昨年は、色々と歩き回り、飲み回り、観光者気分でこの街に馴染もうとしたっけ。
外へ出ると、何やかやあるもので、人に逢い、世界が広がり、東京生活の上流社会で生きている御仁達とは、正反対で、庶民の生活を営んでいる方々と接し、自分も楽になり、昔の生活を思い出して、全てが新鮮に思え、「貧乏、万歳!」と思考転換した。
実際、私もルンペンであるし、田舎生活では、欲深くなる理由もない。
自分が、どうとでも成る人間であることも認識した。
震災などが起こり、「豊かさ」なんて、人それぞれのものさしで、如何様にも変化するもんだと、思ったりした。
只、私の唯一の欲求は、「本物の表現」を鑑賞したいものだ。
やはり、中途半端な表現者性質が多くてつまらない。
これは、東京生活の賜物で、何にせよ表現する方は、辛辣であるが、バランス感覚が優れている人が多かった。
プロフェッショナルは、素敵。
名もなく貧しく美しく、なんてタイトルの映画ありましたが、今更ながら、そんな訳ないだろう、と思う私であります。
プロなれば、食うべし。
私は、お掃除オバちゃんしても生きてやる!