本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

永田がN元記者(32歳)を庇う理由。

2006-03-01 16:44:35 | 政治
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*昨日の民主党の釈明・謝罪会見は3段構えになっていて、永田から始まり鳩山らを経て最後に(永田会見の一部始終をTVで見ていたという)前原がトリを勤める構成だったが、内容そのものがお粗末だった上、個々の説明にバラつきがあったため今朝の朝刊各紙からは袋叩きにあっている。

 自民党も一番怖れているのは『藪をつついて蛇を出す』事態だから、もう充分に『戦果は上げた』ことでもあるし、出来れば適当な線で切り上げたいところだろうが、こんな中途半端な状態で『幕引き』を図ったらそれこそ自分たちの方が疑われかねないので、そんなわけには行かないのだ。
 それにこのガセ・メール問題ですったもんだしていさえすれば肝心の『BBLT』追求にはとても話が行かないのだから、自民党や悪徳官僚どもは『これぞ我が世の春♪』とばかりのウハウハ状態だろう。永田と前原執行部は小泉の最大の援軍であると私が断定する所以である。

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*この事件の時系列は永田によればこうである。↓

2/01:ガセ記者から話が出る。
2/06:ガセ記者がブツ(メールとメモ)を永田に渡す。
2/11:TV局(朝ズバッ!)でCM中の合間を見て永田が前原にこのメールを説明。
2/16:質問第一弾。
2/17:質問第二弾。(ライブドア集中審議)「お知恵を借りたい」
2/22:党首討論。「国政調査権発動するなら確証を出す」と前原。
2/23:党首討論の翌日、永田は雲隠れから復帰するも即入院。
2/24:この頃?永田は最後にガセ記者とコンタクトをとる。
2/28:謝罪・釈明会見。

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*このガセ男と永田は昨秋来半年程の付き合いだが、共に将来の日本を背負って立つ同志だということで、永田は彼に全幅の信頼をおいているというのである。
 犬は3日可愛がれば一生忘れないらしいが、人間は『裏切る』ことを知っているから、30年可愛がっても一瞬で裏切る生き物なのである。半年の付き合いで全幅の信頼を置けるのなら人生もわかり易くていい・・・がしかし、ガセ男の方では既に永田に情報を提供したことなど全面否定しているのである。彼は用意周到にも弁護士も既に立てて訴訟等に備えていることは以前述べた。迷走民主党はここでも後手を引いている。

 にも拘らず、永田は彼を庇い、まだ信じているなどと言う。それどころか仲介者がこの元ゴロツキ記者であるかどうかということさえ、言を濁して明言を避けている。

 なぜか?
 理由は一つしかない。
 彼に表に出られたら、困るのは永田自身だからである。
 永田が会見で言っていたのとは全く逆の意味で「自分を守るためにこそ、信頼する同志(?)の名を公表するなんて出来ない」のである。武部の闇は追及したいが己の闇は追及されたら困るというのが永田である。
 私には永田が金で情報を買った可能性は、昨日の会見でむしろ強まったという印象がある。

*去年の秋、この元ゴロツキ記者はセレブ相手の会員制雑誌を発刊するとして、その『プレ・創刊号』(←所謂『ゼロ号』『ダミー本』という奴で、「今度こういう雑誌を出すのでよろしく」と業界各方面に配って歩く見本誌のことである。勿論評判が悪い等の理由で実際の刊行に漕ぎ着けないとしてもそれは一向に構わない)の表紙及びトップグラビアのモデルに、この永田を抜擢した。『国会で注目される10人の政治家』の1番バッターに起用したのである。永田は有頂天になった。

 話の流れからすれば、当然このとき既に『絵は描かれていた』のであり、《仕込み》は始まっていたのである。こんな大掛りな仕掛けを単に『ゴロツキの単独犯』とする平沢説は、あまりにも自民党に都合良過ぎて鵜呑みには出来ない。
 そしてこの『誰が絵を描いたのか!』を突き止め暴露出来ない限り、民主党の復権はあり得ないと私は思う。しかしそれを体を張って妨害しているのが他ならぬ永田であり、その永田を庇い続けているのがポチポチ親衛隊=前原執行部なのである。

*ところで詐欺師の手口の一つに、騙した相手を共犯関係に引き込むことによって有無を言わせず犯罪を追認させる手管があるという。
 永田は最初は騙されたのだろう。しかし騙された直後に『@』等を黒く塗り潰し、まさにその行為によってガセ記者の『擬似的』共犯者となった。『擬似的』というのはそもそもこのメール自体が捏造されている(←ベースとなったメールにこの元記者が『@堀江』等を付加したらしい)からで、こんなガセを使って永田に『共犯意識』を植え付けてしまうのであるから、まさに手際良い、見事な手口であると言うしかない。
 こんな知的フッキングがそんなガセネタ記者単独で可能なのだろうか?

