*以下は私の7/30付の楽天日記とコメントです。↓
ほぼ民主党の一人勝ちである。私の個人的希望としては他の野党にも伸びて欲しかったが、選挙民はみなそれぞれ1票ずつしか持っていないから(!)各人の心情の優先順位として他党は民主より上位の位置を占めることが出来なかった。東京選挙区の共産党など、3年間もセンキョに行っていなかった丸川『大したタマヨ!』に負けて、あんなものを『権力の中枢に(!)』送り込んでいいのかと他人事ながら心配である。これでは『確かな野党』に「すら」なれない。我々としては参謀の平沢さんが有能だったのだなと納得するしかないのだが、私の期待した『自民共倒れ』に今一歩だったのは返す返すも残念である。ただ田中康夫さんに言わせるとこの当選は自民にとって痛し痒しで、タマヨは「参政権のない者にも国会議員になる資格がある」ことを身をもって実証してしまったわけである。
中四国方面とりわけ岡山は痛快だった。虎之助はもうサンプロへ出て来て大口を叩くことは出来ない。笑。真紀子さんの演説が効いたようだ。あの人の演説は今回箱物に限って16回実施された。下手なお笑い芸人より遥かに高度なエンターテイメント性があるから私も一度くらいは是非生で聞いてみたい。笑。保守王国の筈の四国で自民は全滅。これも無論愉快な話だ。
一方党内党=丸山党を自称して当選したタレント候補などは不快だが、丸川ともども国会でどう動くか、単なる一兵卒に埋没するだけでは?など、興味は尽きない。
で、「小沢と私のどちらを選ぶのか?!」「改革の続行か後戻りか?!」「負けるわけには行かないんです!」と動員された身内の前で絶叫して「いい感触を得た」らしいわが「裸の王様」=敗軍の将は辞めないんだそうで、これではいよいよ自民党自壊路線の真っ只中への突入となってしまう。安倍ポンの悪あがきは策士=小沢の激烈な攻撃を呼び込むだけだ。安倍ポンでははっきり言って一枚も二枚も役者が落ちるが、自浄能力のない自民党はただ呆然と打ちひしがれるばかりで、まさに「座して死を待つ」ことしか出来ない。
一方民主党については元々水ぶくれ体質があって、時々経歴詐称したり自民顔負けの買収工作をしたりする候補が出たりするから今回もまた変に挙げ足を取られることはないのかと、そっちの方も心配。株価は早速急落したというし、いずれにせよ「常に解散含みの風雲急を告げる政治情勢」となった。こう来なくちゃ面白くない。笑。
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参院選の全121議席確定…惨敗自民37、初の第1党転落
29日投票が行われた第21回参院選は、30日午前にすべての開票作業を終了し、改選121議席が確定した。
自民党は37議席しか獲得できず、過去最低だった1989年の36議席に次ぐ惨敗となった。非改選と合わせても83議席にとどまり、55年の結党以来、初めて参院第1党の座から滑り落ちた。
自民党が厚い支持層を誇ってきた地方の1人区で6勝23敗と大きく負け越したほか、都市部でも票が伸び悩んだ。
公明党も過去最低と同数の9議席にとどまった。公認候補を擁立した5選挙区では、2勝3敗と負け越した。選挙区選で公認候補が落選したのは、89年の参院選以来となった。
これに対し、民主党は選挙区選、比例選ともに自民党を圧倒し、結党以来最高となる60議席を獲得した。共産党は沖縄を除く46選挙区に公認候補を擁立したが、選挙区選では全敗に終わり、比例選でのみ3議席。社民党も比例選で2議席にとどまった。共産、社民両党は与党と民主党の争いの中に、埋没した格好だ。
国民新党は選挙区選、比例選で各1議席。新党日本は田中康夫代表が比例選で議席を得た。
比例選は、民主党が2325万票余りを得て20議席を獲得。自民党は1654万票余りで14議席にとどまった。比例選での最多得票は102万票余りを得た公明党の山本香苗氏だった。
一方、女性の当選者は選挙区選14人、比例選12人の計26人となり、これまでに最も多かった89年参院選の22人を上回り、過去最多となった。
(2007年7月30日11時25分 読売新聞)
