「まるで他人事のようにおっしゃっていると言われていますが・・」と『中国新聞』某記者に冷ややかに切り出された福田は余程ムカッと来たのか「私は自分を客観的に見ることが出来るんです。あなたとは違うんです」と即座にやり返して一座をあんぐりとさせた。あれでは質問した勇気ある記者はアホ扱いだったが、福田だって記者だって誰だって「自分を極力客観視しようと務める」ことくらいはそりゃたまにはあるだろうが(笑)それが実際に出来るかどうかはまた別問題だろう。第一あーた、自分で勝手に切れて勝手に自己分析しているが、深夜10時前の突然の辞任会見の席上で仮にも一国の総理が逆切れしていていいのか。そんな一人芝居に現を抜かしている場合じゃないだろう。一ヶ月前は「安心実現内閣」との触れ込みだった。野党の抵抗を受けて(と本人は言っている)安心は実現されなかった。安倍ポンの残した閣僚を丸ごと引き継ぎサミットの議長も務めて先月ようやく「自分色に」(←つまりは改めて各派閥の領袖に総動員をかけ『挙党一致』の体制を作って)「内閣改造」したばかりだったのにそれでも辞任なのである。自民党は今度こそ終わったってか。ぁそ。結果またしてもセンキョの洗礼を受けない盥回しの総理が三度生まれる雲行きだが、これこそが全体として『政治空白』そのものなのである。 . . . 本文を読む