獣医さんのポスター ２ マイクロチップ

犬の体に埋め込むマイクロチップご存じですか？
なんて私も飼い主さんと話になりなんとなくしか知らないな・・・と思ったので我が家のかかりつけ杉田動物病院さんで聞いてきました（笑）


一言で言うと劣化しない永久保存の迷子札


通常はこんな風に迷子札（ロケット）を首輪につけてます。


この中に紙が入っていて保護した人が見つけたら書いてある連絡先に知らせることが出来ます


迷子札のメリット手軽、可愛い、好きなの選べる。


デメリット小さいけれど多少重さがあり下にさがる、犬がくわえてガジガジかじったり、誤飲あり、狂犬病の鑑札も劣化あり、
何よりフラフラ逃げてる犬を捕まえて首に手を掛けるというのは慣れてる人でも抵抗ある作業！お互い知らないんだもん、噛まれる危険もあります

診察でも無いにのに丁寧に質問に答えて頂けて嬉しかった～


獣医さんが針を比較して見せてくれました。


Ｑ　結構太いですね？

Ａ　太いけど切れ味はスゴク良くて負担はかからないと言われています。

Ｑ　針見て辞めちゃう人いません？

Ａ　引いちゃう人いますね（笑）今まで僕が打った犬は過剰に痛がったり抵抗　　したりは無かった普通にしてたよ、大型は特に。
猫なんかは避妊去勢手術の麻酔効いてるときに入れるか聞いてる。


＞＞Ｑ　マイクロチップって外からみて解らないけれど保護した人が入ってるかどうか解るんですか？

Ａ　保健所に行ってもらえれば入口のゲートが読み取り機だからすぐ解ります。

Ｑ　読み取り機の普及が低いと聞きますマイクロチップ入れる意味ありますか？

Ａ　そうだね！埼玉県は全部の保健所に確か、あったと思います。あとこれは僕のだけど獣医さんも持ってるケースがある。拾って里親になる前に一応調べる事ができると安心でしょ。

犬にかざすとマイクロチップに埋め込まれてる数字が出て飼い主が解るようになってるんだ。



こんな感じだね。

Ｑ　見つかりやすくなるって聞きますがＧＰＳって入ってるんですか？

Ａ　良く聞かれるけど　無いです。読み込み機を通らないとダメ

Ｑ　マイクロチップにＧＰＳ機能も付けるって出来ないんですか？
　
Ａ　出来ないんだよ。体内に入るマイクロチップは1.3センチ×3ミリ
　　ここまで小さいものにＧＰＳは付けられないんだってメーカーさんから聞いたよ。

知らない事ばかりだったのが色んなこと解ってきて楽しい。

Ｑ　入れる部位ってどこですか？

Ａ　これは決まっていて頚背部、首の後ろのちょっと左側

Ｑ　認知度ってどうなんでしょう？結構普及してますか？

Ａ　まだまだ、僕のところだと年間数頭しか入れに来ないもん。
　　ペットショップで販売前から入れてあるところもあるみたいよ。

それ画期的ですね！捨てられても飼い主が解る

まぁ捨てるような飼い主に戻したくないけど・・・。

動物園の動物は全部入ってるよ。

Ｑ　費用ってどのくらいかかるのでしょうか？

Ａ　数社メーカーさんあるから多少値段変動あり、マイクロチップだけで
　　３５００～４０００円＋登録料が１０００円掛かります。登録しないと読みこませても
　　飼い主解らないから注意してほしい

だいたい5000円くらい見ておけば大丈夫そう。ただ元々注射が嫌いだったり麻酔しないと打てない場合は麻酔代もかかります要相談

マイクロチップどうしよう？と考えてる方に参考にしてもらえたら嬉しいです。

正しい答えは無いと思うんですよ

最大のメリットは自分の犬ですって証明には大いに役に立つと思います。

デメリットは読み込み機に通らないと発見不可能なこと保護して飼い主探さず飼ってしまう、盗まれた犬などは見込みなし

同じ犬というジャンルでも事柄が違うと知らない事がいっぱいです
いや～大変勉強になりました聞いてきて良かった～杉田先生有難うございました