カウンセリング(人間)の本です。
犬のトレーニングにも、自身を含む「対人」にも通じる素晴らしい
発想の転換が詰まっていました
今回のブログは特に気に入ったところをまとめてみます。
ポイント
ネガティブなことに隠れていることを探す
感じ方・考え方を否定しないで新しい視点を提供する
相手にとって「パワーが溢れる」引き出しを増やす
ネガティブなことに隠れていることを探す。
本には宝探しとありました。例を出しましょう。
犬の競技会を目指していた飼い主さんがおっしゃっていたことです。「練習してもうまくいかない、昔から何をやっても要領が悪くて・・・丁寧に教えてもらっているのに申し訳ないです」
あなたならどんな返事をするでしょう?
A「いえいえ大丈夫ですよ。ゆっくりやっていきましょう」
B「こちらこそ、うまく教えられなくて申し訳ありません」
C「何がうまくいかないか明確にして1つ1つ取り組みましょう」
他にもたくさん回答はあると思います。
私は確か・・・こんな感じで返したはず・・・。
「やっているのに上手くいかないって悔さ、悲しさがすごく伝わってきました。趣味の世界だから辞めるって選択肢もあるのに、続けるを選んでいるからご自身を責めて苦しくなっている。でもこうなりたいってイメージが明確にあるからトライ続ける強さがあるんだもの!こういう人の応援なら喜んでしたいですよ」
まず私はうまくいかないことの話を聞いていたとき面白かったのです
だからフォローする前に笑ってしまった記憶もあります
まぁまぁ怒らないで続きを読んでくださいな(笑)
だって、うまくいかないのに練習はかかさないし、要領が悪いと言いながら挑戦しているし、教わったことをできるようになりたい気持ちが強いから申し訳なく感じているということですよね
この方とは長くかかわらせてもらっているので「苦しくても諦めない、投げ出さないと決めて行動している人である」と私は知っていたのです。
現状のうまくいかなさ、ご自身の要領の悪さ、教わる相手への配慮、多面的に見られるから感じられることのオンパレード
多面性・気遣いを責める方向に使ってしまっているけれど、この素晴らしい力を欲しい結果が出るほうに変換していきましょうと誘いたい。引き続きお手伝いをしていきたいと思わせてくれる人柄である!ことを伝えていきたいと思った会話でした。
犬の練習からの話だけれど、物事がうまく進まないときに「これはあった」と思い出せるものがあるのと無いのでは心の揺らぎが大きく違うと思うのです。
一貫してどっしりしている人は犬のリーダーとしても好ましいしね
あっ「何をやっても要領が悪くて」とおっしゃっていることに対して否定していないけれど、「その通り」なんて思っていませんよ(笑)
飼い主さん自身がそう思っているのに「そんなことないですよ」って私が思っていることを伝えることに意味あります?
個人的な意見かもしれないけれど、自分で「○○できないと思っている」
ことを「そんなことないよ」って否定から始められると後から何を言われても聞く気になれない
ご自身でどう思っているかに焦点をおくとYESかNOの二択になりがち
本質は「どうやって現状を変えて欲しい結果に近づくか」ということ
シンプルに言えば「幸福感を高める」為。
犬の問題行動という言葉がありますが
私からしたら「何をしたら相手が喜ぶのか知らないだけ」という解釈です。
犬でも人でも「問題だな(相手が悪い)」と思ったときに宝探しをしてみてください。
この本は私がネガティブな話は楽しいなぁって感じることの説明?証明をしてもらえた気持ちになりました。
人相手の本なので、どんな職種の人も読んでみるのをお勧めします。
具体的な練習問題も多くて実践的です。知識としてではなく生活に活かせる本だと思いました。
なるほど、こんな角度から宝を探すのか~など楽しかったです。
心理学って固いイメージあるかもしれませんが、子育て、犬のしつけ
人間関係構築にもってこいですよ~
読んだら感想をコメントで教えてください
楽しみにまっていま~す。
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