地方の商工会議所に勤める中小企業診断士のブログ 「お酒と読書と、中小企業支援の話」

田舎の商工会議所が行う中小企業・小規模事業者への支援。そのリアル。息抜きに楽しむお酒と読書の話。

思い込みや先入観に囚われる。

2023-10-25 08:13:00 | 商工会議所
昨日は、起業塾を受講中の若い女性から、借入申込の相談を受けました。
エステ店をこれから改装して始められます。物件は決まっていて、あとは借りて工事して始めるという段階です。
まだ22歳。1千万の借金は怖くないですか?と聞いたら、「返済が終わる頃でもまだ20代だから 怖くなんかないですよ。借金はなるべく若いうちにしたほうがいいですよ」と。

私は最初この方を少し心配してました。
なぜなら、起業塾では遅刻が多く、
遅れて入ってきても席につかず、会場後ろで 仲良くなった人と関係のないおしゃべりをしてたり、
ヤンキー座りタバコ休憩中(笑)に講師から声かけられても無視したり…
不良少女感がすごいのです(笑)

創業計画書についてサポートしてほしいとの希望で昨日面談。
ですが、「書いてきたのを家に忘れた。どうしたらいい?」と(笑)
嫌な予感がよぎりました。
「ほんとに書いてきてたのかな…?」
と思ってしまいました。

でも、聴き取りして代理作成に入ると、伝えたい内容をしっかり言葉として話してくれて、あれ?すごいやん この方…となりました(笑)
特に創業の動機については、過去の今までの実体験がベースになった 心の入った真摯な動機を教えてくれました。

22才の女性にノックアウトされる 中年経営指導員(笑)

私はなるべく先入観を持たずに経営(創業)支援にあたっているつもりでいましたが、
でも、まだまだだと痛感しました。

今日も元気にがんばろー!