さしもの私も、管があれ程までの悪党だとは思わなかった。「めど」では危ないと私は思ったが、案の定鳩山はコロッと騙された。この人は元々は学者先生で、最初から政治家を目指した弟程の悪知恵は働かないから止むを得ない側面もあるが、鳩山が鉾を納めたため、小沢も引かざるを得なかったのである。小沢さんは最近「もう自分の時代ではない」と思っているのかどうか、人間が随分丸くなって「これまで言わなかった言質を取ったのだからいいだろうw」と身内を宥めたがあれは結果的には大甘だった。管は否決を大差で勝ち取ると、まず岡田を走らせて「そんな約束はしていない」と辞任を否定させ、あとから自分が出て来て「オバマと会うまではやる」とか「原発の2次プランまではやる」とか言い出している。鳩は騙し打ちにあったのである。党内では仙谷が(自分が作戦本部かも知れないのに!)そらっとぼけて「あれは続投宣言だと思った♪」と言ったが、メディアで公然と「ときの首相が引退表明などする筈がない」と管を擁護したのは、私の知る限りではTBSの岸井だけである。この男は元々氏素性が悪く、小泉政権のときはポチに媚を売り、管なら管に擦寄るといったように、政権党におべっかを使っていれば世を凌げると思っている卑劣漢である。 . . . 本文を読む