しました。
きれいな幾何学模様が青い海に映えていますね。
早春の風物詩なのですね♪
ありがとうございました。
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あおさ海苔の養殖 (いせえび)
2018-02-02 22:59:38
てくてくさん、こんばんは。
リアス式海岸の入り組んだ穏やかな入り江や河口部に整然と張られた海苔網。
この地方の冬から春にかけての風物詩です。
しかしこの海苔養殖も、たいへんな手間がかかるようです。
秋口の網への種付け、その後海へ竹の支柱を立てて海苔網を幾何学模様に張りめぐらせます。
河口付近などではゴミの付着を防ぐため、周囲にネットを張って囲みます。
張ったあとも網の手入れ、干満に応じた網の高さ調整、ゴミの除去なども一苦労です。
おかげで青い海に緑の絨毯を敷きつめたような、絵になる養殖風景が出来上がります。
味噌汁や卵焼きなどに、食べてもおいしいあおさ海苔を、ぜひ召し上がってください。
コメントをいただきありがとうございました。
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早春の風物詩 (いせえび)
2018-02-02 23:17:19
夢子さん、こんばんは。
おっしゃるように、海苔の養殖風景は志摩、熊野灘北部地方の早春の風物詩です。
この海岸線をこの時期、車で走ると、車窓からでも十分に美しい幾何学模様の海苔養殖風景が楽しめます。
車窓から潮の香と海苔の香りが飛び込んで来るようです。
吹く風はまだ冷たいのですが、日差しは暖かく、青い海一面に広がる緑の草原のような海苔の養殖風景を見ると、寒さを忘れてしまいます。
海苔の養殖風景見物プラス、あおさ海苔などの試食プラス、海産物のお買い物ツアーなどがあってもいいと思っているくらいです(^^)。
全国屈指のあおさ海苔の産地です。
引き続き朝の味噌汁の友として、あおさ海苔をご愛用ください。
コメントをいただきありがとうございました。
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海藻の養殖 (ゆり)
2018-02-02 23:52:24
こんばんは。

始めて見ました。
干潮時でないとこの幾何学模様は見えないということですよね。
満潮の時は、この海藻の何十センチくらい上に海水が上がってくるのですか?
竹の棒は全部見えなくなるということは無いのですよね。

あおさ海藻…
おみそ汁の具用に売っていたお土産品で、
わかめと一緒に入っていた、緑色の海藻があおさ海藻だったのかなと思ってますが・・・・

本当に美しい幾何学模様ですね。

それにしても、網の高さを変えたり、ごみの撤去など・・・
海の中でなさるのですから大変なお仕事ですね。
素晴しいお写真に出会えたこと!感謝です。
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あおさ海苔養殖 (いせえび)
2018-02-03 07:59:05
ゆりさん、おはようございます。
海苔網は干潮時には水面上へ出るように調整して張られています。
あおさ海苔は乾燥に強く、網に付いたほかの藻類などが死滅しても、あおさ海苔だけは生き残るため、そのようにするのです。
おかげで水面上に美しい幾何学模様の風景が見られます。
満潮時には竹までは水没しませんが、海苔網はすっかり隠れて水の中なので、絵になりません。
ただ、水面上へ網が出ると、流れて来るゴミが付着します。
そのためゴミが付きやすい場所では③のように、ゴミ除けネットで囲まれています。
作業は胸まである長靴付きのズボンです。
冷たい水の中で、たいへんなご苦労ですね。
コメントをいただきありがとうございました。
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はじめまして (須藤(テレビ番組制作))
2019-12-25 17:52:32
はじめまして。私、東京でテレビ番組を制作しております。須藤と申します。突然のメッセージ失礼いたします。

今回、私どもの番組で三重県志摩市のアオサノリを取材しております。いせえびさんの撮影されているアオサノリの写真についてお話を伺いたく連絡させていただきました。

もしお話を伺わせていただけるようであれば、
gowest.azusa@gmail.com」にメールいただくことはできますでしょうか?

何卒よろしくお願い致します。
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Unknown (須藤)
2019-12-26 22:58:30
こんばんは。昨日この記事にコメントを書かせて頂いたものです。
いせえびさんのブログをすべて見ずにコメントをしてしまったことをお詫び申し上げます。
とても素敵な写真で、思わずお話を伺いたいという気持ちがはやってしまいました。
ご家族の皆様におかれましては、不快な思いにさせてしまっていましたら、本当に申し訳ございません。

どの写真からも、風景を慈しむ、あたたかな気持ちがあふれでていて、拝見していると、日本に生まれてよかったな。日本ってすてきな場所なんだな。と、あらためて感じることができました。

私もいせえびさんのように見る人の心をふるわせられるような写真・映像をとれるように頑張りたいなと思いました。
天国のいせえびさんに、このコメント欄を通して、素敵な写真を見せて頂いたことを感謝申し上げます。
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