2009年07月06日 『日刊ゲンダイ』掲載
そりゃそうだよな 東国原知事に国民の8割が「ノー」
共同通信の世論調査で東国原宮崎県知事に厳しい数字が突きつけられた。自民党から衆院選への出馬打診を受けている東国原知事だが、81%が「衆院選に出るべきではない」と答えた。東国原の国政転身については、自民党内からも批判の声がある。これで東国原も目が覚めたろうと思ったら、「知事に残れという声はありがたい」とか言っていた。コイツは……。
============
2009年7月6日 21時43分 『共同ニュース』
東国原知事、自民に文書回答要求 衆院選への出馬条件で
宮崎県の東国原英夫知事は6日、自民党からの次期衆院選への立候補要請に対し、自らが提示した条件への回答について「重要項目なので文章でいただきたい」と述べ、同党側に文書回答を求める考えを強調した。全国知事会の地方分権の要望を党マニフェストに載せるとの条件については、5日に同県を訪れた金子国土交通相が前向きに取り組む方針を伝えたが、口頭では不十分との認識を示したものだ。
============
2009年07月06日 『日刊ゲンダイ』掲載
現実になってきた麻生首相「サミット中に退陣」の急展開
静岡県知事選で敗北したことで、自民党内の麻生降ろしが急展開しそうだ。麻生首相は7日夜、サミット参加のためにイタリアに旅立つが、外遊中に外堀を埋められるのは、これまでのパターン。森元首相と河野洋平衆院議長が話し合い、麻生降ろしや次期総裁の根回しをするのではないか、との見方が広がっている。麻生首相は河野氏の前では直立不動といわれ、「鈴をつけられるのは彼しかいない」という声がある。
============
麻生が外遊から帰って都議選後に解散詔書への署名を閣僚らに迫るとなると、その際与謝野ら重鎮が署名を拒否するという事態も充分あり得るということで、そうなると麻生は辞職するしかなくなる。選挙管理内閣である。
============
衆院選での政党選別「筋違い」=自民・細田氏
7月5日16時24分配信 時事通信
自民党の細田博之幹事長は5日午後、徳島市で開かれた党県連大会で講演し、橋下徹大阪府知事らが地方分権などの政策を基準に衆院選での支持政党を決める方針を示していることについて「(地方の財源を)もっと自由に使わせてくれという思いは分かるが、A党、B党のうちA党を支持しますと言うのは筋違いだ。多少借金をしてでも、地方のために自由なお金を増やそうというのがわれわれの基本的な考え方だ」と述べた。
============
「筋違い」なら民主応援=細田幹事長発言を批判-橋下大阪知事
7月7日12時4分配信 時事通信
大阪府の橋下徹知事は7日、横浜市の中田宏市長らと結成を目指す「首長連合」では応援政党を表明するとした方針を、自民党の細田博之幹事長が「筋違い」と批判したことに対し、「もし、筋違いなんてことを言われたら、自民党とその時点で組めなくなる。(マニフェストの)中身の議論を待たずして、民主党だと決めざるを得なくなる」との考えを示した。府庁内で記者団に語った。
============
中田横浜市長は元々民主党の候補だったから、これと連携する橋下知事が民主党支持へ走るという展開は充分想定され得る選択であるが、橋下知事としてもこれは自身の選挙時とは正反対へ回ることになり、それ相当の覚悟を決めなければならないのである。細田発言はこういう展開に耐え切れず思わず出た本音だろうが「お前なんかいなくてもそんまんまがいるからいいや」とでも言いたげで「貧すれば窮す」の類である。
============
新疆ウイグル暴動・識者談話 jiji.com
◇ウイグル文化への破壊行為も背景に
水谷尚子中央大非常勤講師(中国近現代史)の話 新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで起きた暴動は、広東省の玩具工場での民族対立が直接的な引き金になったとみられるが、最近漢族に対するウイグル族の反感が強まっていたことが背景にある。中国当局はこのほどカシュガルに残るウイグルの歴史的建造物「ハンルク・メドレセ」を取り壊すなどしており、ウイグル文化の中心地に対する破壊行為に不満がくすぶっていた。
ウイグル族にとってはそもそも安い労働力で都市部への出稼ぎを余儀なくされるなど漢族との経済格差に強い不満がある。こうした事実上の「身分制度」があるのに加えてウイグル文化への破壊行為への反発が今回のような大規模な暴動につながったのだろう。
今回の暴動は1997年にウイグル族と漢族が衝突し、多数が死傷した「イリ事件」の時とは取り巻く環境が大きく異なる。現地から写真や情報がインターネット上で流されており、ウイグル問題が世界に露呈し、中国当局も弾圧行為を隠ぺいできない。中国政府も今後、これまでの強硬姿勢を転換せざるを得ないのではないか。(2009/07/06-21:43)
============
中国は55あるという少数民族を抱えた、『中華思想』の多民族国家であるから、いつも言うように民族問題は当然起こって然るべきである。新疆ウイグルありチベットありで、現体制の下でこれら全ての問題を軟着陸させることは絶望的に困難であると私は思っている。
