*ちょっと古いPC用将棋ソフトに《アンバランス》の『金沢将棋3』というのがある。
《爆発的1480シリーズ》と銘打っているので、定価は1480円だろう。他にも将棋ソフトをインストールしているが、皆アイコンは『使われていないショートカット』に行っている。
*このソフトの良さは、絵がきれい、音がいい、そして何よりもテンポがいい、という点だろう。
これを自称アマ初段の私が先手を持ってレベル2でやっている。ズボラな私はどうということもない『設定』を面倒に感じる習性があるため、TVを見ながらプロの棋譜を入力するとき以外設定はいじらない。
*概ね『居飛車党』らしき敵の戦法は矢倉か左美濃とほぼ決まっているから、私が無理矢理定跡外れを指さない限り、序盤は殆ど毎回同じだ。(振飛車なら穴熊もやるが私が飛車を振ると敵はおとなしく居飛車に構える。説明が専門的ですみません。)
*敵はこっちが呆れる程、ノータイムでビシビシ決めて来るので最初は戸惑ったが、現在では私の方もノータイムでやり返しているから、私が勝つときはPCの消費時間の方が多い。これが爽快なのである。
「どうだ、まいったか、この野郎!」という感じである。
*序盤に工夫はなく、中盤は手詰まりになると同じ手順を繰り返す奴だが、終盤は私より遥かに強い。あっという間に詰みを読み切ってしまうから、連続王手をノータイムでかけて来るときはこちらも奥の手を使わなければならない。この手もしかし詰んでしまってからでは利かないから、早めに決行しなければならない。
*奥の手とは、つまり・・・待った!である。この手を使わないと私の勝率は極端に落ちてしまうかも知れない。
*敵は決して『待った!』をしないからその点は極めて潔い(!私が意地汚いだけだ!)のだが、ただ敗勢になってからも無意味な抵抗を延々と続けるから、総手数が200手を超えることも多い。将棋は普通長くても120手くらいで終わる。
しかし、では最後まで《徹底抗戦》するかと言うと、それはしない。即詰が明白になると今度はわざと短手数の逃げ方をするのだから、不思議な奴だと思う。メモリの関係だとか、興ざめなことは言わないで欲しい。
*このソフトを相手に《優勢を築く》ことは比較的容易に出来るが、問題は《優勢を勝勢に》持って行くことである。敵は嫌味・嫌味をノータイムで突いて来る。無視すればいいことが多いのだが、ついつい相手をしていると、途端に大逆転してしまう。
こういうときは私も怒り狂って(?)《待った!》などしないのである。
即ちにリセット!だ。汚いオヤジだと自分でも思う。
*ところで私がノータイムで指せるのは、ワコムのペンタブレットのお陰だ。この消しゴム側の丸い部分でビシバシとタブレットを叩けば心地よい音が響き渡る。これがこのゲームの醍醐味だと思っている。
*私が人間相手に本格的な将棋を指したのは、東京を出る直前の20年程前に遡ると思っていたが、大阪に来た直後にもある人と何番か指したことを今思い出した。
その人はほぼ私と同年代で、各地の大会にも出ることがあるという言わば《アマ強豪》で、本気で指せば私など一番も入らなかっただろうが、3番か4番に一回くらいの割合でわざと負けてくれた。読みの深さが全然違うという印象だった。
*その人が言うのには「我々アマには勝敗は二の次だが、但し勝とうと思って全力で立ち向かわないといい将棋は指せない」とのことだった。けだし名言というべきか。
《爆発的1480シリーズ》と銘打っているので、定価は1480円だろう。他にも将棋ソフトをインストールしているが、皆アイコンは『使われていないショートカット』に行っている。
*このソフトの良さは、絵がきれい、音がいい、そして何よりもテンポがいい、という点だろう。
これを自称アマ初段の私が先手を持ってレベル2でやっている。ズボラな私はどうということもない『設定』を面倒に感じる習性があるため、TVを見ながらプロの棋譜を入力するとき以外設定はいじらない。
*概ね『居飛車党』らしき敵の戦法は矢倉か左美濃とほぼ決まっているから、私が無理矢理定跡外れを指さない限り、序盤は殆ど毎回同じだ。(振飛車なら穴熊もやるが私が飛車を振ると敵はおとなしく居飛車に構える。説明が専門的ですみません。)
*敵はこっちが呆れる程、ノータイムでビシビシ決めて来るので最初は戸惑ったが、現在では私の方もノータイムでやり返しているから、私が勝つときはPCの消費時間の方が多い。これが爽快なのである。
「どうだ、まいったか、この野郎!」という感じである。
*序盤に工夫はなく、中盤は手詰まりになると同じ手順を繰り返す奴だが、終盤は私より遥かに強い。あっという間に詰みを読み切ってしまうから、連続王手をノータイムでかけて来るときはこちらも奥の手を使わなければならない。この手もしかし詰んでしまってからでは利かないから、早めに決行しなければならない。
*奥の手とは、つまり・・・待った!である。この手を使わないと私の勝率は極端に落ちてしまうかも知れない。
*敵は決して『待った!』をしないからその点は極めて潔い(!私が意地汚いだけだ!)のだが、ただ敗勢になってからも無意味な抵抗を延々と続けるから、総手数が200手を超えることも多い。将棋は普通長くても120手くらいで終わる。
しかし、では最後まで《徹底抗戦》するかと言うと、それはしない。即詰が明白になると今度はわざと短手数の逃げ方をするのだから、不思議な奴だと思う。メモリの関係だとか、興ざめなことは言わないで欲しい。
*このソフトを相手に《優勢を築く》ことは比較的容易に出来るが、問題は《優勢を勝勢に》持って行くことである。敵は嫌味・嫌味をノータイムで突いて来る。無視すればいいことが多いのだが、ついつい相手をしていると、途端に大逆転してしまう。
こういうときは私も怒り狂って(?)《待った!》などしないのである。
即ちにリセット!だ。汚いオヤジだと自分でも思う。
*ところで私がノータイムで指せるのは、ワコムのペンタブレットのお陰だ。この消しゴム側の丸い部分でビシバシとタブレットを叩けば心地よい音が響き渡る。これがこのゲームの醍醐味だと思っている。
*私が人間相手に本格的な将棋を指したのは、東京を出る直前の20年程前に遡ると思っていたが、大阪に来た直後にもある人と何番か指したことを今思い出した。
その人はほぼ私と同年代で、各地の大会にも出ることがあるという言わば《アマ強豪》で、本気で指せば私など一番も入らなかっただろうが、3番か4番に一回くらいの割合でわざと負けてくれた。読みの深さが全然違うという印象だった。
*その人が言うのには「我々アマには勝敗は二の次だが、但し勝とうと思って全力で立ち向かわないといい将棋は指せない」とのことだった。けだし名言というべきか。