8月16日
平成17年1月1日より228日目
歩いた歩数 其の距離
本日 20,438歩 14,307m
総計 3,043,240 歩 2,130,268 m
仮想通過地点 屋久島(7.22)
○夜半、岩室の屋根を激しく叩く音に目が覚めた。激しいにわか雨だ。私は登りで体力の限界を感じていたし、2時までに止まなかったら止むまで出発を延期しよう。朝まで止まなかったら下山しよう、と私は決心した。そしたらホっとして深い眠りに入った。「私は岩室に辿り着いただけで整理体操をしなかった。あなたは整理体操を怠ったので明日の登山は無理だ。みんなこんな体操したんだ」という。突然体が動いた。痛い!動かない!参った!という感じからわたしは布団の中で真剣に整理体操をしていた。これは夢だった。そのうちにお隣さんたちが支度を始めた。電池がない。財布が無い。という。わたしも疑いを晴らすべく起きて布団をまくって見せた。今度は携帯がないという。一人が機転を利かして携帯電話をかけた。今度は音が私の境の辺で鳴っているというのでまた起こされた。かくて私たちも起きる羽目になってしまった。
○一時半岩室出発。懐中電池が弱くて先が良く見えないので他人の電池に頼って登る羽目になった。岩場では足が揚がらず、ストックをザックに挿して這って上る事になってしまった。若者は起ってすいすいと登ってゆく姿を見て、体力の限界を悟った。完全にノックアウトだ。でもここまで来てはやめることは出来ない。ホントに這って上がる自分を省て「是を最後にしよう。付き添いや家族に心配を掛けてはいけない」と心に決めた。でも頂上を目指している今は何としても登りきるしかない。頂上が見えて明るくなったが霧でご来光は見えない。頂上に辿り着いたときは5時半だった。そしてあめが降りだした。前回の遭難しそうになった経験から雨具に自信もあったし、休みを取らずにそのまま浅間神社を目指した。頂上郵便局が込んでいて思いのほか手間取ったので、「高齢者登録」を済ました後、お鉢めぐりを省略して引き返し、下山に入った。下山は両ストックを使用したので思いのほか楽だった。でも後半右親指が痛み出してまいった。途中何回か霧に包まれたり霧雨に悩まされた。6合目のトイレで冬の下着を着替えた。5合目に着いたのは11時半。登山することは出来たが、征服感は沸かない。9回目で終わりだ、と悟った。
9合目で
浅間神社奥社にて
平成17年1月1日より228日目
歩いた歩数 其の距離
本日 20,438歩 14,307m
総計 3,043,240 歩 2,130,268 m
仮想通過地点 屋久島(7.22)
○夜半、岩室の屋根を激しく叩く音に目が覚めた。激しいにわか雨だ。私は登りで体力の限界を感じていたし、2時までに止まなかったら止むまで出発を延期しよう。朝まで止まなかったら下山しよう、と私は決心した。そしたらホっとして深い眠りに入った。「私は岩室に辿り着いただけで整理体操をしなかった。あなたは整理体操を怠ったので明日の登山は無理だ。みんなこんな体操したんだ」という。突然体が動いた。痛い!動かない!参った!という感じからわたしは布団の中で真剣に整理体操をしていた。これは夢だった。そのうちにお隣さんたちが支度を始めた。電池がない。財布が無い。という。わたしも疑いを晴らすべく起きて布団をまくって見せた。今度は携帯がないという。一人が機転を利かして携帯電話をかけた。今度は音が私の境の辺で鳴っているというのでまた起こされた。かくて私たちも起きる羽目になってしまった。
○一時半岩室出発。懐中電池が弱くて先が良く見えないので他人の電池に頼って登る羽目になった。岩場では足が揚がらず、ストックをザックに挿して這って上る事になってしまった。若者は起ってすいすいと登ってゆく姿を見て、体力の限界を悟った。完全にノックアウトだ。でもここまで来てはやめることは出来ない。ホントに這って上がる自分を省て「是を最後にしよう。付き添いや家族に心配を掛けてはいけない」と心に決めた。でも頂上を目指している今は何としても登りきるしかない。頂上が見えて明るくなったが霧でご来光は見えない。頂上に辿り着いたときは5時半だった。そしてあめが降りだした。前回の遭難しそうになった経験から雨具に自信もあったし、休みを取らずにそのまま浅間神社を目指した。頂上郵便局が込んでいて思いのほか手間取ったので、「高齢者登録」を済ました後、お鉢めぐりを省略して引き返し、下山に入った。下山は両ストックを使用したので思いのほか楽だった。でも後半右親指が痛み出してまいった。途中何回か霧に包まれたり霧雨に悩まされた。6合目のトイレで冬の下着を着替えた。5合目に着いたのは11時半。登山することは出来たが、征服感は沸かない。9回目で終わりだ、と悟った。
9合目で
浅間神社奥社にて