インテリ監督ってな感じでした。
19歳だった私は、アングラ劇団研究所生で、たまたま商業演劇を座付き脚本家がやることになり、演出は神代辰巳でありました。
新宿シアターアップルの楽屋をウロチョロしながら、雑用係しつつ、人間観察。
主役は倍賞千恵子と細川俊之でした。
倍賞千恵子さんは、スターキラキラして、気さくな方でした。
ホントに下町の太陽みたく、誰とでもフランクで、私にとって、初めての女優近しな記憶に残る方であります。
正統派な女優さんでありますね。
話飛びますが、
でもって、青春の蹉跌を見ました。
桃井かおり、やっぱり若い頃から、はみ出す個性でありました。
何とも映画の内容は、いまいちでありましたが、あれはあれで時代なんだと、片付けて見てしまいました。
あの時代の新宿の街のにおいがしました。
なんでもありの、粗雑さと鮮度を許す街が新宿。
一度、どっぷり浸かると心地良い街。
歩きたいな。
鼻歌歌って。
酔っぱらって。