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*この歴史的大敗を受けても、「唯一者=小泉ポチ」が指名しただけで総理の椅子に座った無能で未熟でアッパラパーな安倍ポンを、自民党と公明党は差し換えることなど到底出来ない相談だというのである。なぜかと言えば、このアホの安倍ポンこそが自民党の最後のエース・切り札であり「センキョの顔」だからである。
今回安倍ポンの統治能力の欠如は鮮明となったが、自公政権を支える自民党にも公明党にも、総体としてガバナビリティは決定的に不足しているわけである。
ポチが独断と偏見で指名した後継は国民にNO!と言われたが、自公幹部にはイエスマンしかいないのか、情けないことにこれに鈴をつける人間が一人もいない。
まさに「そこまで落ちたか、自民党!」である。
『二大政党制』はいいが、一方の雄(?)たる自民党はいったいそこまで保つのか、そっちの方が俄かに心配になって来た。w
世耕あたりのトリック、レトリックでは最早情勢は如何ともし難いだろう。
『ポチの再登板』と言ってもボロが出る前に逃げ出したポチには、提灯持ち達が如何におべっかを使おうと、最早再出馬の気力はとうに失せているだろう。
政権獲得のシナリオは既に小沢民主党の掌中にあると私は思う。
『仕掛けて仕損じなし』
これで万事遺漏なく突き進んで欲しい。
もう一押しである。
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ツヨシ8さん
小杉とマキ子さんへ。
相変わらず時事問題は毒舌で、ズバッと斬りますね? うまい、仰るとおりです!
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これでも抑えているのです。
「政策が否定されたわけではない」などと、否定された側が勝手に民意を規定してそれで通ると思っている方がおかしい。変えるべきはトカゲの頭であるというのに、閣僚の顔ぶれを8~9月に代えるだけで乗り切るつもりというのでは、安倍ポン内閣は「もっとぶって!」のマゾ的サンドバック内閣になってしまうでしょう。
(2007年07月30日 20時03分40秒)
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1.メディアは早速虎之助を救済して今やタレント扱いしている。これはメディアの無定見な助力を利用した実質『合法的な』選挙運動である。どうしてもトラを持ち上げたいのなら、彼が現役引退を表明してからにすべきだろう。
2.麻生は小泉ポチ同様一種「策士」である。政治思想としては安倍ポンとどっこいどっこいの右翼的な仁だが、少なくとも(年の功かも知れないけれど)安倍ポンよりは遥かに悪知恵が働くし柔軟性がある。
自民大敗の夜、麻生は「しめたっ!」と思ったに違いないと、私は思う。
「これで自分にも風が吹いて来た!」と思ったに違いないのである。
政治家という人種はよくわからないが、「それ」が手の届く位置にあるものなら何としてでも手に入れようと腐心する本性があるのではないだろうか。
安倍ポンに先を越された全ての自民党有力者たちは「あわよくば次期総理は自分が・・!」と願っていると考えるのが普通だろう。中でも麻生は一番いいポジションを得ている。
それを今流行の宮崎何たらいう若手評論家のように「麻生はもう総理の座など望まず、幹事長止まりで大満足している」などと、何の根拠もなく断言するのでは、あまりにも人間理解が未熟だと言うしかない。
医者のボンボンだからと言って、政治家たちの権謀術策や権力者たちの妄執を見抜けないでもいいという理屈はない。年齢にも関係ない。
眼力、直観力、推理力、洞察力等々が余人より劣っているというだけの話だ。
あんなものしかスカウトしようとしない(出来ない?)テレ朝は愚劣だ。
3.「しめた」と思ったからこそ、麻生は参院選大敗が確定した時点で真っ先に傷心の安倍ポンの元に馳せ参じたのである。他に誰よりも先に「続投支持」を表明しなければならない理由はあり得ないし、そう考えるのが普通だろう。
そこでこれも以前書いたが「続投支持」の最低条件として(1)解散権の封印と(2)然るべき時機での「禅譲」の二つを提示したのである。むろん改造内閣での幹事長就任はその大前提としてあるのだが。
