8月9日 (月) ①
平成17年1月1日より 2,079日目
歩いた歩数 その距離
本日 18,541歩 12,979m
総計 28,756,539歩 20,129,577m
パキスタン・アフガニスタン・イランを経てトルコのイスタンプールに向かう。後1,178,982 m
トルコのシワスに到着
シワスはトルコの中央アナトリア地方の都市で石彫刻の施された優れた建築物が多く残されて居ることで有名だ。
参照(転載)
シワスの優れた建築物はほとんどがルーム・セルジューク朝やイルハン朝時代のものである。建物の正面を飾る細やかな石彫刻は、セルジューク朝建築を集結している。見どころはコナック広場周辺に集中しており、見学も簡単にできる。
コナック広場に最も近いのはビュルジエ・メドレセスィ。1271年にイルハン朝のアミール(首長)であったムザッフェル・ビュルジルディによって建てられた。中庭を中心にいくつもの部屋が対称的に並んでいる。首長やその子供たちの霊廟は入口の左側にある。
近くにあるカレ・ジャーミィは典型的なオスマン朝建築であり、セルジューク朝色の濃いシワスではちょっと変わった存在である。1580年にムラト3世の大宰相であったマフムートパシャの命で建てられた。
チフテ・ミナーレ・メドレセはシワスの代表建築物ともいえる。この修道院は1271年に建てられたが、彫刻の細かい建物の正面とブルーのタイルが印象的な尖塔のみが残されている。後方には学生の独房と講義室の礎石がある。
チフテ・ミナーレ修道院の正面には1217年建造のシファーイイェ・メドレセスィがある。セルジューク朝スルタン・ケイカヴスが病院と医学校として建てたもので、現在はバザールやチャイハーネとなっている。かつてこの病院では精神病患者に対し音楽や催眠術などを使った治療がなされていたという。
コナック広場から離れて南へ向かうと、シワス最古のモスクであるウル・ジャーミィがある。1197年に建てられた。一見何の変哲もないモスクだが、内部は50本もの木造の柱で支えられている。
シワスの有名なイスラーム修道院のひとつであるギョク・メドレセはウル・ジャーミィからさらに南にある。1271年にセルジューク朝の大宰相・サーヒップ・アタ・ファフレッティン・アリによって建てられた。この大宰相は当時のコンヤやカイセリの建造物をも担当していた。ブルーのタイルがちりばめられた尖塔は見事。