いよいよ庭の芝生化 第3週目。
何をするかというと・・・
芝の種を蒔く前に、土づくり。 そのこころは・・・
庭一面に生えている多年草の根を根こそぎ取り去る・・・とまあ大胆な目標をたてた。 近くに住む方から、ここのこれやあれやは根が少しでも残ると刈り取ってもすぐに生えてくる。 ここでは芝の方が雑草に負ける、といった情報を得たからだ。 多年草とは、スギナ(これがやたらと多い)、セイバンモロコシ(こいつは既に根っこごと抜いた)、貧乏蔓(やぶからしともいう)、ひめくぐ、チガヤ、はますげ、等々。
最初根を取り除くには、耕して鋤やレーキで根を手で取り除くのがベーシックだと思っていた。 が・・・
この庭、結構石ころやガレキが目立つ。 だから、根を取り除くことと石、ガレキを取り除くことを一遍にできひんやろか? と考えた。
そしてネットでいろいろ調べまくっていると、面白いものがでてきた。 Trommel 回転ふるい器、これだ・・・
雑草を土ごと入れて回転させると、土は細かくふるい分け、雑草も出口へと放り出される。
うむ。 便利そうだ。
ちなみに、土をふるい分けるほかに、このメカニズムは以下のようなものにも応用されている・・・
* Worm Harvester
堆肥ごとインプットするとミミズが出口からでてくる
* 砂金さがし
土や石をインプットすると大きな石は出口から出て砂金はふるい分けられる。 これをパンでさらに洗い流す。
早速テスト、
おお~、細かい土がきれいにでてくるわ~。 ごろ土、石、と雑草は?
わ~雑草も分けられるやん。 これはえ~ぞ~、と思った。 だから、これでやろうと思った。 そう思った。
だからやり始めるべくプラン(手筈)を練った。
まず、きれいな細かい土をためておく場所が要るな~。 出てきたごろ土や石をためておく場所も要るな~。
石やごろ土は、掘り返したところの下の方に埋めて、その上に細かい土を乗せよう、そうしないと、土が不足して地面が低くなってしまうね。
だから、1か所掘り上げる。 そこを作業場として土をふるう。 そうすれば今生えている雑草の上にきれいな細粒をおくこともないな。 戻す時に雑草が混ざらないし・・・
作業場の隣をスコップで掘り上げて、土をふるい器に入れる。 一区画すんだら溜まったころ土、石を掘ったところに戻す。 そして細粒を被せる。 この手順で行こう!
最初の作業場も最後には、ごろ土と石を戻すのだから約30cmくらい深く掘らなけりゃなりません。
30㎝深く掘るのは、土が柔らかければ大した重労働ではないのだが・・・庭にはいろんなものが埋まっていたんだな。
まず、砂利、ガレキ、割栗石。 土建屋が余った砂利とか、セメントの残りとかを庭に埋めて捨てて行ったもの。
次に、過去に家があった時の遺構。 なにやら細長い石の基礎のようなものが東西に走っている。
そして、圧巻は、テッパン(鉄板)・・・そんな朝ドラがあったな~。
どうやら、この鉄板、工事中に車を入れるのに庭がぬかるむので敷いたまま埋めていった、ようだ・・・
そのあたりはどう掘っても10㎝くらいの深さにしか掘れないのだ。
う~む、こりゃ思ったようにはいかないぞ。 ここで考え込んでしまった。
庭の道端のあたりは砂利や鉄板が埋まっているので芝生化対象外としよう。 そして雨水がたまるあたりに溝を掘ってそこに石くれを埋めよう、と。 そうしようと・・・
そう考えた背景には別の点もあった。 それは、石、ごろ土、雑草は混ざって出てくるという点だ。 つまり、アウトプットの中から雑草の根を取り除かなければ元の場所に戻すことができない。 しかし、芝生化対象外のエリアに埋めるのなら雑草が生えてきてもえ~じゃないか。 そ~じゃないかっかっと。
そして一区画がやっと終わった。 石くれは掘った溝周辺に草の根とともに集めて車の車輪で轢いて固めた。
結局、草の根は取り除かないまま、石くれと共に溝周辺に埋めてしまった。 きれいな細かい土だけを、最初の作業場に埋め戻した。
ありゃりゃ~、埋め戻したところは元のレベルよりも低くなってしまったではないかっ! 当然そうなるわな~。
倅に相談すると・・・どうやら庭には金を掛けたくない・・・みたい。 赤土を上からかぶせたらどうだろうと提案したんだが・・・
どうやらこの方法は、現状(いろいろなことを含めて)にマッチしていないのかも・・・ この一区画を埋め戻すまでにすでに3週間が経過している。 隣近所では、”一体何をやっているのだろう。 いつ終わるのだろう” と噂になっているような気配が感じられる。 田舎は話題が少ないのだ・・・わはは。
土木作業とは、かくも大変なものなのか、とつくづく思い知らされた。 素人がやる場合は、ゆっくり焦らず時間をかけてちょびちょびやるのがいいのかも・・・周りが何と言おうとも・・・だはは。