で、麻生の思惑通りに行くかどうかは、また改めて。笑。
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ほぼ民主党の一人勝ちである。私の個人的希望としては他の野党にも伸びて欲しかったが、選挙民はみなそれぞれ1票ずつしか持っていないから(!)各人の心情の優先順位として他党は民主より上位の位置を占めることが出来なかった。東京選挙区の共産党など、3年間もセンキョに行っていなかった丸川『大したタマヨ!』に負けて、あんなものを『権力の中枢に(!)』送り込んでいいのかと他人事ながら心配である。これでは『確かな野党』に「すら」なれない。我々としては参謀の平沢さんが有能だったのだなと納得するしかないのだが、私の期待した『自民共倒れ』に今一歩だったのは返す返すも残念である。ただ田中康夫さんに言わせるとこの当選は自民にとって痛し痒しで、タマヨは「参政権のない者にも国会議員になる資格がある」ことを身をもって実証してしまったわけである。
中四国方面とりわけ岡山は痛快だった。虎之助はもうサンプロへ出て来て大口を叩くことは出来ない。笑。真紀子さんの演説が効いたようだ。あの人の演説は今回箱物に限って16回実施された。下手なお笑い芸人より遥かに高度なエンターテイメント性があるから私も一度くらいは是非生で聞いてみたい。笑。保守王国の筈の四国で自民は全滅。これも無論愉快な話だ。
一方党内党=丸山党を自称して当選したタレント候補などは不快だが、丸川ともども国会でどう動くか、単なる一兵卒に埋没するだけでは?など、興味は尽きない。
で、「小沢と私のどちらを選ぶのか?!」「改革の続行か後戻りか?!」「負けるわけには行かないんです!」と動員された身内の前で絶叫して「いい感触を得た」らしいわが「裸の王様」=敗軍の将は辞めないんだそうで、これではいよいよ自民党自壊路線の真っ只中への突入となってしまう。安倍ポンの悪あがきは策士=小沢の激烈な攻撃を呼び込むだけだ。安倍ポンでははっきり言って一枚も二枚も役者が落ちるが、自浄能力のない自民党はただ呆然と打ちひしがれるばかりで、まさに「座して死を待つ」ことしか出来ない。
一方民主党については元々水ぶくれ体質があって、時々経歴詐称したり自民顔負けの買収工作をしたりする候補が出たりするから今回もまた変に挙げ足を取られることはないのかと、そっちの方も心配。株価は早速急落したというし、いずれにせよ「常に解散含みの風雲急を告げる政治情勢」となった。こう来なくちゃ面白くない。笑。
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参院選の全121議席確定…惨敗自民37、初の第1党転落
29日投票が行われた第21回参院選は、30日午前にすべての開票作業を終了し、改選121議席が確定した。
自民党は37議席しか獲得できず、過去最低だった1989年の36議席に次ぐ惨敗となった。非改選と合わせても83議席にとどまり、55年の結党以来、初めて参院第1党の座から滑り落ちた。
自民党が厚い支持層を誇ってきた地方の1人区で6勝23敗と大きく負け越したほか、都市部でも票が伸び悩んだ。
公明党も過去最低と同数の9議席にとどまった。公認候補を擁立した5選挙区では、2勝3敗と負け越した。選挙区選で公認候補が落選したのは、89年の参院選以来となった。
これに対し、民主党は選挙区選、比例選ともに自民党を圧倒し、結党以来最高となる60議席を獲得した。共産党は沖縄を除く46選挙区に公認候補を擁立したが、選挙区選では全敗に終わり、比例選でのみ3議席。社民党も比例選で2議席にとどまった。共産、社民両党は与党と民主党の争いの中に、埋没した格好だ。
国民新党は選挙区選、比例選で各1議席。新党日本は田中康夫代表が比例選で議席を得た。
比例選は、民主党が2325万票余りを得て20議席を獲得。自民党は1654万票余りで14議席にとどまった。比例選での最多得票は102万票余りを得た公明党の山本香苗氏だった。
一方、女性の当選者は選挙区選14人、比例選12人の計26人となり、これまでに最も多かった89年参院選の22人を上回り、過去最多となった。
(2007年7月30日11時25分 読売新聞)
============
