2023/3/7付ブログ記事「西東京バスの値上げ認可→2023/3/25実施」の続きです。
認可の翌日に、パブリックコメントの結果が公表されました。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCM1040&id=155220935&Mode=1
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000250017 (意見募集結果)
「収益性の低い路線は申請上限額での改定を、比較的安定して収益がある路線は同社が言う実施運賃での改定が望ましいと考えます」という意見に対し、西東京バス側の回答は「沿線住民の生活の足として日常利用が多い路線については上限運賃一杯までの改定ではなく、抑制した実施運賃での改定や家計への影響を考慮し、割引率の高い通学年度定期券の販売開始を検討する一方で、現在補助金を頂いている路線については、上限価格での改定により、収支改善を図って参ります」(いずれもカギカッコ内引用)とあります。
後者の典型的な例が武蔵五日市駅~数馬(檜原村の山奥)間で、
現行運賃:現金=960円、IC=954円
2023/3/25以降の運賃:現金=1120円、IC=1118円
となっており、ICカードの場合の値上げ率は17.2%にも及びます。
ただ、山梨県にまたがる路線については、この原則は当てはまらないようです。上記ブログで紹介したように奥多摩駅~丹波山村役場間の運賃の値上げ率は1%未満ですし(武蔵五日市駅~数馬間と逆転します)、奥多摩駅~小菅村役場間については何と「値下げ」になります。検索結果によれば、
現行運賃:現金=1000円、IC:996円
2023/3/25以降の運賃:現金:960円、IC:958円
となっています。