【入院2日目】
今日は手術の日。
朝、6時からはお水も飲めない。
ちゃだにも来てもらってしばらく話してると、
何やら青い紙みたいなので出来ている手術着を着せられた。
着物みたいになってるんだけど、背中が開いていない。
どうやって腰椎麻酔するのかなーと思っていた。
点滴を付けて抗生物質を入れながら、歩いて手術室へ行く。
いくつもの扉を開けてやっとたどり着いたら、そこはイメージ通りの部屋だった。
大きな照明灯が2つ天井からぶら下がっていた。
私は右向きに横になり、その前にはいつも一人のナースさんがいて、
今やってることを説明してくれる。
さっきの服は肩がマジックテープでバリンと取れるようになっていて納得。
背中にマジックで目印を書いてますよーとか、
ちょっと冷たいよ、消毒するねーなど、
このナースさんかいるのといないのとでは安心感がものすごく違う。
ところで驚いたことに、手術室は音楽が流れていた。
初めはモーツァルトのクラ協でゆったりしてたのに、
ドビュッシーの月の光とかまでは良かったけど、
次がカルメンの序曲でせわしないったら(笑
執刀医さんやナースさんも同じように感じているらしく、ひと時みんなで笑った。
手術は麻酔の調整に時間がかかり、処置そのものは短かった。
下半身がどうなっているのか全くわからないので、
あの明るい光の中にあられもない姿をさらしていたのだということを、
終わりましたよと言われてやっと気付いた。
取ったものは本当に少量で、破片のようなものが5つくらい。
こんなので分かるのかなと思うほどちょっぴりだった。
部屋にはベッドで戻ってきて、下半身が無いかのような感覚が不思議だ。
しばらくウトウトするので、ちゃだには帰ってもらった。
頭痛がする。
目が覚めたら頭が痛くて、薬を点滴に入れてもらう。
相変わらず暑いので、アイスノンももらっておく。
上半身を起こしてはいけないと言われているので、何かと不便だ。
尿カテーテルは全く違和感なく、オシッコをしたいと思うこともなく、
膀胱からそのままバッグに溜まっていっているようだ。
自分は起きられないので、いろいろなことが想像の域を超えないけど...。
さて、さっきこれを書いてからしばらく経って頭痛は治まった。
反対に全く起き上がれないので腰が痛くなった。
あちこち痛くなるので、出血もひどく無いなら早く帰りたい。
やっぱ、家がいちばんだなぁー。
今日は眠剤を飲んで眠れますように。
くぅ