関連ブログ・・・2/4付「名塩道路の生瀬トンネルが貫通しました」
国道176号名塩道路で現在工事が行われている区間は、詳細な図面にある通り
1.生瀬駅付近~名塩木ノ元交差点間
2.名塩三丁目交差点付近~名塩さくら台交差点~中国道西宮山口JCTのやや東側(赤坂峠バス停付近)
です。
1.については生瀬トンネルのほか武庫川に張り出す部分(昨年9月24日のブログ「続:国道176号名塩道路の工事の近況」参照)など具体的に工事が進んでいます。
2.については、名塩さくら台交差点以東はそこそこ工事が進んでいるものの、西側で明確にわかるのは、ヘアピンカーブの下段沿いの一部だけです。以下のように国道176号と中国道の間で山を切り崩す工事は行われているものの、2月上旬時点では工事がストップしているようです。大型トラックが盛んに行きかう幹線道路にあるまじきヘアピンカーブ(1970年の道路構造令で一般的な道路では事実上新設が禁止されました)を回避するための重要な役割を担っているのですが。
このすぐ西側にある旧道に入り、枝分かれする中国道方向に向かう細道を進んでも、土木工事どころか、用地買収が行われた様子さえありません。振り向けば、向こうに国道176号の現道を走る大型トラックが見えます。
そうこうするうちに中国道の陸橋に出てしまいました。通行量がほぼないのは見ての通りです。
再び旧道に戻り、赤坂峠バス停までてくてくと歩きましたが、やがて名塩道路ができるはずの北側の丘は雑木林の里山のままです。
赤坂峠バス停から東側を見ても、やはり雑木林が広がるだけです。
ということで、「名塩道路 ヘアピンカーブ」で検索すると、2019年10月に行われた事業再評価の結果が出てきました。
https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/ippan/zigyohyoka/ol9a8v000001tgxm-att/no.4.pdf
9ページ目に、この区間の用地取得が未だ途上であることが明記されています。(2月に入ってから兵庫国道事務所に確認したところ、やはり未完了とのこと)
そして、11ページ目に、「この区間の地質が事前調査とは異なり割れ目がほとんど無い堅固な状態であることが判明し、工法の変更が必要となったため、事業費が39.2億円増えた」とあります。
未買収の土地があるということは、ヘアピンカーブの解消は当分先ですね・・・