蘊蓄
昔、縁側で西瓜を食べていると、裏庭に西瓜の芽が出ることがよくあった。
これをそのまま生長させると西瓜が成るが、畑でないところで大きくするのはなかなか難しい。
同じようにぶどうを食べて種をぷいと口から飛ばせば、これも発芽する。
ぶどうの種が発芽したのだからそれは紛れもなくブドウの苗。
しかし、そんな苗は観賞用には出来ても農地に植えて栽培なんてのには全く向かない。
生長が悪いし、病気に弱い。すぐ枯れる。いい実がとれない。とにかくいいことなし。(^^;
挿し木で根を出させても同じようなことが言える。
だから、強い台木に穂木を接ぎ木して苗を作る。
で、蜜柑の場合は、カラタチの台木に穂木を接ぎ木する。
カラタチとは唐から来たタチバナだとか。(^^;
カラタチにはトゲがあるが温州蜜柑にはトゲがない。
だから、接ぎ木した苗にトゲのある枝が出たら、
それは温州ではなく台木から伸びた枝だとわかる。
そんなのはすぐ切り捨てる。(^^;
温州蜜柑は柑橘類には珍しくトゲがない植物だが
レモンも柚子もトゲがひどく、収穫の時に気を使う。
接ぎ木は同じ仲間同士なら可能なので、同じ台木に違う品種の穂木を次ぐこともできる。
一本のブドウの木に左側からデラウエアの蔓、右から巨峰なんてのも可能ではある。
ただ、そんなことすると管理が大変なのでしない。(^^;
野菜なら、馬鈴薯の茎にトマトと茄子を次いで両方の実を成らせることも可能ではある。
が、観賞用にしか過ぎない。(^^;
う~ん、蘊蓄と言うには、大した話にはならなかった。
温州にはトゲがないだけにチクっとはいかなかったか。m(_ _)m
さて、本日のお口直し。 これな~んだ? コリアンダー。(^^;
パクチー、香菜とも呼ばれる。好き嫌いがハッキリ分かれる。(^^;
お帰り前に、宜しければ応援のワンクリック↓をお願いします。m(_ _)m
カラタチにオレンジを接ぎ木して、いわばオレタチの木。夕刊記事で読んだことがあります。ジャガイモとトマトだったか、異種の野菜を一本の木に成らせるとかも。動物では、キメラといいますね。グロテスクな話と思っていましたが園芸の世界では普通でしたか。
トマトは、できるだけ水をやらずに、いじめて育てたほうが、美味しい。原産地のアンデスの気候がそうだから、という話も印象的でした。
パクチー、これが嫌いな人は、東南アジアの旅行は辛いかもしれませんね。ベトナムはフオ-(うどん)やブン(そうめん)をたのむと、食堂のおばさんが、小さなざるに4~5種の香草をいっしょに持ってきます。男も香草をぱくぱく食べます。とにかくみんな香草も含めて野菜好きです。
共に雨を嫌います。だからビニールで覆って栽培なんてことになります。
つまり露地では作りにくい。
と、言われるとやってみようじゃないかという天の邪鬼の芽が生まれたりします。(笑)
なるほど、皆さん野菜好きですか。
考えてみれば、アオザイに象徴されるように女性のスタイルがいいですよねぇ。
メタボのベトナム女性ってちょっと想像し難いです。(^^;
やはり野菜一杯食のせいでしょうか。
それはそれで、まろやかでいい感じです。
とくに都市部では肥満児が増え、社会問題になってます。豊かさの表れですね~。
アオザイは注文の際、20数箇所を採寸して作るので、体にぴたっと合います。
だから油断するとすぐ合わなくなる。
プロの歌手でも「今度のステージは、あのお気に入りのアオザイを着たいから、1か月まえから、ダイエットしなくては・・」と思うそうです。
なお、胸の部分には、ほとんどパットが入っています。(夢のない話にしてしまってすみません)
ベトナムは美人が多いといいますが、それは日本の女性のためにコメントをひかえます。(なんちゃって)
しかし、男女を問わず、表情が日本人のように暗くはない、自然で、のびのび、明るいといえます。
ストレスのせいかなと思います。
<一例、他人の家に招かれて食事をした時>
主人の奥さん「どうですか、私の手料理で美味しくないと思いますが・・」
日本人のお客「ごちそうになります。いやあ、どれもこれも美味しいですよ」
ベトナム人のお客「奥さん、この料理はほんとうに美味しい。でも、こっちはもうすこし塩が効いたほうがいいとおもいます」
日本人のおもてなしの心も、ストレスを双方に与えるようなものも多いのでは・・。
電車に乗っても小母様方の上品なこと。
大阪のおばはんとはえらい違いやなぁと思いました。(^^;
違う土地でそういう発見をするのは楽しいです。
外国で言えば、行ったことはないけど、ボリビアとかあの辺は美人の産地だと思います。
遠すぎますが。(^^;
共に東南アジアの国であり、農耕民族。
であって、本音を隠す日本人と言うべき事は言うベトナム人の図式を思えば、
その違いはどこから来るのでしょう。
宗教かはたまたフランスの影響か?
これもそれぞれの地に身を置けば楽しい発見なんでしょうね。(^^;