陸軍記念日

3月10日 （金）
　　　　　　　　　　　平成17年1月1日より434日目
　　　　　　　　　　　　　　　　歩いた歩数　　　 其の距離 　
　　　　　　　　　　　本日 　　　　16,132歩　　　　 11,292ｍ
　　　　　　　　　　　総計 　　6,047,680 歩 　　4,233,376 m
　　　　　　　　　　　只今南支那海上、香港まで残り19,624m

　　昔々「陸軍記念日」「海軍記念日」という日があった。その陸軍記念日が今日、３月１０日である。今から１００年前、日本が世界最大最強と言われたロシヤ軍と会戦して奉天入場を果たしたのが、明治３８年３月１０日で、大勝利を記念して制定されたものである。

　　私たちは子供の頃から、日本は小さな国だが、世界の大国を破った世界で最強の国、建国以来一度も負けたことの無い「金甌無欠の国」の国、国難に会えば「神風」が吹くということを信じていたし、日本に生まれたことを誇りにしてきたものだった。

　　その陸軍記念日にアメリカ空軍のＢ２９による「東京空襲」が行われた。」死者約１０万、消失家屋２７万戸という被害を受けた。サイパン島が陥落したため、完全に制空権を握られてしまっていた。世界の国々は日本の敗戦は近いと考えたが、日本はなお「神風」を信じて疑わなかった。

　　私は当時、松本連隊に居た。連合軍が本土に上陸することを覚悟して、「信濃１号」という作戦命令が用意されていた。その命令では軽井沢の守備は誰々松代大本営には誰々と決められていた。私は「薬剤行李」という係りでアルプス山中に立て籠もって負傷兵に対応することになっていた。それでも敗戦など信じない。「一億玉砕」あるのみだった。

             　飯山雪風景
　　　　　　　　　　　大雪に見舞われたりんご園　

　　

道陸神今なお健在

3月9日 　（木）　
　　　　　　　　　平成17年1月1日より433日目
歩いた歩数 其の距離 　
　　　　　　　　　本日 　　　　16,387歩 　　　　11,471ｍ
　　　　　　　　　総計 　　6,031,548 歩　　 4,222,084 m
　　　　　　　　　只今南支那海上、香港まで残り30,916m

　　　　　　　

　　本来は１月１５日に命を落とすのが道陸神の運命だが、今年は豪雪で道陸神が雪の中に埋もれてしまって火祭りが行われなかった所がアチコチにあった。

　　私たちの区では新旧の社会部と組長さんの協議で１月１４日に伊勢神社の境内で実行された。お宮へ上る道を付け、道陸神を掘り出し、氏子たちが火の攻防が出来る広場まで作ってくれた。たいへんな労力奉仕だったと思う。情熱の成果だったと思う。　大雪だったが華々しい攻防のなかで伝統の祭りが繰り広げられた。

　　最近、祭りは土曜日に行われる例が多いようだ。私たちの子供の頃は祭礼の日は固定されていたので、祭りに参加する子供は学校を休んだもんたが、今はそんなことが許される時代ではない。祭礼より学業優先だから仕方が無い。

　でも野沢温泉村の道祖神祭りは今も伝統を守って１月１５日に行われている。祭りはそうあって欲しいと思うのは私一人ではあるまい。

　　この１４日か１５日の火祭りを大雪で延期した地区では、その後火祭りを決行するチャンスを逸してしまい、今も道陸神が健在で立っている。ではこのまま立っていられるだろうか？　

　秋津地区の道陸神を見るまでも無く、殆どが田んぼの中に立っている。このままにして田植えという訳にはいくまい。さて何時、時期はずれの火祭りをやるのか？見ものだ!