飼い主さんが
「一回でやらせたいんです」
「ハウスって言ったらすぐに入るようにしたいんです」
「パっと座るようになってほしいんです」
「ヨシって言うまで、どんなに長くてもマテできるようにしたいんです」
「これらをどんな状況でも出来るようにしたいんです」
「ダセって言ったらすぐに離すようにしたいんです」
一気にダ~っと希望を話してくれた。下記が私の解答です。
そうですか、沢山ありますね!精密機械じゃないですから100%を求めるのは無理です。人間も動物だから逆も無理、お互い様の世界だと思います。
ただ、8割、9割を目指す事はできますよ、その変わり犬に守らせるという事は、飼い主さんも同じ量の約束を守ってもらう事になります。
相手に沢山要求するなら、むしろ言う側のほうが、もっと守る量が多くても良いと思う自分の首も締める事になるのを、お忘れなくと補足したい!
「明日たくさん遊ぼうね」とか「スワレ」って言ったけどやらないから、まぁいいかぁ、とか、言ってるほうは何気ない、相手はハッキリ覚えている
最近、約束って守らなくても権利を主張できる、守らなくても大したことじゃない、って風潮が強いように思います。
約束を破る方はたいがい、重く捉えてない、期日も忘れている事も多い。
破られるほうは自分や自分が大事にしている事を[軽く見られている]と思うから悲しくなる怒りも湧く!!
こんな怒りや悲しみが心にあって次の約束、指示をやりたいと誰が思うだろう?
今は人間社会の事を書きましたが、人と犬も同じです。
写真を見て下さい。約束と守るをテーマにしたくて「指きりゲンマン」を犬としてみました
ラブラドールと手をつないだけれど、小さい指だな~って感じました体は大きくても指、手はこんなにも小さい、頭脳も2~3歳と言われている犬
頑張ってます。精一杯やれることを一所懸命にやってます。どうか、ここにも目を向けて欲しい
犬が一緒にいたい、次はなんて指示が来るだろうと飼い主さんの言葉を楽しみにするような関係が築けたら、必死に守らなくても自然にできる
ここを目指して頂きたい
犬よりの発言が続きましたが(苦笑)人間の方も気になります。
どうして、ここまで精密さを求めるのか
性格って言えばそれまで、終了!!
でも、とても早口だったのもあって、何かに追われている?ちょと強迫観も強いように感じました。
今回のケースを犬がやらないって側面からではなく、人と犬の関係性で見てみると
犬がゆっくりしたら?と飼い主さんの苦手克服に一役買ってくれて、ゆっくりワールドに誘っているのかもしれません
もしくは、犬に「早く」って言っているけれど、自分に言っているのかもしれません
何か後回しにしている、見ないようにしていること、ありませんか?と聴きたくなった(笑)
過剰にある「こだわり」には価値観・課題・根底に関わっていることが多いように思います。
理由はさておき、「約束」と「守る」はセットだけど分けて考えてみて欲しい
約束って、より良くなるための決めごと、(私はこう思います)
守るって、決め事を続ける、一生ものもあるでしょう、期間があれば、その一定期間守ること、口に出すか、出さないかは関係なく守り遂行する(こちらも私の解釈です)
約束への強い想いがあれば、守ることで自分が強くなれる相手との関係も糸が束になるように、
太く、強く、切れにくくなる
古臭いと思われるかも知れません。しかし、人から破られ続けようが、私は約束を守る人間でありたい
最後は相田みつをさんの言葉で〆ます
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