 メールが仮に本物だったとして、メール末尾『堀江』の前の『@』一つを消しただけで既に『発信元偽装』の犯罪行為に該当するそうだし、何の裏も取らずに一人で突っ走るなど一事が万事、永田のやることは間が抜けていて、武部氏二男に告訴・告発でもされた日にはとてもじゃないが永田に勝ち目はない。

*こういう永田をなぜか妄信し続け、一貫して口座名・口座番号を『出す出す』と言い、確証が『あるある』と言っていたくせに、昨夜突如として「いや、メールはホリエモンの出したものではなかった。ごめんちゃい」でも、今後も私がBBLTの真相究明を『するする』と臆面も無く言っているのが前原である。これは普通ペテン師と呼ばれる人間の所業だ。

つまり前原は『出す出す詐欺師』『あるある詐欺師』『するする詐欺師』なのである。

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*以下は産経新聞06/03/01からの引用です。

   メール問題、永田氏謝罪 野田国対委員長辞任、後任に山岡氏
2006年 3月 1日 (水) 03:08

            民主「メール、本物ではない」

 ライブドア前社長が自民党幹事長の二男に三千万円送るよう指示したと書かれた「堀江メール」を国会で追及した民主党の永田寿康衆院議員は二十八日午後、国会内で記者会見し、「最終的に情報の信憑(しんぴょう)性を立証できなかった」と謝罪した。議員は辞職しなかった。これを受けて民主党は、「メールは本物ではないと判断する状況に至った」との声明を発表。永田氏を六カ月の党員資格停止処分にするとともに、国会対策の責任者である野田佳彦国対委員長が辞任。後任には山岡賢次副代表の就任が固まった。前原誠司代表は「責任を総括する中で再出発することを選択した」と続投を表明したが、執行部の責任を追及する声も強く、厳しい党内運営を迫られることになった。

 永田氏は会見で、永田氏自身が情報源とされるライブドア関係者と会っていないことや、仲介した元記者が詳しいメールの資料提供を拒否したことを明らかにし、「多くの皆さんにご迷惑をかけ、国会を混乱させたことをおわびする」と陳謝した。また、永田氏は「私人の名前を挙げて質問したことは大変申し訳ない」と自民党の武部勤幹事長の二男に謝罪。与党が提出している懲罰動議については「いかなる結果が出ても真(しん)摯(し)に従いたい」と述べた。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は同日夕の両院議員総会で、「堀江(貴文)容疑者が発信した物ではないと断定する」と明言。前原氏も国政調査権発動要求の取り下げを表明した。

 一方、野田氏は同日夕の常任幹事会で、「十分な裏付けを取らなかった責任がある」と述べ、辞表を提出。前原代表も了承した。藤村修国対委員長代理も辞任した。一時、辞意を漏らした鳩山氏は「事態が収拾できた時点で自分なりに決着をつけたい」と述べ、近い将来の辞任に含みを残した。

     ◇

 ■判断根拠あまりに薄弱

 メール問題での永田議員、民主党の対応を専門家はどうみたか。危機管理コンサルタント「リスクヘッジ」の田中辰巳代表は「危機管理では、(問題が)起こる前と起きた後と二つの観点で対処の仕方がある」とし、今回は前後ともに問題があったと指摘する。田中代表によれば、告発文などを本物と見極めるポイントは四つ。(1)周囲の客観的評価も含めた情報源の信用性(2)中身に確実性と整合性があるか(3)他者では知り得ない秘密の暴露があるか(4)情報の流れ方が自然か-。今回のケースについて、「永田議員の個人的確信で、使用したメールソフトなどの整合性も秘密の暴露もない。情報の流れ方も、平沢(勝栄)議員にも同じものが流れるなど、本物と判断するにはあまりに根拠がない」と厳しい。

 この日の永田議員の会見については「70点。殊勝な態度で印象は悪くなかったが、メールの信憑性についていまだに望みを託していること、進退を自分で決められないことなどがマイナス」との見方を示した。

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 以上引用終わり。
 「この記事でblogを書く」というgooのシステムは便利と思っていましたが、半年も立つと「記事」そのものが所在不明になってしまうことに昨日気づいたので、今後は記事は全文引用を心掛けたいと思います。でないと「記録」としての価値が半減してしまいますので・・。



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