============
そりゃそうだよな 東国原知事に国民の8割が「ノー」
共同通信の世論調査で東国原宮崎県知事に厳しい数字が突きつけられた。自民党から衆院選への出馬打診を受けている東国原知事だが、81%が「衆院選に出るべきではない」と答えた。東国原の国政転身については、自民党内からも批判の声がある。これで東国原も目が覚めたろうと思ったら、「知事に残れという声はありがたい」とか言っていた。コイツは……。
============
2009年7月6日 21時43分 『共同ニュース』
東国原知事、自民に文書回答要求 衆院選への出馬条件で
宮崎県の東国原英夫知事は6日、自民党からの次期衆院選への立候補要請に対し、自らが提示した条件への回答について「重要項目なので文章でいただきたい」と述べ、同党側に文書回答を求める考えを強調した。全国知事会の地方分権の要望を党マニフェストに載せるとの条件については、5日に同県を訪れた金子国土交通相が前向きに取り組む方針を伝えたが、口頭では不十分との認識を示したものだ。
============
2009年07月06日 『日刊ゲンダイ』掲載
現実になってきた麻生首相「サミット中に退陣」の急展開
静岡県知事選で敗北したことで、自民党内の麻生降ろしが急展開しそうだ。麻生首相は7日夜、サミット参加のためにイタリアに旅立つが、外遊中に外堀を埋められるのは、これまでのパターン。森元首相と河野洋平衆院議長が話し合い、麻生降ろしや次期総裁の根回しをするのではないか、との見方が広がっている。麻生首相は河野氏の前では直立不動といわれ、「鈴をつけられるのは彼しかいない」という声がある。
============
麻生が外遊から帰って都議選後に解散詔書への署名を閣僚らに迫るとなると、その際与謝野ら重鎮が署名を拒否するという事態も充分あり得るということで、そうなると麻生は辞職するしかなくなる。選挙管理内閣である。
============
衆院選での政党選別「筋違い」=自民・細田氏
7月5日16時24分配信 時事通信
自民党の細田博之幹事長は5日午後、徳島市で開かれた党県連大会で講演し、橋下徹大阪府知事らが地方分権などの政策を基準に衆院選での支持政党を決める方針を示していることについて「(地方の財源を)もっと自由に使わせてくれという思いは分かるが、A党、B党のうちA党を支持しますと言うのは筋違いだ。多少借金をしてでも、地方のために自由なお金を増やそうというのがわれわれの基本的な考え方だ」と述べた。
============
「筋違い」なら民主応援=細田幹事長発言を批判-橋下大阪知事
7月7日12時4分配信 時事通信
大阪府の橋下徹知事は7日、横浜市の中田宏市長らと結成を目指す「首長連合」では応援政党を表明するとした方針を、自民党の細田博之幹事長が「筋違い」と批判したことに対し、「もし、筋違いなんてことを言われたら、自民党とその時点で組めなくなる。(マニフェストの)中身の議論を待たずして、民主党だと決めざるを得なくなる」との考えを示した。府庁内で記者団に語った。
============
中田横浜市長は元々民主党の候補だったから、これと連携する橋下知事が民主党支持へ走るという展開は充分想定され得る選択であるが、橋下知事としてもこれは自身の選挙時とは正反対へ回ることになり、それ相当の覚悟を決めなければならないのである。細田発言はこういう展開に耐え切れず思わず出た本音だろうが「お前なんかいなくてもそんまんまがいるからいいや」とでも言いたげで「貧すれば窮す」の類である。
============
新疆ウイグル暴動・識者談話 jiji.com
◇ウイグル文化への破壊行為も背景に
水谷尚子中央大非常勤講師(中国近現代史)の話 新疆ウイグル自治区の区都ウルムチで起きた暴動は、広東省の玩具工場での民族対立が直接的な引き金になったとみられるが、最近漢族に対するウイグル族の反感が強まっていたことが背景にある。中国当局はこのほどカシュガルに残るウイグルの歴史的建造物「ハンルク・メドレセ」を取り壊すなどしており、ウイグル文化の中心地に対する破壊行為に不満がくすぶっていた。
ウイグル族にとってはそもそも安い労働力で都市部への出稼ぎを余儀なくされるなど漢族との経済格差に強い不満がある。こうした事実上の「身分制度」があるのに加えてウイグル文化への破壊行為への反発が今回のような大規模な暴動につながったのだろう。
今回の暴動は1997年にウイグル族と漢族が衝突し、多数が死傷した「イリ事件」の時とは取り巻く環境が大きく異なる。現地から写真や情報がインターネット上で流されており、ウイグル問題が世界に露呈し、中国当局も弾圧行為を隠ぺいできない。中国政府も今後、これまでの強硬姿勢を転換せざるを得ないのではないか。(2009/07/06-21:43)
============
中国は55あるという少数民族を抱えた、『中華思想』の多民族国家であるから、いつも言うように民族問題は当然起こって然るべきである。新疆ウイグルありチベットありで、現体制の下でこれら全ての問題を軟着陸させることは絶望的に困難であると私は思っている。
============