*この歴史的大敗を受けても、「唯一者=小泉ポチ」が指名しただけで総理の椅子に座った無能で未熟でアッパラパーな安倍ポンを、自民党と公明党は差し換えることなど到底出来ない相談だというのである。なぜかと言えば、このアホの安倍ポンこそが自民党の最後のエース・切り札であり「センキョの顔」だからである。
今回安倍ポンの統治能力の欠如は鮮明となったが、自公政権を支える自民党にも公明党にも、総体としてガバナビリティは決定的に不足しているわけである。
ポチが独断と偏見で指名した後継は国民にNO!と言われたが、自公幹部にはイエスマンしかいないのか、情けないことにこれに鈴をつける人間が一人もいない。
まさに「そこまで落ちたか、自民党!」である。
『二大政党制』はいいが、一方の雄(?)たる自民党はいったいそこまで保つのか、そっちの方が俄かに心配になって来た。w
世耕あたりのトリック、レトリックでは最早情勢は如何ともし難いだろう。
『ポチの再登板』と言ってもボロが出る前に逃げ出したポチには、提灯持ち達が如何におべっかを使おうと、最早再出馬の気力はとうに失せているだろう。
政権獲得のシナリオは既に小沢民主党の掌中にあると私は思う。
『仕掛けて仕損じなし』
これで万事遺漏なく突き進んで欲しい。
もう一押しである。
============
ツヨシ8さん
小杉とマキ子さんへ。
相変わらず時事問題は毒舌で、ズバッと斬りますね? うまい、仰るとおりです!
------------------------
これでも抑えているのです。
「政策が否定されたわけではない」などと、否定された側が勝手に民意を規定してそれで通ると思っている方がおかしい。変えるべきはトカゲの頭であるというのに、閣僚の顔ぶれを8~9月に代えるだけで乗り切るつもりというのでは、安倍ポン内閣は「もっとぶって!」のマゾ的サンドバック内閣になってしまうでしょう。
(2007年07月30日 20時03分40秒)
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1.メディアは早速虎之助を救済して今やタレント扱いしている。これはメディアの無定見な助力を利用した実質『合法的な』選挙運動である。どうしてもトラを持ち上げたいのなら、彼が現役引退を表明してからにすべきだろう。
2.麻生は小泉ポチ同様一種「策士」である。政治思想としては安倍ポンとどっこいどっこいの右翼的な仁だが、少なくとも(年の功かも知れないけれど)安倍ポンよりは遥かに悪知恵が働くし柔軟性がある。
自民大敗の夜、麻生は「しめたっ!」と思ったに違いないと、私は思う。
「これで自分にも風が吹いて来た!」と思ったに違いないのである。
政治家という人種はよくわからないが、「それ」が手の届く位置にあるものなら何としてでも手に入れようと腐心する本性があるのではないだろうか。
安倍ポンに先を越された全ての自民党有力者たちは「あわよくば次期総理は自分が・・!」と願っていると考えるのが普通だろう。中でも麻生は一番いいポジションを得ている。
それを今流行の宮崎何たらいう若手評論家のように「麻生はもう総理の座など望まず、幹事長止まりで大満足している」などと、何の根拠もなく断言するのでは、あまりにも人間理解が未熟だと言うしかない。
医者のボンボンだからと言って、政治家たちの権謀術策や権力者たちの妄執を見抜けないでもいいという理屈はない。年齢にも関係ない。
眼力、直観力、推理力、洞察力等々が余人より劣っているというだけの話だ。
あんなものしかスカウトしようとしない(出来ない?)テレ朝は愚劣だ。
3.「しめた」と思ったからこそ、麻生は参院選大敗が確定した時点で真っ先に傷心の安倍ポンの元に馳せ参じたのである。他に誰よりも先に「続投支持」を表明しなければならない理由はあり得ないし、そう考えるのが普通だろう。
そこでこれも以前書いたが「続投支持」の最低条件として(1)解散権の封印と(2)然るべき時機での「禅譲」の二つを提示したのである。むろん改造内閣での幹事長就任はその大前提としてあるのだが。
で、麻生の思惑通りに行くかどうかは、また改めて。笑。
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